英国紳士の午後

メタルマンをこよなく愛すロックマン系管理人ブログ
メタルマンはメタルブレードで死ぬ

アイアンマン3 (2013)

2016年03月30日 00時03分14秒 | 映画レビュー
あのマーベル・シネマティック・ユニバース(以後MCU)でもかなりの人気のアイアンマンの映画、3作目だ。
MCUの今の人気は、アイアンマンの映画によるものである、と言っても過言ではないだろう。
MCUの1作めはインクレディブル・ハルクなのだが、これは見てる人少ないかも。
1作めは、アイアンマンの誕生!
2作めは、トニー・スタークに恨みを持つイワン・ヴァンコの開発したドローン達との戦い!
といった内容だった。

今日は、アイアンマン3についてレビューしたいと思う。
この映画のいいところはないです。

と書いていたが、実際いいところはない。
多くの人がそうであるようにMCUは、アイアンマンからハマった。
インクレディブルハルクも視聴していたが、外見的にあまりハルクには興味が出なかった。
アイアンマン1、2は見ててわくわくさせてくれる映画であるが3はいつまでたっても盛り上がらない映画だ。
yahoo映画などで評価を見ると、アイアンマン3のほうが点数が高くて今でも理解が出来ない。

アイアンマン3の予告は2012年の12月頃にインターネットで見た気がする。
あのアイアンマンの続編!ということで、予告が出るのを楽しみにしていたのだが予告はあんまり盛り上がらないように感じた。
トニーの家にヘリコプターからミサイルが発射されるシーンが予告であるのだが、違和感。
アイアンマンはメカ描写が楽しい映画であるが、そんな映画にヘリコプターからのミサイルはチープに感じたのだ。
そして今作の敵だと思われていたマンダリンの活躍するシーンもない。
敵とがっつり闘うシーンが予告ではほとんどなかった。
それが余計に盛り上がりを感じられなかったのだと思う。
なので、予告のシーンでなんとなく期待出来なかった。

また新しいスーツであるMK42のデザインも微妙だ。
試作段階であるためか、ゴールドの部分が多いデザインだったのだがあまりかっこいいとは思えなかった。

公開は2013年の5月ぐらいだったと記憶するが、封切り日に一人で見に行った。
期待と不安が入り混じった気持ちだった。

冒頭のシーンは2000年、昔の話から始まるのだが最初に変なラップが流れ始める。
アイアンマン2のようにACDCの"shoot the thrill"がノリノリで流れるようなシーンはない。
で、その科学者の会議みたいのでアルドリッチ・キリアンはトニーに約束をすっぽかされてしまう。
それが悔しくてトニーを見返すためにエクストリミスという新物質を作りだして、ヒューマントーチになってトニーに復讐!
という話だ。
復讐の動機付けが弱いと思うが、アイアンマン2のヴァンコフもトニーへの動機は不明瞭なためそこはしょうがないかもしれない。
が、今作の敵は非常にかっこ良くないし、思い入れが出来ない!

ヒーロー映画はヒーローをかっこ良く描くのは当然であるが、敵について描くのも非常に重要だと思う。
アイアンマン2では、
ヴァンコフが最初レース場でトニーを襲うが失敗し刑務所に収監される。
そこをジャスティン・ハマーに助けられ、ハマーの元でドローンを作りあげスタークエキスポを襲う。
最終的には自らスーツを着て、トニーと対峙する。
といったちゃんとした理由付けがあって彼自身のキャラクターの重みが増している。
途中で警備員を首吊にして殺しているシーンも印象的だ。
最後のウィップラッシュスーツはちょっと突然過ぎた気もするが・・・
そこだけがアイアンマン2の残念なシーンだね><

アイアンマン3では、
アルドリッチ・キリアンは、自分以外にもヒューマントーチをたくさんつくり出しました。
これでトニーをやっつけます。

と、非常に薄い。

しかもこのヒューマントーチ、めちゃめちゃ強い。
アイアンマンは、アベンジャーズで神であるソートと闘うシーンがあるが、この勝負はわりと拮抗していた。
まぁあのまま続けたらソーが勝つと思うが。
このヒューマントーチは、アイアンマンのスーツを軽く捻り潰すだけでなく、触るだけで倒すことも出来てしまう。
MCUの中でも最強の敵だ。
もしこいつらが相手では、今までの敵も全然勝てないと思う。

あとヒューマントーチって書いてるのは皮肉で書いているだけで、ヒューマントーチと違うことぐらいはわかっている。

冒頭からクソシーンだが、その後もあまり魅力的なシーンはない。
MK42の装着をテストするシーンで失敗。
科学好きの子供が出てくるが、家でコンセント借りるだけ。ってかどうやって充電してんだ。
アイアンマンはコンセントで充電出来るのかよ。
エクストリミスに手を握られるだけでぶっ倒れるアイアンパトリオット。
飛行機の中でわざわざ拳銃を撃つアイアンパトリオット。
マンダリンは、ただの役者でした。
最後の戦いで飛んできてこけてバラバラになるMK42。
最後はアイアンマンスーツの花火でおしゃれ!
ペッパーがヒューマントーチになって、キリアンを粉砕!
しかも手術で治りました!良かった!

また今作最大の見せ場であるアイアンレギオンの部分も非常に描写が薄い。
アイアンレギオンは、まぁMK42まであるわけだから多分MK8~41ぐらいまでいるんだとは思うがそれぞれの描写がほとんどない。
例えばワッパーだったらガレキをどかすシーンを入れるとか、それぞれのアーマーの特徴を活かしたシーンがない。
せいぜいイゴールは力持ち!っていうシーンがあるぐらいだ。
スケルトンがバラバラになって敵と闘うシーンもあるが、ほぼ一瞬だ。

いいシーンは、
ペッパーにアーマーを飛ばして着せる。
テレビの中継車の中でトニーのファンだというスタッフが出てくるがちょっとゲイっぽい。
それぐらいだろう、うわぁ、終わってる。

今作のトニーは、アベンジャーズの戦いでPTSDに悩まされているという設定で、それによってスーツをたくさん作ったらしい。
まぁそれはいいし、自分がアイアンマンだからスーツに頼らなくてよくなりました、っていうのもわからなくないがイマイチしっくりこない。

今作はMCUの中でも最悪の映画だと断言出来る。
次点は、俺的には1作めのソーだがこれもそんなにつまらないわけじゃない。
アイアンマン3に比べたら良作だ。

というかもう俺自身がこの映画にとらわれている。
この映画からそろそろ3年も経過するのに、未だに弟とアイアンマン3がいかにつまらないか、どうすれば良かった、の話を頻繁にしている。
トニーはPTSDが治ってよかったが、今度は俺がPTSDだ。

最後にもう一度書く、アイアンマン3は超クソ映画だ。
これ見るならまだヴィレッジの方が面白いと思う。
もし面白いと思う人がいたら徹底的に私にここが面白い!ってことを教えてほしい。
コメント
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