時差ボケ (jet lag) と 対処方法
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時差ボケ (じさぼけ : jet lag )とは、
数時間以上の時差がある地域間を飛行機などで
短時間で移動した際に起こる、心身の不調状態を
称する一般通称。
それが著しい苦痛や体調不良を伴う場合は時差
症候群または非同期症候群と呼ぶ。
原理
人間の身体は外的刺激(光の明暗、社会的刺激)に
より生活リズムを刻んでいるが、旅行・出張などに
よる長距離移動を短時間に行った際、周囲で発生
している外因性リズムと身体に刻まれている生活
リズム(内因性リズム)に同期のずれが生じる。
この同期のずれが修正されるまでの期間、身体に
発生する不調状態を総じて「時差ぼけ」と呼ぶ。
時差ぼけが解消されるまでの期間(同期のずれが
修正されるまでの期間)は個人差・地域差があり、
一般的に年齢が若く、体力のある者の方が解消までの
期間は短い。
また、人間の体内時計(概日リズム)は24時間よりも
長いリズムに対応する傾向があるため、一日が伸びる
東から西(例:日本からヨーロッパ)へ移動した場合、
一日が短くなる西から東(例:日本からアメリカ)へ
移動する場合に比べ、約20%早く時差ぼけが解消される。
主な症状
睡眠障害 - 約1週間程度で解消されるのが一般的
胃腸障害
昼夜逆転生活
疲労による集中力・判断力の低下
吐き気
頭痛
管理
通常の睡眠パターンとなるために4-6日を要し、食事、
午前中3時間の明るい光(メラトニン)が用いられている。
有用だという証拠はない。
旅行者は現地での夕方に 0.5mg のメラトニンが
役立つといい、5mgでは睡眠を促す。
食事ではカフェイン、疲労回復のための栄養、眠気を
強めるためのLトリプトファンの服用などだが、
その有効性を裏付けるデータは非常に限られている。
別の研究は、時差ぼけによる睡眠の位相の防止に対する
メラトニンの使用のための弱い推奨を見出しており、
2014年時点での証拠からは推奨には至らず、さらなる長期の
ランダム化比較試験が必要である。
着後
到着後具合が悪くなったり、滞在地で病気になったら
できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
担当の医師に航空機旅行が大丈夫かどうか確かめましょう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
※ 画像の一部は借りものです。
※ 次回掲載は 9月 2日の予定です。
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