
〝今小町〟と呼ばれ、「居眠り磐音」読本の
中でも屈指の人気娘。おこんの若き日を描く。
十四歳の江戸っ娘が、自らの道を切りひらく。

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母を亡くしたばかりで、父親の金兵衛と
二人で暮らす十四歳の「おこん」。

その深川六間堀長屋にある日、下野国から
訳ありの侍 曽我 蔵之助 夫婦が幼子を連れて
流れ着いた。

実の姉のように接してくれる女房の達子を
慕うおこん。
だが彼らには江戸で遣らなければならぬこと
死命があった。

「妹と姉」に加え、「今津屋」番頭の由蔵との
出会いをきっかけに奉公に至るまでの経緯と、
おこんが自立していく様を描いた新作二編収録。
「妹と姉」
「跡継ぎ」
◆出版:文藝春秋 文春文庫
◆価格:¥730円+(税)


◆表紙絵:横田 美砂緒
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※ 画像( 写真)の一部は借りものです。
※ 次回掲載は 5月23日の予定です。
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