英国紳士の午後

メタルマンをこよなく愛すロックマン系管理人ブログ
メタルマンはメタルブレードで死ぬ

ジャスティス・リーグ(2017)

2017年12月17日 18時49分06秒 | 映画レビュー

ふと今日の日付を確認すると12月17日であった。
大晦日まであと2週間しかない。
まだ1ヶ月ぐらい12月が続くと思っていたが、もう今年も2週間で終わると思うと1年が早かったように思う。
ということを毎年、毎年書いていくのだろうと思う。

さて今回紹介する映画は、ジャスティス・リーグ(2017)だ。
この映画は、バットマンVスーパーマン(2016)の続編である。
バットマンVスーパーマンについては、このブログでも取り上げたがとにかく面白くない。
出て来るのはバットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンの3人である。
が、その3人の中でも単独映画があるのはスーパ-マンだけである。
バットマンはクリスチャン・ベールの映画があったが、今作からはベン・アフレックとなっているため、全く新しいバットマンである。
だが突然新しいバットマン、と言われても全然思い入れがないのでなんだか盛り上がらない。
バットマンはまだ俺でも知ってる程度に有名だったが、ワンダーウーマンは全然知らなかったのでなんだこの女といった感じである。
まぁそんなこんなでとにかくバットマンVスーパーマンは脚本もあまりいいとは思えず、話もなんだかよくわからず微妙な映画だった。

ブログでのレビューはしなかったが、ワンダーウーマン(2017)はそれなりに面白い映画だった。
イマイチ敵に対してかっこよさがなかったが、人間界とは別の田舎からワンダーウーマンがやってきて、人間界になじめないながらもナチスとの闘いに身を投じていくのは面白かった。
話はわかりやすく、感情移入もまぁし易いので俺としては80点ぐらいの評価。
この映画が良かったため、今回の表題、「ジャスティス・リーグ」もとりあえず見てみようと思っていた。
予告自体は結構好感触で、面白そうというふうに感じた。

実際見てみるとかなり面白かった。
久しぶりに二回、劇場に足を運ぶ映画となった。
まぁ今作はめちゃめちゃわかりやすく言えばDC版アベンジャーズである。
バットマン、ワンダーウーマン、サイボーグ、フラッシュ、アクアマン、そしてスーパーマンが集まって悪者をボコボコにする映画だ。

今作でサイボーグ、フラッシュ、アクアマンは初出であるが、意外とそれぞれのキャラを好きになることが出来た。
それぞれのキャラクターの特徴がうまく出せていたと思う。
例えばサイボーグが復活したカルエルに対して自動防衛反応によりミサイル?を射ってしまうシーン。万能機械人間だが、こんな欠点もあるんだぞ、と言うシーンだがこういう失敗のシーンもキャラ付けとしては重要なシーンだろう。

フラッシュのちょっとコミュニケーションが苦手な部分、よく喋るのも良い。ちょっとスパイダーマンに似てるように思うがまぁキャラが似るのはしょうがない。

アクアマンはまあ海を操る兄ちゃん。
ぶっきらぼうだが意外といいやつという印象だ。
来年、単体映画が公開されるので楽しみだが水中のヒーローをかっこよく描くのはとてもむずかしいことだと思う。面白い映画になって欲しいが、正直不安だ。

また前作からの続投であるバットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンも非常に良い活躍をしていた。
特にスーパーマンが復活するシーンは非常にいい。
復活して敵を倒す!のではなく味方に対して牙をむくのはいい意味で期待を裏切ってくれた。
フラッシュもホラー映画である「ペットセメタリー」を例にあげていたが、わかりやすいと思った。
ヒーロー5人が束になってもまるで歯が立たないスーパーマンの恐さはやばい。
味方になれば非常に頼もしいが、敵に回られると絶望しかない。
光速で走るフラッシュを目で追い、ぶん殴りにくるシーンは鳥肌ものである。
またバットマンを掴んで「血は赤いのか?」と問うシーンなどど完璧に悪役である。
しかしこのシーンは本当に良かった。

ワンダーウーマンもかっこよく活躍していたが、ガル・ガドッドが美人過ぎて出て来るだけでかっこいいと思ってしまう。
今作でもかなり活躍をしていたのだが、意外と印象が薄い。
無難に強いため、逆に活躍しても印象が薄くなってしまいがちだ。
今作で良かったのはアクアマンにこっそり真実の投げ縄を巻きつけ、アクアマンの本心を喋らせるところが良かった、がこれはどちらかというとアクアマンが目立ったところと言えるか。

そしてバットマン、バットマンはジャスティス・リーグの中で最も弱い。
他は皆スーパーパワーを持っている中、彼だけは鍛えただけの金持ちである。
他の皆に比べて明らかに力は劣る。
バットマンVスーパーマンでも彼だけは正直、ドゥームズデイ相手に戦力になっていなかった。
バットマンはこのヒーローチームでは最弱なのである。
だがそれでも今作のバットマンはあまりにもカッコよかった。
敵の根城を攻める時、彼は自分が大きな戦力にならないことをわかっていた。
そのため、自ら敵の囮になった。
結局、チームの皆が助けに来てくれたが、彼は彼なりにみんなの役に立つため、頑張っているのだ。
確かに彼はビームも打てない、光速のスピードもない。
だが色々の工夫と努力で戦っているのだ。
ジャスティス・リーグの中でも一番の努力者かもしれない。
クリスチャン・ベールのバットマンも良かったが、ベン・アフレックのバットマンはより人間らしく感じる。
クリスチャン・ベールのバットマンは彼自身がイケメンであることもあって、とてもヒーローっぽく見える。
ベン・アフレックもイケメンだが、クリスチャン・ベールよりもやはり粗野に感じる。
それがよりバットマンも人間なんだな、と言う感じを受ける。
今後のバットマン単体映画「ザ・バットマン」がとても楽しみである。

アメコミヒーロー映画といえばやはりマーベルという印象が強かったが、長くマンネリ化してきた感も否めない。来年で映画アイアンマンから早10年である。
そういった中でDCヒーロー映画も負けてないぞ!といった印象を受けた映画。
今年のヒーロー映画の中では一番面白かったように思う。
是非、一度見て欲しい。

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