
前回の続き
ルクレチアの滅亡

魔王オディオとなったオルステッドはまず、最初は勇者ともてはやしておきながら、
一変してオルステッドを魔王だと罵倒した自分勝手なルクレチア王国の人々を皆殺しにする。

ルクレチアからは人が消え、城にも町にも魔物がはびこる世界と化した。
これにより、オルステッドの復讐は成った。
しかし、オルステッドの人間への憎しみはこれでとどまらない。
ルクレチアを滅ぼしたオルステッドは、次に別の時代に目を向ける。
七つの石像

魔王山の最深部に置かれた七つの石像。
それは、「オディオ」の名を冠した魔王の化身たちであった。
「オディオ」とは「憎しみ」の意味を持つ言葉である。
魔王オディオとなったオルステッドは、憎しみの力をこの石像を介して、
あらゆる時代に干渉することができる。
オディオの化身たちはそれぞれの時代で、その時代の勇者たちによって倒されていたが
オルステッドは憎しみの力を持って、今一度その歴史を書きなおす!
敗者ゆえ悪とされてしまった、オディオたちの復讐劇が幕を開けるのである。

人間がまだ言葉を持たなかった太古の時代。
大地の支配者は恐竜であった。
しかし、オディオサウルスの「おーでぃーおー」は原始人・ポゴたち一行と交戦し、
敗れ去ってしまった。
オルステッドはおーでぃーおーが敗れなければ、人間は蔓延らなかったとし、
憎しみの力を太古の時代へと送る!

オディオサウルス VS ポゴたち原始人の勝負の結果は・・・!?

オディオサウルスの勝利となった!
オルステッドは、「これで正しい歴史が創られる・・・」と笑った。

続いて、オルステッドは動乱の時代に目を向ける。
幕末の日本において、魔の力に魂を売って国を乗っ取ろうとした尾手院王(おでいおう)は
炎魔忍軍の忍び・おぼろ丸にその野望を打ち砕かれていた。
オルステッドは、乱世において未来を築くのは魔の力に魂を売ってまで己の道を信ずるもので
あるべきだとして、尾手に力を送りこむ!

尾手院王 VS おぼろ丸 の勝負!

勝利は、魔の力に憎しみの力が加わった尾手院王の勝利となる。
これにより、日本の動乱の世はまだまだ続くことになるだろう。

オディワン・リーは中国の拳法集団「義破門団」の師範代である。
「力」こそがすべてとして、弱者を虐げる義破門団はしかし、
「心」こそが第一とする「心山拳」の伝承者に敗北を喫することになる。
オルステッドは、勝利すべきは「心」などという形のないものではなく、
すべてを捨てて「力」を追求するものだとする。

心山拳奥義・旋牙連山拳を前に、オディワン・リーは・・・

見事に勝利する!
「そう、勝つべきはお前なのだ・・・」
オルステッドも素直にリーを称賛した。

平穏な現代の日本において、戦いの道を選び最強の座についたオディ・オブライトは
一度は最強の座についたものの、挑戦者・高原日勝によって打ち負かされ、
最強の座から引きずり降ろされていた。
オルステッドは、オブライトに再戦の機会を与え、敗れたのは時の運にすぎなかったことを
証明するように焚きつける!

戦った相手の技を自分のものにできる高原を相手に、オブライトの拳がうなる。

勝ったのはオブライト。
見事、最強の座に返り咲いたのだった!

宇宙船コギトエルゴスム号のメインコンピュータに搭載された人工知能「OD-10」の役割は
船内の調和を維持することだった。
しかし、乗組員たちのいざこざによって船内の調和は乱れる一方である。
OD-10は人間を船内の調和の妨げとなるものとし、排除しようとしたが、
人間の手によって創られたロボット・キューブに敗北してしまったのである。
オルステッドは、OD-10を人間の勝手な都合で創られ、消去された存在であると同情し、
今一度再戦の機会を与える。

キューブとの電脳戦争が再び始まる!

OD-10の勝利により、船内の調和は維持されるのだった。
オルステッドは「よくやったぞ」と褒めた。

アメリカ独立戦争で死んでいった者の魂が馬に宿り、邪悪な人の形となって現れた「O・ディオ」は
西部の無法の地において、伝説の保安官・サンダウンキッドの銃の前に敗北した。
しかし、オルステッドはディオに宿った魂たちに語りかける。
「お前達の願いを阻む権利を持つ者などいない!無法の世にその手で歴史を創るのだ!」

ディオのガトリングが再び火を放つ!

西部の無法地帯は、兵士の魂たちの楽園と化すのだった。
オルステッドは「これでいい・・・」とつぶやく。

御出居(おでお)は、近未来の東京において狂科学者たちが2000人の人間を液体化したものに
降臨した神のような存在である。
御出居はインコ型の大仏に降臨し立ち上がるが、古代バビロニアの魔神といわれる「ブリキ大王」を操る
アキラによって消滅させられてしまった。
オルステッドは、液体人間化によって人と人との同化を目指した御出居に対し、
目指すべきものは同化などではない、破壊だと諭す。
「破壊をもって汚れた人間のうごめく世を・・・浄化するのだ!」

御出居が降臨したインコ型の大仏が動き出す!

古代バビロニアの魔神・ブリキ大王はその強大な力の前に沈み、
世界は御出居に蹂躙されることとなる・・・。
憎しみの果て
「思い知ったか・・・ 幻想にとらわれた人間どもよ! 我々こそが・・・真の勝者なのだ!」

場所も時代をも超えて行われた、オルステッドの人間たちへの復讐は終わった。
オルステッドを傷つける者たちはもうどこにも存在しないのである。

誰もいなくなったルクレチアの地をひとり歩くオルステッド。
アリシアとのわずかな思い出を刻んだ城のテラスでたたずみながら思う。
本当にこれでよかったのか? と。
その答えは、誰も返してはくれない・・・。

次回、オルステッドの物語もうひとつの結末を追う。
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魔王オディオとなったオルステッドはまず、最初は勇者ともてはやしておきながら、
一変してオルステッドを魔王だと罵倒した自分勝手なルクレチア王国の人々を皆殺しにする。

ルクレチアからは人が消え、城にも町にも魔物がはびこる世界と化した。
これにより、オルステッドの復讐は成った。
しかし、オルステッドの人間への憎しみはこれでとどまらない。
ルクレチアを滅ぼしたオルステッドは、次に別の時代に目を向ける。


魔王山の最深部に置かれた七つの石像。
それは、「オディオ」の名を冠した魔王の化身たちであった。
「オディオ」とは「憎しみ」の意味を持つ言葉である。
魔王オディオとなったオルステッドは、憎しみの力をこの石像を介して、
あらゆる時代に干渉することができる。
オディオの化身たちはそれぞれの時代で、その時代の勇者たちによって倒されていたが
オルステッドは憎しみの力を持って、今一度その歴史を書きなおす!
敗者ゆえ悪とされてしまった、オディオたちの復讐劇が幕を開けるのである。

人間がまだ言葉を持たなかった太古の時代。
大地の支配者は恐竜であった。
しかし、オディオサウルスの「おーでぃーおー」は原始人・ポゴたち一行と交戦し、
敗れ去ってしまった。
オルステッドはおーでぃーおーが敗れなければ、人間は蔓延らなかったとし、
憎しみの力を太古の時代へと送る!

オディオサウルス VS ポゴたち原始人の勝負の結果は・・・!?

オディオサウルスの勝利となった!
オルステッドは、「これで正しい歴史が創られる・・・」と笑った。

続いて、オルステッドは動乱の時代に目を向ける。
幕末の日本において、魔の力に魂を売って国を乗っ取ろうとした尾手院王(おでいおう)は
炎魔忍軍の忍び・おぼろ丸にその野望を打ち砕かれていた。
オルステッドは、乱世において未来を築くのは魔の力に魂を売ってまで己の道を信ずるもので
あるべきだとして、尾手に力を送りこむ!

尾手院王 VS おぼろ丸 の勝負!

勝利は、魔の力に憎しみの力が加わった尾手院王の勝利となる。
これにより、日本の動乱の世はまだまだ続くことになるだろう。

オディワン・リーは中国の拳法集団「義破門団」の師範代である。
「力」こそがすべてとして、弱者を虐げる義破門団はしかし、
「心」こそが第一とする「心山拳」の伝承者に敗北を喫することになる。
オルステッドは、勝利すべきは「心」などという形のないものではなく、
すべてを捨てて「力」を追求するものだとする。

心山拳奥義・旋牙連山拳を前に、オディワン・リーは・・・

見事に勝利する!
「そう、勝つべきはお前なのだ・・・」
オルステッドも素直にリーを称賛した。

平穏な現代の日本において、戦いの道を選び最強の座についたオディ・オブライトは
一度は最強の座についたものの、挑戦者・高原日勝によって打ち負かされ、
最強の座から引きずり降ろされていた。
オルステッドは、オブライトに再戦の機会を与え、敗れたのは時の運にすぎなかったことを
証明するように焚きつける!

戦った相手の技を自分のものにできる高原を相手に、オブライトの拳がうなる。

勝ったのはオブライト。
見事、最強の座に返り咲いたのだった!

宇宙船コギトエルゴスム号のメインコンピュータに搭載された人工知能「OD-10」の役割は
船内の調和を維持することだった。
しかし、乗組員たちのいざこざによって船内の調和は乱れる一方である。
OD-10は人間を船内の調和の妨げとなるものとし、排除しようとしたが、
人間の手によって創られたロボット・キューブに敗北してしまったのである。
オルステッドは、OD-10を人間の勝手な都合で創られ、消去された存在であると同情し、
今一度再戦の機会を与える。

キューブとの電脳戦争が再び始まる!

OD-10の勝利により、船内の調和は維持されるのだった。
オルステッドは「よくやったぞ」と褒めた。

アメリカ独立戦争で死んでいった者の魂が馬に宿り、邪悪な人の形となって現れた「O・ディオ」は
西部の無法の地において、伝説の保安官・サンダウンキッドの銃の前に敗北した。
しかし、オルステッドはディオに宿った魂たちに語りかける。
「お前達の願いを阻む権利を持つ者などいない!無法の世にその手で歴史を創るのだ!」

ディオのガトリングが再び火を放つ!

西部の無法地帯は、兵士の魂たちの楽園と化すのだった。
オルステッドは「これでいい・・・」とつぶやく。

御出居(おでお)は、近未来の東京において狂科学者たちが2000人の人間を液体化したものに
降臨した神のような存在である。
御出居はインコ型の大仏に降臨し立ち上がるが、古代バビロニアの魔神といわれる「ブリキ大王」を操る
アキラによって消滅させられてしまった。
オルステッドは、液体人間化によって人と人との同化を目指した御出居に対し、
目指すべきものは同化などではない、破壊だと諭す。
「破壊をもって汚れた人間のうごめく世を・・・浄化するのだ!」

御出居が降臨したインコ型の大仏が動き出す!

古代バビロニアの魔神・ブリキ大王はその強大な力の前に沈み、
世界は御出居に蹂躙されることとなる・・・。

「思い知ったか・・・ 幻想にとらわれた人間どもよ! 我々こそが・・・真の勝者なのだ!」

場所も時代をも超えて行われた、オルステッドの人間たちへの復讐は終わった。
オルステッドを傷つける者たちはもうどこにも存在しないのである。

誰もいなくなったルクレチアの地をひとり歩くオルステッド。
アリシアとのわずかな思い出を刻んだ城のテラスでたたずみながら思う。
本当にこれでよかったのか? と。
その答えは、誰も返してはくれない・・・。

次回、オルステッドの物語もうひとつの結末を追う。
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懐かしい作品ですね。
初めてプレイした時にはいわゆる「RPGの主人公」をしている
オルステッドが中心になって
各時代の主人公と旅をすると思ったら
全然違う結末となって驚きました。
スクウェア自体の名作ですよね。
次回の記事も楽しみにしています。
刻み込んだみたいですね。
もちろん、僕もトラウマを刻まれたひとりですが。
中にはオルステッドに自分の名前付けてた人もちらほらいたみたいで、
そ、そんな恐ろしいことを!
と思いました。