HIGHWAY61
インタビュー抜粋
――HIGHWAY61という名前の由来は?
堀井:ずっとアメリカのルーツミュージックに憧れていて。その音楽の発祥の地であるHIGHWAY61号線沿いの道の途中でいろんな文化が混ざり合ってロックン・ロールが生まれたという、その道をバンド名にいただこうと。当時、僕は、チンピラみたいなどうしようもないストリートキッズだったわけで、町のゴミみたいな僕たちと南部の黒人たちの境遇を勝手に重ねあわせて、きっと北部の都会に行けば栄光が待ってるはずだとHIGHWAY61号線をバスで走って行ったいう黒人たちの思い、それを重ね合わせてバンド名を決めました。
――アルバムについて
堀井:エンジニアさんの人柄というか、僕たちをいい環境でレコーディングさせてくれる、いいノリを作ってくれる彼の力がデカくて、その人が作り出す空気と、音。物理的にあるアメリカの南部の空気と、その人とそのスタジオが作り出す空気があって、両方の空気にすごく影響されて、その洗礼を受けたアルバムになってると思います。
感想
吉祥寺のカフェで、スタジオ練習の合間をぬって取材をさせていただきました。 HIGHWAY61のメンバーさんとは、以前にイベント制作や物販などのお手伝いをした時にお会いしていたので緊張はなく、楽しくまったりしたムードでお話できました。バンド結成までの生活、海外レコーディング、最新アルバムのことなど、ファンはもちろん、HIGHWAY61を知らない人でも楽しんでいただける内容になったと思います。質問は、自分の言いたいことがなかなかうまく表現できなくて、人に自分の思いを伝える難しさを実感し、アーティストが言いたいことを引き出してあげられるような言葉を持てる人になりたいなぁと思いました。直接アーティストの音楽に対しての想いを聞き、自分の意見を踏まえ記事に起こす。経験して改めて、インタビュアーを魅力的な仕事だなと感じました。