母に続き父も亡くなってしまい、人生の儚さを思う。
「母が亡くなって、父一人だから顔見にいってあげよう」
と思っている夢をよく見るのだった。
しかし今度は巡りめぐって
「父が亡くなって一人になった母の顔を見にいってあげよう」
と考えている夢を見てしまった。
どちらも居ないのに。
両親共にいないのは寂しい。もう会えない。
自分の子供の頃どうだったか聞くことができない。
一方親のことを残された親と話すこともできない。
いまいちわからない親戚関係のことも聞くことができない。
いずれ自分も同じ道を進むということに対する怖さ、
まだ自分は何もできていないと思う焦り。
唯一の良い点は
夜中や変な時間に
親が倒れたという電話がどこかからかかってくることがもうないことくらいだろう。