ウルトラジャンプ4月号にて、3号連続掲載【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】
の第一回が掲載されている。
これは【ジョジョの奇妙な冒険 第4部】の人気キャラクター「岸辺露伴」を主人公にした
作品なのだが、ジョジョ本編の設定と照らし合わせてみると、矛盾だらけの内容となっている。
以下、【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】の矛盾点を追ってみる。
まずは岸辺露伴の設定。27歳ということで、ジョジョ本編の設定にのっとると
この【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】は「2007年」が舞台ということになる。
「人を本にしてその人物の人生を読むことができる」能力を持っているということで
スタンド能力はジョジョ本編と同様のようだ。
岸辺露伴の昔語りという体で本編が開始する。
10年前の日本、露伴が17歳のときの思い出ということで、年代が10年さかのぼり、
「1997年」に舞台が移動。
「新人コンテスト投稿用のマンガ原稿を描くために」杜王町を訪れた、との記述で
いきなり「おや?」と思う。
「露伴がデビューしたのは16歳のときだったはずでは?」
つまり、17歳のこのとき露伴は既にデビューしていたはずである。
それなのに「新人コンテスト投稿用のマンガ原稿を描く」とはこれいかに?
その後の女性との会話で、やはり露伴はまだデビューしていないことがわかる。
ちいさな違和感が発生したまま、物語は進行する。
女性の携帯電話に着信が来る場面が。
ここでさらに「おや?」と引っかかる。
「1997年に折りたたみ式の携帯電話があったのか?」
ギリギリあったかもしれないが、それほど普及していなかった頃ではないか。
折りたたみ式携帯電話が世間に浸透し始めるのは1999年、2000年頃だったはずである。
ジョジョ本編第4部(1999年)でも吉良の父親が使っている携帯電話は折りたたみ式ではない。
さらに矛盾は現われる。
「17歳時点の露伴がスタンド能力を使用している!?」
ジョジョ本編では露伴がスタンド能力に覚醒したのは20歳の頃のはずなのにこれでは矛盾している。
(まぁ、露伴本人の証言だったので嘘をついていた可能性はあるが・・・)
さらにさらに、ジョジョ本編との決定的矛盾点があらわれる。
露伴の回想が終わり、物語は「2007年」(露伴27歳)に戻ってくる。
そこには、学生服を着た仗助・康一・億泰の姿があるではないか!!
ジョジョ本編の設定にのっとれば、この時点で三人は23、4歳のはずである。
まさか学生服好きのいい大人三人組というわけではあるまい。
これは決定的な矛盾である。
露伴はこのときの三人との会話で10年前を思い出し、ルーヴル美術館へ行くことを
決意するのだが、だいたいこの時期露伴は破産していたはずでは??
これらの矛盾点を一気に解決する結論はひとつしかない。
それは、【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】の舞台が、ジョジョ本編第6部のプッチ神父の
「メイドインヘブン」の能力によって一巡したあとの世界だということである。
こう考えればすべての矛盾が解消する。
一巡後の世界では、仗助・康一・億泰の高校生時代が、必ずしも1999年ではないとする。
また、露伴がスタンド能力を獲得したのが必ずしも20歳のときではないとする。
仮に今回の「ルーヴル」の露伴27歳時点を「2010年」とすると、
露伴の10年前の回想は2000年。折りたたみ式携帯電話を持つ女性の矛盾はここで解消。
露伴がスタンド能力に覚醒したのを17歳以前とすると、スタンド能力を持っている矛盾も解消。
そして、2010年。
一巡した世界では2010年に仗助・康一・億泰が高校生。
そして、なんらかの理由で27歳の露伴と知り合ったとすると最大の矛盾も解消である。
いずれにせよ、この【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】は現在進行形の作品のため
ここでとやかく言っても仕方がないのかもしれない。
今後、あと二回の掲載があるので要注目だ。
次回、いよいよ露伴がルーヴル美術館を訪れる!
◆関連記事◆
【ジョジョ】岸辺露伴の物語を追う
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の第一回が掲載されている。
これは【ジョジョの奇妙な冒険 第4部】の人気キャラクター「岸辺露伴」を主人公にした
作品なのだが、ジョジョ本編の設定と照らし合わせてみると、矛盾だらけの内容となっている。
以下、【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】の矛盾点を追ってみる。
まずは岸辺露伴の設定。27歳ということで、ジョジョ本編の設定にのっとると
この【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】は「2007年」が舞台ということになる。
「人を本にしてその人物の人生を読むことができる」能力を持っているということで
スタンド能力はジョジョ本編と同様のようだ。
岸辺露伴の昔語りという体で本編が開始する。
10年前の日本、露伴が17歳のときの思い出ということで、年代が10年さかのぼり、
「1997年」に舞台が移動。
「新人コンテスト投稿用のマンガ原稿を描くために」杜王町を訪れた、との記述で
いきなり「おや?」と思う。
「露伴がデビューしたのは16歳のときだったはずでは?」
つまり、17歳のこのとき露伴は既にデビューしていたはずである。
それなのに「新人コンテスト投稿用のマンガ原稿を描く」とはこれいかに?
その後の女性との会話で、やはり露伴はまだデビューしていないことがわかる。
ちいさな違和感が発生したまま、物語は進行する。
女性の携帯電話に着信が来る場面が。
ここでさらに「おや?」と引っかかる。
「1997年に折りたたみ式の携帯電話があったのか?」
ギリギリあったかもしれないが、それほど普及していなかった頃ではないか。
折りたたみ式携帯電話が世間に浸透し始めるのは1999年、2000年頃だったはずである。
ジョジョ本編第4部(1999年)でも吉良の父親が使っている携帯電話は折りたたみ式ではない。
さらに矛盾は現われる。
「17歳時点の露伴がスタンド能力を使用している!?」
ジョジョ本編では露伴がスタンド能力に覚醒したのは20歳の頃のはずなのにこれでは矛盾している。
(まぁ、露伴本人の証言だったので嘘をついていた可能性はあるが・・・)
さらにさらに、ジョジョ本編との決定的矛盾点があらわれる。
露伴の回想が終わり、物語は「2007年」(露伴27歳)に戻ってくる。
そこには、学生服を着た仗助・康一・億泰の姿があるではないか!!
ジョジョ本編の設定にのっとれば、この時点で三人は23、4歳のはずである。
まさか学生服好きのいい大人三人組というわけではあるまい。
これは決定的な矛盾である。
露伴はこのときの三人との会話で10年前を思い出し、ルーヴル美術館へ行くことを
決意するのだが、だいたいこの時期露伴は破産していたはずでは??
これらの矛盾点を一気に解決する結論はひとつしかない。
それは、【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】の舞台が、ジョジョ本編第6部のプッチ神父の
「メイドインヘブン」の能力によって一巡したあとの世界だということである。
こう考えればすべての矛盾が解消する。
一巡後の世界では、仗助・康一・億泰の高校生時代が、必ずしも1999年ではないとする。
また、露伴がスタンド能力を獲得したのが必ずしも20歳のときではないとする。
仮に今回の「ルーヴル」の露伴27歳時点を「2010年」とすると、
露伴の10年前の回想は2000年。折りたたみ式携帯電話を持つ女性の矛盾はここで解消。
露伴がスタンド能力に覚醒したのを17歳以前とすると、スタンド能力を持っている矛盾も解消。
そして、2010年。
一巡した世界では2010年に仗助・康一・億泰が高校生。
そして、なんらかの理由で27歳の露伴と知り合ったとすると最大の矛盾も解消である。
いずれにせよ、この【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】は現在進行形の作品のため
ここでとやかく言っても仕方がないのかもしれない。
今後、あと二回の掲載があるので要注目だ。
次回、いよいよ露伴がルーヴル美術館を訪れる!
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コメントありがとうございます。
矛盾点をつらつら挙げてみましたが、
荒木先生の場合、自分でつくった設定を忘れてることが
結構あるので、今回も二巡目の世界とか全然関係なくて
ただ設定忘れてただけ、ってことかもしれませんねぇ。
すべてメイド・イン・ヘヴンで解決できてしまいますねw
それ以外の矛盾点もすべて^^;
進みすぎた時間をリセットして物語を新たに展開できますからねぇ。
サザエさん時空については別の記事であれこれ書いてます。
当時の携帯は子機みたいでしたね。
今思うと信じられないです・・・。
「この設定はルーブル用の設定で本編の設定とは違います」
的なコメントが荒木先生からあったようで
この矛盾はわざとやってたようです
そんな言って今まで何回騙されたよ!?
あの作者の言ってることを
真に受けんほうがいいぜ。
一巡後とか言っておきながら、
どーせまた話をひっくり返すに決まってる。
荒木はいつもそうだって。
ドラマや漫画の演出で、深い意味は無い。
ってかあのエピソードの着目点は、そんな点ではないと思います。