荒神社へと導かれて

2024-07-13 19:33:41 | 日記

先日の高野山へのドライブ。

予定では高野山から龍神スカイラインを通って

護摩山(ごまさん)スカイタワー

から、紀伊田辺市へと抜けるつもりでした。

ところが

高野山からごまさんスカイタワーへの途中で、

「立里(たてり)荒神社」の看板が目に入って、

急遽 予定変更して、

参拝することにしました。

私の暮らす地方では

『たてりさん』と呼ばれ知られています。

「縁のある方が病気になったので、

たてりさんへお百度参りに行った」、とよく聞きました。

場所がどこかは知らなくて、

何度も龍神スカイラインを通ったことがあるのに

この看板に気付いたことがありませんでした。

たまたま今回目に入ったというのは、

参拝しなさいというお導き(?)

 

その看板からスカイラインをおりて、

荒神社のある荒神岳へとかなりの勾配を

登って行きました。

ちなみに荒神岳は1260メートル。

カーブですが悪路ではありません。

荒神社の入り口>

荒神社からの眺め>

 

<本殿までの石段 『白木の大鳥居』が並ぶ>

 

こんなに石段が続くとは知らず、

途中アップアップしながら

へーへー・・・

ヘロヘロ・・・

戻るに戻れず、

登り始めたからには登りきるしかない!

夫と

二度とここに来ることはないかもね

と言いつつ、

なんとか登り切りました。

やれやれ~~

高齢者にはきつい・・・

でも

伏見稲荷のような赤い鳥居ではなく

木製の鳥居が並んでいるのも

落ち着いていて、

パワーを感じます。

多くの方々が深い祈りを込めて

建てられたんだろうと思います。

登り切ったら本殿。

<意外と本殿は小さいな、って感じ。>

 

ここまでの道のりに

意味があるんですよね。

 

たぶん昔の人はここまで

歩いて登って来たんだよね、

その信仰心に脱帽です。

私達のように山頂まで車で来て

わずかな石段に難儀してるなんて、

笑っちゃうね。

 

家内安全と

姉の病気平癒を祈ってきました。

 

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奈良県の西南端に位置する野迫川(のせがわ)村は、平均標高が700mの山村で、「天空の国」とも呼ばれています。

この野迫川村のほぼ中央にそびえる荒神岳(標高1260m)の山頂に鎮座するのが,火の神様として信仰されてきた立里荒神社(たてりこうじんしゃ)です。

弘法大師が高野山を開山する際に勧請したとされ、日本三荒神のひとつとして全国各地から信仰心の厚い人々が訪れてきました。参詣者は180基の鳥居をくぐりながら、急で長い階段を昇っていきます。

ようやくたどり着いた境内からの眺望は素晴らしく、特に雲海から昇る朝日の光景は絶景。雲海の景勝地としても知られてきました。

「神様がここまで引っ張り上げて下さった」と感謝する参詣者たちは、新たな力をいただいて、来た道を帰っていきます。

何もかもが便利になり、苦労を忘れてしまった現代。

荒神社は、一つひとつの歩みの大切さを私たちに教えているのかもしれません。

(美しき日本 奈良 野迫川村 荒神社より)

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