村上春樹の小説を読んでいると、昔のアドベンチャーゲームを思い出す。
と、いうのも、最近出た『1Q84』でも、『ダンス・ダンス・ダンス』でも、
主人公の身にさまざまなとりとめのない出来事が起こる。
知り合いが殺されたり、異空間に迷いこんだり、この先進むべき道を示す
暗示的な場面に遭遇したり・・・。
ところが、物語終盤になると「出来事」がぱったりと起こらなくなる。
主人公は、物語の進行を求めて、あっちへこっちへ奔走するのだが、
なかなか「出来事」は起こらない。
主人公は、どうすれば物語が進行するか考える。
そして、的外れな行動をとったりしてしまうのだ。
主人公が微妙に「物語」を意識するのも村上春樹作品の特徴ではないだろうか。
通常、物語の主人公は、自分が"物語のなかにいる"ことに自覚はない。
だが、村上春樹作品の主人公は、どことなく"物語のなかにいることを自覚している"フシがある。
まぁ、それはさておき、話を戻す。
昔のアドベンチャーゲームと村上春樹作品のどこが似ているか、
1987年に発売されたファミコンゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』を紹介しつつ、
言及していくことにする。
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『オホーツクに消ゆ』では、プレイヤーは刑事となり殺人事件を捜査していくこととなる。
場面場面で、「ひと しらべろ」「ひとに きけ」などの捜査コマンドを選びながら、捜査をすすめていく。
システム的な話をすると、捜査していく上で"フラグを立てる"ことによって、
他の場面で話が進んだりするわけだ。
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プレイした人は大抵ここで詰まったんじゃないかと思われる、摩周湖。
女子大生二人組が観光しているのだが・・・
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捜査しているうちに、二人はいなくなる。
ここから、捜査がぱったり進展しなくなり、物語が進まなくなってしまうのである。
まさに、村上春樹状態。
どうやったら物語が進むんだと悩んだプレイヤーも多かったと思うが、
フタをあけてみれば、網走市内でトランプをすれば話が進むというオチ。
そんなん、わかるかー!
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と、いうのも、最近出た『1Q84』でも、『ダンス・ダンス・ダンス』でも、
主人公の身にさまざまなとりとめのない出来事が起こる。
知り合いが殺されたり、異空間に迷いこんだり、この先進むべき道を示す
暗示的な場面に遭遇したり・・・。
ところが、物語終盤になると「出来事」がぱったりと起こらなくなる。
主人公は、物語の進行を求めて、あっちへこっちへ奔走するのだが、
なかなか「出来事」は起こらない。
主人公は、どうすれば物語が進行するか考える。
そして、的外れな行動をとったりしてしまうのだ。
主人公が微妙に「物語」を意識するのも村上春樹作品の特徴ではないだろうか。
通常、物語の主人公は、自分が"物語のなかにいる"ことに自覚はない。
だが、村上春樹作品の主人公は、どことなく"物語のなかにいることを自覚している"フシがある。
まぁ、それはさておき、話を戻す。
昔のアドベンチャーゲームと村上春樹作品のどこが似ているか、
1987年に発売されたファミコンゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』を紹介しつつ、
言及していくことにする。
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『オホーツクに消ゆ』では、プレイヤーは刑事となり殺人事件を捜査していくこととなる。
場面場面で、「ひと しらべろ」「ひとに きけ」などの捜査コマンドを選びながら、捜査をすすめていく。
システム的な話をすると、捜査していく上で"フラグを立てる"ことによって、
他の場面で話が進んだりするわけだ。
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プレイした人は大抵ここで詰まったんじゃないかと思われる、摩周湖。
女子大生二人組が観光しているのだが・・・
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捜査しているうちに、二人はいなくなる。
ここから、捜査がぱったり進展しなくなり、物語が進まなくなってしまうのである。
まさに、村上春樹状態。
どうやったら物語が進むんだと悩んだプレイヤーも多かったと思うが、
フタをあけてみれば、網走市内でトランプをすれば話が進むというオチ。
そんなん、わかるかー!
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