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インタビュー「We=MUKASHIBANASHI」:『レコメンダー』2022年1月号(12月11日発行)

2021-12-11 | レコメンダーInterview



フルタイムで働く会社員とアイドル。どちらも本業のパラレルワーク。これは、アイドルの新しいスタイルかもしれない。

フルタイムの会社員とアイドルのダブルワークを行う、SAKIさんとSHIGUMAさんにお話を伺いました。

──個性的なユニット名の由来やコンセプトを教えてください。
SAKI日本語でいうと“僕たち=昔話”で、昔話を子供心、青春の象徴と捉え、私たちユニットとして、青春を唄っていこうというコンセプトです。私たちの活動も昔話のように、10年後20年後30年後に、こういうアイドルが居てねって語り継いでもらえるようなユニットになっていきたいという思いです。

──楽曲を聞かせていただき、ハードでロックっぽい内容の歌詞だと思ったのですが、どのような気持ちで歌われていますか?
SAKI:「Purpose - 青春群像 -」の2サビの終わりの私が歌っているパートで、“何も終わらない何も何も”という歌詞があるんですけど、アイドルって何年かしたら卒業か解散が多くて。応援してくれるファンの皆さんも終わりがあるって感じていると思うんですが、私はどんな状況下であっても終わらせずに進めていきたい、終わらせたくないという気持ちで歌っています。「Re:Re:resistance」は、“君を支えた、唄になれたらいいけど” からはじまる歌詞があって、自分たちの歌がファンの方にとって支えになるような歌だったらいいなと思うんですけど、でもそんなのもどうでもよくてそんなことなんて気にしないで今全てを愛して、私たちのライブを見ている時はみなさんの時間が止まったらいいなというような気持ちで歌っています。永遠にこの時が続くようにって感じで。
SHIGUMA:私は一度、We=MUKASHIBANASHI(ウイバナ)をやめて再加入させてもらっているんです。その際、再度活動復帰できるかどうか私が悩んでいるときに、プロデューサーさんが「人生の中で何を選ぶかというのは自分の選択だけどウイバナを選んだら絶対にいい人生にする」と言ってくれたのがすごく心に刺さっていて。「Re:Re:resistance」は、ウイバナのライブを見てくれている人の時間を止めて、その時だけは嫌なことも忘れて、いい時間にしたいっていう想いで歌っています。曲の最後の“引き受けたい”という歌詞もそういう部分が伝わればいいな。「夢を見ようぜ-君との青春を忘れないように、」では、卒業してまた再加入した時に、新メンバーも加入して、新たなウイバナの時代のスタートを一緒に切らせていただいたっていうのが、まさしく時代を超えて夢を見させていただいてるんだなと、幸せを感じました。戻ってきて受け入れてくれたファンの方にも、「夢を見ようぜ」って伝われって思いながらライブ中歌っています。

──フルタイムで働く会社員とアイドルのダブルワークを始めるときに悩みや葛藤はありましたか?
SAKI:私は就職した後にアイドル活動をはじめたのですが、正直どうなんだろうとは思いました。世の中的には23、4歳で何やってんの、仕事しなよって呆れられちゃうこともあるのかなと思ったので、迷いはありましたね。ただアイドルをやりたいって気持ちがあったので、両立させる自信もちょっとあって。始めてみたら、会社の部長に「最初のライブの時はお客さんが全然いなかったのに1年後2年後のライブの時に何百人っていうお客さんが入っているのを見て涙が出た。続けるっていうすごく大変なことができるさきまる(SAKI)は、いつか仕事でも成果が出せるよ」と言ってもらえて。今もその方の下で働いているんですが、そういう恵まれた環境があるので続けられています。
SHIGUMA:私はさきまる(SAKI)さんとは逆で、アイドル活動をはじめた後に、就職して正社員になりました。両親を安心させるためにも、正社員にはならないといけないと思っていたので。ウイバナをはじめるって決まってから転職活動もしたのですが、アイドルはもちろん仕事も楽しいと思ってたのでどちらも続けたいと。なので迷いや葛藤はなかったですね。

──会社員を行いながらのアイドル活動は、お二人にとって「職業」ですか?どちらが本業?と考えたことはありますか?
SAKI:どちらも本業だと思っています。時間や気持ちの面でも半々、生きてる間、ずっとどちらかのことを考えていますね。
SHIGUMA:どっちも本業で職業だなと。両方とも100%の力で臨みたいと思っています。

──今の会社を選んだ理由を教えてください。
SAKI:大学時代のアルバイトの経験から、多くの人に対してサービスの魅力を伝える仕事がしたいという思いで、今のIT系の会社を受けました。今の会社だけを受けていたので、それで受かったのはラッキーでした(笑)。仕事に関しては、自分が売りたい勧めたいと思えるサービスか、ということを重要視していました。
SHIGUMA:アイドル活動に共感してくれる会社を選びました。今の会社の代表がダイバーシティを大切にされている方で。面接の時、金髪で行ったんですけど、ちゃんと話を聞いて夢を応援したいと仰っていただけて、絶対ここに入社したいって思いました。

──お忙しいと思うのですが、どんなスケジュールですか?
SAKI:会社は、出社とリモートがあります。リモートのときは、業務開始時間までに起きて準備をして仕事をします。リモートだとすっぴんだったりするんですけど(笑)。アイドル活動がある日はフレックスタイム制度で早めに業務開始して早めに終わって、その後にライブ、レコーディング、レッスンとかに行きます。そして、家に帰ってきてから、5年近く続けている配信を毎日行っています。
SHIGUMA:今何日?
SAKI:もう今1550日とかですかね。もう日課になっているので、配信をしてからお風呂とかスキンケアとか家事とかして寝てまた次の日の仕事って感じです。
SHIGUMA:私は、基本出社が9時で退社が18時なんですけど、仕事の量に合わせて残業があったり、早めに帰ったりもします。ライブがある日も18時まで仕事をしています。ライブは基本1時間前に会場入りなんですが、30分前とかになっちゃったりもします。ただ、そういうときもメンバーが全然嫌な顔せず、セトリや立ち位置や移動を効率よく教えてくれるので、支えられています。


──メンタル的に辛い時とかはありますか?
SHIGUMA:私はすごくあります。やることが大量だと爆発しがちなので色んな人に支えてもらって乗り越えていますし、これからも乗り越えていければと思ってます。Twitterでアイドルの子はおはようツイートとかを自撮りつけて投稿したりするんですけど、私寝坊しちゃうからできない、ってさきまるさんに言ったら「起きたとか、むくり、とかだけでもいいんじゃない?」って言ってもらって。その時に自分のできる範囲でやっていこうって思いましたね。


──アイドル活動が仕事に、仕事がアイドル活動に影響を与えていますか?
SAKI:結構あると思ってます。アイドルは少人数チームで動くので、お客さんのことも、自分たちのステージのことも、どこまで自分が責任を持てるか、当事者意識を持ってやれるかが大事だと思っています。仕事では与えられた仕事だけやってたら事業の発展の役には立てない、こちらもどこまで自分が当事者意識を持ってやれるかは、、アイドルと同じだと思う部分が多いです。あとはタスクが多くなった時には会社で培った能力がアイドル業で活かされてたり。またアイドルでは、毎回のライブで“初めまして”の方も多くいるので、初対面の方とのコミュニケーションは、仕事に活かされている、と思います。
SHIGUMA:私はプロデューサーやさきまるさんから学ぶことが多くて。最近もタスク管理ってところで悩んでたんですけど、プロデューサーさんに最強のタスク管理法を教えてもらってからそれを実践しています。頼れる人に相談できて、アドバイスをもらえるだけでも心が落ち着きますし、またそれを仕事に活かせるのがありがたいですね。

──ダブルワークをしてでもアイドル活動をする魅力はなんですか?
SAKI:元々ミュージカルをやっていたのですが、舞台女優として生きていくのは難しいと思って大学生のときに一度諦めました。その後は、普通の学生として生活して就活して、今の会社に入ったのですが、もう一度挑戦したいって思いがあったのと、アイドルは舞台女優と違って、自分のままでいられる、そしてそれがどんな自分でもよいというのが、どんな自分でも誰かにとってプラスになれるかもしれない、原動力になれるかもしれないという可能性を感じたことです。ダブルワークでいうと、ミュージカルや舞台は、1ヶ月前から稽古があって、社会人と両立するのは難しい。アイドルは、ユニットによりますが、少人数で練習する時間を合わせるので両立しやすいと気付きました。ただ、一番は自分のままでいられることですね。
SHIGUMA:私は、今とは違うアイドルユニットだったときに、さきまるさんと共演したことがあったんです。そのユニットを辞めてテレビ番組のADになったときに再びお会いして、声をかけていただいて、「ステージに立つべき人だよ」みたいなことを言ってくださって、それが嬉しくてもう一度始めました。そして、私はウイバナを一度離れた時期に、すごく寂しいなと感じてしまって。応援してくれる人と定期的に会うってこと、ライブで会ってみんなで盛り上がることが、自分にとってどんなに大切か改めて気づいたんです。私の中に幸せのグラフがあるとしたら、8~9割がアイドルだったのかなって。そして、私がアイドルをすることで、誰かが喜んでくれることもとても魅力です。

──アイドルとして、会社員として、達成したいことを教えてください。
SAKI:アイドルとしてはロックフェスに出ることが目標です。最近大きめのアイドルフェスに出させていただけるようになってきたので、業界からもアイドルシーンの中からも認められて、ウイバナって熱いライブするからロックフェス出てほしいと言ってもらうのが今一番達成したいことです。
SHIGUMA:さきまるさんと一緒です。アイドルとしても人気になりたいですし、そこを超えたグループにもなりたくて。私自身、ウイバナがすごく好きなので、もっと多くの人に見てもらいたいって思ってます。そのためには、私も、アイドル業界だけじゃなくてもっと大きな場所にステップアップしてウイバナの輪を広げられたらいいな、と思っています

──副業や複業をされる方が増えていますが、実際にダブルワークをされているお二人は、仕事についてどんな風に考えていますか?
SAKI:どちらかを選ばきゃいけない場面はあると思うのですが、私は両方やってもいいんじゃない?って思っていて、「両方選ぶのはダメなことじゃなかった、良かったことだ」ということを証明するために今、頑張っています。失敗や成功って、成功する前に諦めたら、失敗になってしまいます。何かしら成功するまで続けたら失敗にはならないので、強い意志があればどんどんやってみたいと思っています。
SHIGUMA:2つの仕事をしながら、「できないじゃなくて、できる方法を考えて見つけ出す」ということを教えられています。誰かに頼ったり、新たな方法を考えたりして諦めないことが大事だと思っています。夢を諦めて、安定した仕事に就く生き方もあると思いますが、私は会社員という場所を持ちながらアイドルを続けるという道を選びました。大変なこともあるけれど、できないって決めつけず、できる方法を考える。考えることも楽しいですし、いけそうだなって解決策が見えてくるのがすごく楽しいんです。
SAKI:これからはどちらか1つに決めてしまわないことが、もっと受け入れられる時代になっていくといいなと思います。

Profile
2019年4月29日、ワンマンライブでデビュー。昔話を童心の象徴と捉え、「終わらない、青春。」をタグラインに少年性への執着を表現、昔話のように10年後そしてその先まで語り継がれるようなユニットになることを目指す。メンバーは、SAKI [さき・さきまる]、MAKI [まき・まきし]、SHIGUMA [しぐま]、YURIA [ゆりあ]の4名。2020年9月からは、175RのISAKICKがサウンドディレクターに就任。
Web Site https://webana.me/
Twitter  @We_BANA


Release Information
「夢を見ようぜ - 君との青春を忘れないように」
「踊ろうぜ - 君が生きたい青春はここにあるから」
NOW ON SALE
※単曲配信/サブスクリプションサービス・ダウンロードサービス

Live Information
TOKYO IDOL PROJECT × @JAM  NewYear Premium Party 2022
2022.1.2 - 1.3 @東京 お台場・青海周辺エリア・Zepp DiverCity(TOKYO)・フジテレビ関連施設ほか
※詳細・最新情報は公式Web Site・公式Twitterをご覧ください。


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インタビュー「まなみのりさ」:『レコメンダー』2021年8月号(7月31日発行)

2021-07-31 | レコメンダーInterview



14周年、メンバー全員が30歳を迎える3人が、ファンと一緒に作った1枚。新たな場所へ“逃げ出す”『Elope』

──さっそくですが、8月8日に14周年を迎える想いをお聞かせください。
まなみ:周りの人たちに14周年すごいねって言ってもらうことが多いんですが、自分たちは人から言われて「あっ、そうなんだ!」って実感することが多いんです。14年間、同じメンバーで活動できているのは、環境やメンバーに感謝ですね。同じように活動していた人たちが辞めていったり、別の道を選んでいったりするのをたくさん見てきたので、そういう人たちの分も私たちはまだまだ駆け抜けるぞ、という気持ちです。気張らずに自分たちらしく15年目も歩んでいきたいです。

──14年間、同じメンバーでの活動してきた3人ですが、お互いどんな存在ですか?
まなみ:みのちゃんは、リーダーということもありますし、いざっていうときにまなみのりさを引っ張ってくれる力がすごくて、私たちが「どうしよう」ってなったときに、最初に一歩踏み出してくれる人です。一緒に活動しているんですけど、いつも一歩先をきょどりながらも歩いてくれるイメージです。りさは、やっぱりムードですね。ほんわかしたムードを作ってくれます。そして、一歩下がって全体を客観的に見てくれてる部分があるなと思いますね。一番落ち着いていてしっかり物事を見ている。そういう冷静さは大事だと思っているので、「どうしよ、どうしよ」ってなったときにも大丈夫って落ち着かせてくれるのがりさですね。

みのり:まなさんは振り付けを担当してくれているんですが、ダンスは私たちの強みでもあるし、その振り付けをメンバー自身がやってるっていうのはすごく大きいと思っています。振り付けするなかで、いろいろ悩みや葛藤があると思うんですけど、それを出さない、出さないけど実はめちゃくちゃ頑張ってるのがまなみです。そして、意外と真面目な話ができる。まなみのりさについての何か悩んだときに、話をする人ですね。りさは、ふわっとしていているように見えるんですけど、一番我慢強い気がしています。いろいろ我慢してることがあると思うけど、それを表に出さないです。私が結構出しちゃうからすごいと思うところです。そして、まなみのりさの中で一番アイドルなんですよ。私たちあまりアイドルっぽい感じがないグループなんですが、唯一りさがアイドルっていうのを守ってくれてる、そんな存在ですね。私はリーダーだけどひとりで悩んじゃうときに、2人が支えてくれているからリーダーでいられるというのもあるんです。とてもバランスの良い3人だと思ってます。

りさ:まなみは、同じ歳っていうこともあってほんとにちっちゃい頃から、一番ずっと一緒にいた存在なんです。そんな中でお互い切磋琢磨しながらここまでこれたなぁって思います。振り付けもそうなんですけど、発想力があるなと思っていて、まさかの発想をポンってだしてくれて、まなみのりさにスパイス加えてくれるのがまなみですね。そして、根が真面目だと思うんです。いろいろしっかり考える、考える、考えるけど、結局ポジティブなので周りを明るくしてくれてます。みのちゃんは、リーダーで一個上っていうこともあるのか、私の中では頼れる存在だなっていうのが一番印象にあります。例えば、まなみのりさで悩んで3人で話し合ってもなかなか決断が出ないときに、これだって決めてくれるのはみのちゃんだったりするし、3人でも話し合うけど、結局みのちゃんが一歩先を行って私たちもついていく。だから、悩んだときには助けたいと思う、思える人柄だなっていうのがすごく強いです。

──ファンクラブ開設・クラウドファンディング実施のきっかけは何でしょうか?
みのり:ファンクラブは今年に入ってから開設したんですけど、コロナ禍というこの状況が結構大きくて、以前はライブを頻繁にやって、特典会でちゃんとファンの人と話せたりして、ファンの人や応援してくれる人と触れ合う機会が当たり前にあったんです。それが急にできなくなっちゃって、その中で何かできないか?って考えて……、ライブに行けない人もたくさんいると思うんですよ。そういう人たちにもまなみのりさのことを常に感じてもらいたいなって思って、忘れてほしくないという思いもあって作りました。クラウドファンディングもそれと通じるところがあるんですけど、こういう時期だからこそ、応援してくれてるみんなと私たちで何か作りたいという思いがあったんです。リターンには支援してくれた方とコミュニケーションを……
まなみ:わかる!
みのり:取れたりするので、今までできなかったことを、今の時期だからこそできることがあると思って、クラファン(クラウドファンディング)をしました。

──クラウドファンディング開始15分で目標金額を達成しましたが、その時の心境を一言いうと。そして、そのときの気持ちを教えてください。
まなみ:「まじか!」。本当にその言葉が出たぐらい。みんなで言ったんですけど1番の衝撃がそのまんまだったので。でもそれぐらいの驚きでしたね。
みのり:「ほんまですか?」。CDのクラファンをやったことがなくて、クラファンに少し不安な部分も実際あって、どうなるかわかんないなって。そんな中でそれほど早く15分で目標を達成できるなんてまったく思ってなかったので。
りさ:「うそじゃろ!」。「えっ」って思ったし、信じられなかった。自分らも達成するなんて思わなくてびっくりしました。
みのり:支援してくれた方の人数を見て、今このような状況でも私たちのことを応援して期待してくれている人たちがたくさんいるんだ、ということが分かったのは、自分たちのやる気にも繋がるし、ありがたいなと思うし、だからこそ支援してくれたみなさんが「応援してよかった」と思えるようなアルバムを作りたいと思って、制作したので楽しみにしててほしいです。

──アルバム『Elope』はどんなアルバムですか? 
まなみ:Elopeは、“駆け落ち”という意味ど、一見あまり良いイメージではないですが、でもそういう意味ではなく“逃げ出してみる”みたいな思いを込めています。逃げ出すもマイナスイメージがあるかもしれないけど、それを私たちはプラスに表現したいと思っていて。真っ当な道を進むことも大事なことだと思うのですが、そこから一歩手を伸ばしてみたりとか、一歩進んで違う道を選んでみたりしたときに何が見えるのか? 失敗かもしれないし、崖から落ちるかもしれない。逆に成功、自分たちで良かったなと思えるかもしれない。何がある分からないけど、何もせずにまっすぐ行くよりも新たなことを知れるかもしれない。自分たちのパワーになるかもしれないという思いです。ですので、プラスなイメージをこのアルバムから感じてもらえたらいいなと思っています。いろんな曲があるんですけど一瞬聴くと少しマイナスな、なんていうのかな……抱え込んじゃったりとかそういうものもあると思うんです。だけど、その先を届けられるような一枚にしたいなと思っています。人によって届くものが全然違うと思うので、聴いた人たちがそれぞれに感じる『Elope』を届けられたらと思っています。全員30歳っていうのもあるので、本当に新たな挑戦という思いを込めています。


──ジャケット写真のポイントを教えてください。
りさ:ジャケ写は、3人が走っていく後ろ姿なんですけど、自分たちで目の前にある扉を開いてファンのみんなと一緒に駆け出していきたいという気持ちを込めています。

──収録曲のなかでそれぞれ一番好きな曲を教えてください。
まなみ:ジャズ調の「Escape」です。今までにない雰囲気で、それこそ挑戦だなと。私は振りをつけるから、また違ったものが作れると意欲が湧きました。
みのり:「愛してた」です。デモ音源がきた段階で全員一致でとても良いと思ったバラードです。ストーリー性のある恋愛を歌っていて、今年全員30歳になる私たちだからこそ歌える恋愛の深いところを歌っています。MVも今までのまなみのりさにない感じなんです。とにかく曲自体がとても良いっていうのと30歳っていうのが大きい、だから歌える曲ということで「愛してた」です。
りさ:「変わらなきゃ」。“変わらなきゃ 変わりはしない”っていうフレーズがたくさんあって、その通りだなって。自分が変わっていかないと何も変わらない。動き出さないと何一つ変わらないという自分への応援歌です。

──8月8日には、14周年記念ワンマンライブは、どんなライブになりますか?
みのり:はい。神田スクエアホールでやるんですけど、ホールのワンマンは2019年12月のヒューリックホール東京以来なんです。私たちまなみのりさのライブはホールで観てもらいたいなっていう気持ちが大きくて、会場も広いですし、ホールだからこそ見せられるまなみのりさがあると思っています。今回のアルバムの新曲6曲も披露するし、今までの曲もあるし、新しいアルバムの曲が入ることで今までと違うライブをホールで届けられるのではないかと思っています。今一番見てもらいたい私たちを届けられるライブにします。全員30歳になってのライブなので、記念すべき1日になります。

──今後の目標を教えてください。
りさ:ずばり、知ってもらってライブを見てもらうことです。14年活動してきて音楽やライブで伝えたい核みたいなものが、見つかったと感じています。今回のアルバム『Elope』にはいろんな曲があって、すべてがまなみのりさらしいねって言ってもらえる曲だと思うんです。世代によって刺さる曲は全然違うと思うので、いろんな人に聴いてもらって、好きになってもらって、その曲が聴きたいって思ってもらって、ライブに来てほしい。ライブでこそ伝えられるものが私たちはあるって思っているので、ぜひ生で見てほしいと思ってます。

──最後に“まなみのりさ”とは?
みのり:今までライブができるのは当たり前だと思って生活してたので、ライブの本数が少ないことが自分たち的にはソワソワするんです。いろいろ良くないことを考えてしまったりもあると思うんです。マイナスに考えちゃったりもあると思うけど、この状況に負けたくないなって私たちは思っていて。この状況だからこそ、まなみのりさの良さが伝えられるグループなんじゃないかなと思っています。15年目で……
まなみ:そうね。
りさ:うん。
みのり:「長いね」「すごいね」ってよく言われるけど……
まなみ:でも長いけぇこそ型にハマってないうちら。自分たちでもすごく思うんです。アイドルとはいえども、その枠にハマってないからこそのまなみのりさっていうジャンルとは言わないけど、スタイルを自分たちで見つけたと思っています。
みのり:「まなみのりさっていうグループ名からは想像がつかないような曲を歌ってるね」とよく言われるので、騙されたと思って聴いてみてほしい。
まなみ:たしかに。騙されましょ。
りさ:騙されましょ。
まなみ:それが言いたいです。

Profile
まなみ、みのり、りさによるアイドルユニット。2007年、広島で結成。現在は、東京と広島の2拠点で活動。アーティスト名はメンバーの「まなみ」「みのり」「りさ」を繋げたもの。3人から生まれるハーモニーは唯一無二。“アイドル”の概念にとらわれない等身大のパフォーマンスで、聴く者、観る者をまなみのりさの世界へ引き込む。
Web Sitehttps://www.manaminorisa-official.com

Release Information
アルバム『Elope』
※クラウドファンディング限定販売のため、CDの一般流通はなし。
※単曲配信/サブスクリプションサービス・ダウンロードサービス

Live Information
・まなみ Birthday Live 2021.8.7 @東京 duo MUSIC EXCHANGE
・14周年ワンマンライブ『Elope』 2021.8.8 @東京 KANDA SQUARE HALL
※詳細・最新情報は公式Web Siteをご確認ください。


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インタビュー「カイジュ―バイミー」:『レコメンダー』2021年8月号(7月31日発行)

2021-07-31 | レコメンダーInterview



プレデビューから正式デビューまで半年! “自分たちだけのことじゃない”に気づいた出来事と思い


──7月4日の正式デビューおめでとうございます。さっそくですが、MV撮影をされた「全力シルエット」への思いや撮影の様子を教えてください。
スタンド・バイ・エレナ(以下、エレナ):曲名の通り、全力でデビューする前の心情を表現した楽曲です。内に秘めた思いや、日頃思っていることを目の前にいる人に伝えるって難しいと思うんです。だから、それをパフォーマンスで伝えることができるのが「全力シルエット」だと思っていて、 “難しいこと期待されてもキミが思うほど器用じゃない、それでも走って、走って”分からない事だらけで、追いつくのに精一杯な今日ですけど、それでも止まらずに全力で走り続けるリアルな私たちそのものです。茨城の石切山脈で撮影したのですが、自然が多く岩場や砂浜、湖などがある開放的な場所で。皆さん優しく温かく迎えてくださってカイジューバイミーとして初めての撮影だったんですけど、学ぶことが多い貴重な経験でした。

スタンド・バイ・菜月(以下、菜月):撮影の日に制作の方たちと初めてお会いして1日中撮影をしたんです。その時、改めてもう自分たちだけのことではないって思えて。私たちと祐さん(プロデューサー)は半年一緒に過ごして、「全力シルエット」がどういう曲か分かっているつもりなんですけど、会ったばかりの制作の方たちが「全力シルエット」にピッタリな世界観を作ってくれたんです。その裏には、私たちが知らない努力がたくさんあったと思うし、一緒に走り回って撮影してくださって、大変なのにずっと笑顔で温かくて。素晴らしい方たちとMVを作って、それが公開されてもう自分だけの夢じゃないと気づきました。今まで自分よがりだったんで、恩返しではないですけど、形で返したい。この楽曲は今の私たちの人生みたいな曲です。最近は悩むこと、迷うこともよくあるんですけど、結局悩んでても意味なくて、考えてるだけじゃ何も起こらない。この曲は、とにかく「やれ!走れ!」みたいな曲です。

スタンド・バイ・ミーア(以下、ミーア):撮影中、メンバーとたくさん話す時間を持てたのが良かったです。「全力シルエット」は、私の人生で初めていただいた曲で思い入れがあって、初披露から約半年間ライブしてきて最初感じたことと違った感情が生まれてきて、自分の成長を気づかせてくれる楽曲だと思います。

スタンド・バイ・華希(以下、華希):「全力シルエット」ってメンバーそれぞれの心境とかグループらしさが一番表現されている曲だと個人的に思っていて。MVもひとつのものにとらわれず、可能性は無限にある事を観てる人にも伝えられたら嬉しいです。


──「全力シルエット」の好きな歌詞を教えてください。
エレナ:落ちサビ前の“この先 何が待つんだろう 後悔だけはしたくないな”から最後までです。この歌詞があるから次に繋がるし、私自身もラストにかけてとても感情移入してしまうほど気に入っている歌詞です。

菜月:“足掻いて 踠いて、それが何になる? 泣いて 痛くて 今はわかんないやって 言ったって何も始まらない やって 走って それがわかるまで”です。先に何かを期待している歌詞で、意味がある部分だなと思うからです。

ミーア:私もみんなが言うように最後のところと、“ぼんやり見えてでもまた消えた 未来はまだ掴めないシルエット”ですね。今の自分と重なる部分が多くて、その後の“どうなっても知らないからね”も好きで、どうなるかわからないけれど本気でぶつかっていくってカッコいいなと思い選びました。

華希:はい。1番は決められないです、すみません! でも、ステージに立った時の気持ちとか感情とかって毎回違くて、そこがライブに立っていて面白いところだなと思うんです。直近で良いなと思ったのは“期待してる”という歌詞で、期待をしたいし、している自分がいるからこそグッときました。


──ライブパフォーマンスの時にこだわっていることを教えてください。
華希:嘘をつかないこと!正直に居るっていうか、人って生きてたら嘘をつくこともあるし。それは良い嘘もあるし悪い嘘も存在するけど、ステージでは常にありのままでいたい。「今、最高だ!」と思えるその感覚を常に持っていたい。あとは、熱量ですよね。勢いとか、それが怒りでも感謝でもいいし、常に何かひとつ感情を置いておきたくて。この4人とも、こわいくらいに強い感情をひとつは持っているし、だからこそ熱量のあるライブができると思うし、これからもしていきたいです!


──メンバーそれぞれのキャラクターや特徴について教えてください。
エレナ:ミーアは、とにかく一生懸命で。何事にも立ち向かって、叩かれても踏まれても絶対に頑張る!強く生きる!という印象が1番強いです。ライブにもそういったミーアらしさがよくあらわれているなと思います。あと、分析が得意でいつも頭の回転が速くて助かっています。華希は、私にとってこんな子今までいたんだと思うくらい普段ハッとさせられることが多いです。そして、ものすごく素直だし温かい。幸せを呼ぶ子だなと。癒される存在でもあるけど自分の意見もしっかり言ってくれるし、新しい気づきをくれます。菜月は、未知の生物に遭遇したみたいな、すごく不思議な方です。カイジューバイミーのメンバーって今まで出会ったことのない感じの子ばかりで、いまグループとして皆で一緒にいれることがとても刺激的です。

菜月:ミーアは、印象悪いですね。認知能力が高くて憧れます。以上です。
──ミーアさんについて印象が悪いとありましたが、それは何か理由が?
菜月:理由ですか?それは、私の本能が。(一同笑い)。華希は、私たちは本当に対極的で、第一印象絶対に気が合わないと思っていました。だけど、活動していく上で絶対必要な人間だしお互いを高めあえる存在です。エレナは、おもしろいですね。最近色目を使って私に女をだしてくる。そんな感じです。メンバーみんなは私にはないもの持っていて、そこが魅力で、考え方も毎回一致する訳ではないのに毎度理解し合おうとしてくれます。

ミーア:エレナは、良い意味で自分にストイックだなと。自分に厳しいけれど、周りにはとても優しく天使みたいでいつもニコニコしていてすごい。菜月は、この人に出会って私生きるの楽になりました。印象が悪いとか言われたけど私は大好きだし、たまに心配になるけれど良い意味で人間こんなにルーズに生きていても過ごしていけるんだなと。受け入れてくれるメンバーがいるからこそ私も楽に生きようと思えます。華希は、どんなにマイナスな状況でも華希に会えば帰りにはハッピーになっています。これはマジです!(笑)。あと、自己分析力がすごくて自分の納得のいくまでパフォーマンスを永遠に詰めているイメージがあります。

華希:ミーアは、良くも悪くも空気をパッと一瞬で変えられる。やらなくきゃいけない、でも怖い、と私が思ってしまうときでもミーアが堂々としていてくれるのでそういうメンバーが近くに居ることが心強いです。私はミーアだ!という感じが彼女らしくて1番輝いていると思うのでそのままでいてほしいなと思います。エレナは、昔から一緒にいるんじゃないかってぐらいの安心感があって、波長の合い方をここ最近強く感じています。あとエレナは、最近殻が破れてきて好きで、一緒にもっと進化していきたいなと思います。菜月は、菜月も言ったように今まで時間を共にしたことがないようなタイプの性格で、自分をしっかり持っているから発言や生き方が人としてカッコいい。正反対だからこそ憧れる部分があるし、私にないものを持っているぶん尊敬が強いです。他のメンバーも言っていたように普通に過ごしていたら交わらない4人組だからこそ良さや強みの化学反応が面白いので、今後どんどん良い方向に変わっていくのが楽しみです。



──「全力シルエット」以外のオススメの楽曲とその理由を教えてください。
エレナ:「無人島カルテット」。バラバラな4人だけど皆ひとつになろうと、しがみつきながら、夢に対しても熱い気持ちでカイジューバイミーとしてひとつになろうっていうのが感じられる強い曲です。
菜月:私も「無人島カルテット」です。私がカッコイイ!
ミーア:「スタンドバイミー」ですね。パフォーマンスする時の感情によって、まったく違う楽曲に感じさせてくれます。
華希:「スタンドバイミー」かな! カイジューの曲って勢いとか尖ってるとか全面的に出しているんですけど「スタンドバイミー」をやる時は、4人の素の部分というか、誰しも持ってる温かいところが曲に凝縮されてると思って。


──カイジューバイミーの魅力を教えてください。
エレナ:カイジューバイミーの魅力は”熱意、感情、全力、衝動“の表れたパフォーマンスにあるなと。メンバー皆それぞれ違った良さがあるからこそ口論することが結構あるんです。個々それぞれの思いから、たまに見ている方向が違う時なども。でも、カイジューバイミーとしてステージに立った瞬間1つになる印象が強くあります。だからこそ誰一人欠けちゃいけない絶対的な存在だというのが1番です。エレナ・菜月・ミーア・華希の4人でグループとしているそれだけで魅力だなと思います!



──昨年12月のプレデビューから半年はどんな気持ちでしたか?
華希:早かったです、すごく。
エレナ:カイジューバイミーを待ってるものが何なのか、予想できないからワクワクしてました。
ミーア:自分ができてないことに向き合った時間ですね。
菜月:逃げたくなったし逃げたこともあるけど、気づけたこともあって、何もかもやってから7月4日を迎えたいと思ってました。

 

Profile
「見上げた空は青くなかった」をテーマに、2020年12月27日プレデビューした4人組ロックアイドルグループ。“SNSがひとつの居場所として存在し、きれいなものや羨むことばかりが目につきやすい世の中。しかし、その目に映るのは必ずしも綺麗なものばかりではなく、一人一人が見上げた空の色は必ずしも青いわけじゃない。そんな時代だからこそできる音楽を届けていきたい”という思いで、スタンド・バイ・エレナ、スタンド・バイ・菜月、スタンド・バイ・華希、スタンド・バイ・ミーアで活動中。

公式Twitter:https://twitter.com/kaiju_by_me
公式Blog:https://ameblo.jp/kaijyubyme

Release Information
「全力シルエット」 NOW ON SALE
単曲配信/ダウンロードサービス・サブスクリプションサービス


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インタビュー「Sean」:『レコメンダー』2021年8月号(7月31日発行)

2021-07-31 | レコメンダーInterview

“生きること”をテーマにクラファンで2曲制作。日本での活動を望むハーフシンガーソングライター。

──お父様がオーストラリア、お母様が日本のご出身とのことですが、幼少期はどんな音楽に触れてきましたか?
両親ともにThe Beatlesの大ファンで、車の中ではよくThe Beatlesが流れていました。当時はそんなに好きじゃなかったんですけど(笑)。日本のアーティストだとDREAMS COME TRUEや山下達郎、ユーミンなどがよく流れていましたね。

 
──楽曲を作る際にメロディと歌詞はどちらから創られますか? 日本語と英語が混ざった歌詞がありますがどのように考えていますか?
メロディから創る曲が7割、歌詞から創る曲が3割みたいな感じです。ほとんどの場合はメロディをピアノで先に打ち込んで、歌詞をはめていくことが多いです。初めに浮かんだ数単語から自分の思っていることや物語にリンクさせて歌詞を広げていく感じです。日本語と英語の混ざり方に関してはあまり深く考えてなくて、一番意識しているのは語感と語呂の良さで、メロディにして歌ったときに一番気持ちよく聴こえる言葉の選び方をしています。

──曲によってサポートメンバーを変えていると伺いました。どのような理由からでしょうか?
僕の中でサポートをお願いする方の条件みたいなものがあって、「個性を持っている人」がいいんですよね。その個性が曲にマッチしていれば尚良いので、曲によってカラーの合う方にお願いしています。もう一つの理由は、同じメンバーでやり続けるとどうしてもお互いに妥協や甘えが出てきてしまうと思っていて、常にフレッシュな気持ちで自分も刺激を受けながら成長していきたいので、毎回違った方を迎えています。

──では、今回クラウドファンディングをやろうと思ったきっかけを教えてください。
包み隠さずに話すと……第一に、一人で活動していく上での金銭的な壁が出てきてしまったことです。サポートの方々へのギャラも下げたくはないし、これ以上バイトを増やせば制作はできない。そこで、厚かましいお願いではありますがファンの方々に協力していただこうと思いました。あとは、そこまで応援してくださるファンの方々に、今の活動プラスアルファで何かをしたかったんです。それは今回リターンで作ったステッカーであったりデモ音源であったりするのですが、“曲を出す人、曲を聴く人”以上の関係になれればと思い、クラウドファンディングに踏み切りました。

──今回のクラウドファンディングで制作される2曲はそれぞれどのような曲ですか? 
1 曲目のタイトルは「世界は僕らをゆっくりと引きずりおろしていく」で、一度YouTubeにデモ音源を上げていた曲です。音の感じから話すと、ロックとかフュージョンに寄った感じになりました。僕は音の引き算ができないので、とにかく音を足しまくって、派手派手なアレンジに仕上がっています! 歌詞のテーマは“自分を大事に生きよう”です。生きるためには、自分の思いややりたい事を押し殺さなければいけないこともあり、それがクセや習慣になってしまうと生きる理由やモチベーションが消えていってしまうと思うんです。自分の周りで“働くため”じゃなくて“働かされるため”に生きてる人の姿を見て本当に悲しくなったし、どうしてもっと広く世界を見れないんだろうとも思いました。そして、制作資金のために死ぬほどバイトをしている時期に、自分も気持ちがリンクした瞬間があって曲を書こうと思いました。

2曲目は「君を見つけた」で、誰かと一緒に生きていく上でどうしても分かり合えないことや譲れない部分もあるけれど、それでも一緒に生きたいと思えた人に出会えた事実は素敵だよね、って言うテーマの曲です。この曲は最後の数秒まで生音が一切登場しないんです。エレクトロなビートで盛り上げ、最後に生楽器全員で爆発!みたいな感じです。僕はSigur Rosが大好きで、彼らが似たような事をしていてすごくクールだなと思ったので参考にしました。

──今回の楽曲のこだわりを教えてください。
とにかく音にこだわりました。バンドサウンドを栃木でエンジニアさんに録ってもらい、上物の生楽器たちは僕が東京でレコーディングしました。一度録ったものを持ち帰り編集し、一つひとつのパートのエフェクトや質感を事前にシミュレーションしました。結果が良ければ手段は問わないスタイルで、パートによってはボーカルさえデモ音源で使用した音源をそのまま使用したりしています。

──今後の目標を教えてください。
とにかく多くの人に曲を聴いて欲しいですし、存在を知って欲しいです! よく海外を視野にいれてるんでしょうと聞かれることがありますが、実は全然そんなことなくて、僕はやっぱりまずは母国である日本の皆さんに曲を知ってほしいし、メッセージを伝えていきたいです。活動が大きくなれば自動的に海外へとシフトしていくのは置いといて、100%言葉のニュアンスが伝わってバックボーンが近い人々にまずは認められたいです。グラストンベリー(イギリスの音楽フェス)よりも、全然紅白に出たい(笑)!


Profile
1999年生まれ。オーストラリア人の父と日本人の母を持つハーフシンガーソングライター。バンドの解散をきっかけに2021年からソロでの活動を開始。自身で楽曲の作詞作曲 / 全楽器のアレンジを担当。楽曲によって多彩なサポートミュージシャンを迎えている。活動開始から数ヶ月で「疲れた日の夜に-Hard Day's Night-」がMTVで取り上げられるなど注目を集めている。現在はSNS上でのみで活動。

Twitterhttps://twitter.com/se_an_jp
Instagramhttps://www.instagram.com/se__a__n/
YouTubehttps://youtube.com/c/SeanJapaneseSongwrite

Release Information
「世界は僕らをゆっくりと引きずりおろしていく」
「君を見つけた」
7月配信リリース予定
※単曲配信/サブスクリプションサービス


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インタビュー「mahocast」:『レコメンダー』2021年8月号(7月31日発行)

2021-07-31 | レコメンダーInterview

本格志向のライブ音楽配信に力を入れている
注目の最新プラットフォーム「mahocast」に取材しました


ーー設立した理由
「ミュージックカルチャーをもっと身近に!もっと楽しく!」をテーマに日本の素晴らしいアーティストや音楽を世界中どこにいても距離を超えて届けられるサービスを作りたいと思い、設立しました。

ーー名前の由来、意味
「”魔法”が広がるミュージック」というコンセプトから。様々なアーティストカラー、音楽ジャンルがmahocastを通じて世界中にどんどん広がっていくイメージを魔法に例えて名付けられました。

ーー社内イチ推しのサービスは「推しカメラ」
たとえばアイドルなどのグループで複数名出演する配信では、通常のネットチケット販売と同時に、出演者1名ずつにフォーカスした「推しカメラ」専用のネットチケットの販売も可能。コアなファンに向けたカメラアングルの演出は、配信ならではのライブの楽しみ方となっており、視聴者からも好評です。

ーー魅力・特色
ミュージックカルチャーに特化しているサービスだからこそ、アーティスト、ライブハウス、イベンターなどからの様々な要望に応えられるように選択肢が細やかで充実しています。ネットチケット、アーカイブチケット、スペシャルチケット、それぞれの有無や価格・販売期間の設定が自由。コメント、投げ銭、同時視聴者、累計PV数など、それぞれの表示・非表示が選択できます。コンテンツ制作にも力を入れており、各担当が責任を持ってバックアップすることで、高品質で満足度の高い配信を可能にしています。

ーーその他サービス
世界中に音楽配信ができる「ディストリビューションサービス」
複数の会場をつなぐ「オンラインサーキット機能」
グッズや有観客チケットも併用して販売できる「スペシャルチケット」
ファンクラブ会員などに展開できる「クーポンコード」

ーー利用者
プロのアーティスト、ライブハウス、イベンター

ーー提供する上で心がけていること
とにかくアーティストファーストであることです。デジタルなサービスであるからこそ、”血の通ったサービス”であるべきというスタンスを大事にしています。各担当が1人ひとりのアーティストとしっかり関係値を深めていきながらサポートしていくので、人間味のある温かいサービスという印象を持っていただけることが多く、口コミや紹介から利用される場合がほとんどです。

ーー今後の目標
日本のミュージックカルチャーを世界に広げていくことです。昨年より韓国とのコラボ企画などは積極的に行っており、配信サービスの可能性をもっともっと体験できるようなアイデアを社内では常に出し合っています。

Profile
mahocast(株式会社STONE.B)
音楽に特化した、アーティストとファンを繋ぐライブオンライン放送局。配信プラットフォームの提供だけでなく、企画や当日の撮影・機材提供も行い、アーティストをサポート。チケット販売、チャット、投げ銭、動画配信、アーカイブ販売、グッズ付きチケット販売のシステム等、ライブ配信に必要なすべての機能を完備している。独自開発した「mahocastオンライン同時視聴サービス」を運用し、おうちフェス、見放題、NIPPON CALLINGなどのサーキットイベントの配信プラットフォームとしても利用されている。

 

 


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アンケート「ライブ配信プラットフォーム」:『レコメンダー』2021年8月号(7月31日発行)

2021-07-31 | レコメンダーInterview

いま注目のライブ配信プラットフォームは!?
音楽好きな10〜20代の男女244名(都内近郊在住)にアンケート!

音楽好きな1020代の男女、レコメンダースタッフも所属する尚美ミュージックカレッジ専門学校の学内と学外を対象にアンケートを行いました。「よく利用するお気に入りのライブ配信プラットフォームは何ですか?」という質問に対し、244名の方に(3つまで選択可)、他にも、「イチオシライバー(配信者)」の質問には、任意で86名の方にお答えいただきました。

Q.よく利用するお気に入りのライブプラットフォームは?
グラフをご覧いただくと、有名なYouTubeInstagramだけでなく、ツイキャス、mahocastなど、新たなプラットフォームも注目を集めていることが分かります。この中でライブ配信のみに特化しているプラットフォームは、SHOWROOM17LIVELINELIVE、ツイキャス、mahocastTwitch、ミラティブ、ニコニコ生放送の8つです。Twitch、ミラティブはゲーム配信に、mahocastは音楽配信に特化しています。
このように、音楽やゲーム、雑談など、幅広いジャンルが揃っているものから、1つに特化したプラットフォームなど様々です。

Q.ライバー(配信者)経験はありますか?
ライバー(配信者)としての経験がある方は、計44名で全体の18%。この数字を見て、実際に活躍している方が身近にいらっしゃることに驚きました。また、視聴者だけでなく配信者として交流する方法もあり、配信の楽しみ方は1つではないことを改めて知りました。

Q.あなたのイチオシライバー(配信者)は?
「あなたのイチオシライバー」では、YouTuberに限らずテレビで活躍されている方から、TikTokerなど、あらゆるプラットフォームから選ばれています。上記に記載されている方々の他にもたくさんの名前があがりました。


1つのアクションで気軽に誰でもライバーになることができる現在。皆さんも、自分なりの楽しみ方を研究してみてはいかがでしょうか。無料で利用できるライブ配信プラットフォームばかりなので、ぜひお気に入りを見つけてみてください

動画配信プラットフォーム:作成した動画を不特定多数のユーザーが視聴できるよう配信できるシステム
ライバー:配信者


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