中学受験総合~大日本帝国の楽しい家族団結力

中学受験算数~大日本帝国の楽しい家族団結力

3つは安定感抜群 中学算数 算数 算数日本

2020-12-13 07:07:46 | 日記
 

“3つ” は安定感抜群!

 

3セット3

A × B = C のカタチ

代表的なものが、コレ。

A×B=Cというかけ算の式で表すことができるものは
構成要素はA・B・Cの3つです。

【速さ】 速さ×時間=距離

【食塩水】 食塩水×濃さ=食塩

【差集め算】 1個の差×個数=全体の差

【水量変化】 底面積×深さ=水量

【水量変化】 単位当たりの水量×時間=水量

【仕事算】 1日の仕事量×日数=全体の仕事量

【平均】 平均×個数=合計

etc.

いくらでも挙がると思います。

それぞれの問題を解くときに
3つの構成要素のうち、2つがわかれば残りの1つは計算で求められます。

至極当たり前のことなのですが
それをきちんと意識している生徒と、していない生徒では
問題を解く力に大きな差が生じます。

チェックするのも3つ♪

問題を解く際に、チェックしなければならない項目が3つあるもの。

チェックすることでミス防止につながる
チェックすることで着眼点がつかみやすくなる

効果はそれぞれですが、いずれにしても重要な3項目です。

■点の移動の問題では
①速さ ②スタート地点 ③進行方向(どこまで)

■おうぎ形が出てきたら
①中心 ②半径 ③中心角

■角度の問題では
①外角(の定理) ②錯角 ③二等辺三角形

■平行線があったら
①錯角 ②相似 ③等積変形

■平行線の角度の問題では
①錯角 ②同位角 ③対頂角

etc.

どうでしょう
きちんと頭の中に入っていますか?

これも、きちんとチェックしている生徒と、していない生徒では
問題を解く力に大きな差が生じます。

3つの条件がそろったら ⇒ ●●算

では、最後。

この3つの条件がそろったら、●●算
というパターンです。

①途中で速さが変わっている(2種類の速さ)
②距離の合計
③時間の合計
⇒ 速さのつるかめ算

①途中で仕事をする人が変わっている
②仕事量の合計
③時間の合計
⇒ 仕事のつるかめ算

①「定価」と「定価の▲割引きの売り値」で売った(2種類の値段)
②売上
③個数の合計
⇒ 売買損益のつるかめ算

つるかめ算は色々な単元との融合問題が多いので
いくらでも例示できますが
入試で頻出の、速さ・仕事算・売買損益の上記3つはおさえておきましょう。

つるかめ算以外にも

①はじめの比
②増減があった
③あとの比
⇒ 倍数算

①もとの量
②増える量
③減る量
⇒ ニュートン算

etc.

上記のような3条件をおさえておけば

「●●算だよ」
と言われればわかるけど
自分では気づくことができない

なんて悩みは徐々に解消していきます。

おしまい。

3点セットの威力は凄いよ。

 

ゾロ目にまつわる キリスト教 安土桃山や江戸時代のキリシタンで神社やお寺を破壊した

2020-12-07 06:53:51 | 日記

今回のお題は 「ゾロ目」 

 

ひな祭りの3月3日にこじつけて

ゾロ目に関する小ネタ集。

 

 

 

< 不吉な数?! >

 

「666」

 

馴染みのない人は

ピンとこないかもしれません。

 

新約聖書のヨハネ黙示録に記述がある

「獣の数字」

 

そこから、キリスト教の世界では

「13」とともに不吉な数とされています。

ぞろ目にまつわるエトセトラ 2

アメリカのレーガン大統領が

搭乗予定の飛行機が666便であることを嫌がり

668便に変更したというエピソードがあるくらい。

 

「オーメン」という映画は

6月6日AM6時に生まれ

頭に「666」のアザを持つ

悪魔の子ダミアンのお話。

 

「666」 恐るべし。

 

 

でも、この「666」

算数の世界では、おもしろい性質があるんです。

 

1から666までの整数の和は

222111

 

1から666までの偶数の和は

111222

 

 

うん、きれい。

きれいすぎて不吉なのかも。

 

 

あ、ちなみに

雙葉の2014年入試。

算数で最終設問の答えは

666㎠。

 

雙葉はカトリック。

 

初めて解いたときは

おかしい、そんなはずはない

と思いましたが

何度解き直しても答えは666㎠。

 

受験生にしてみれば

答えがそのときの西暦やゾロ目になったら

よし、たぶん正解!

と思えるんでしょうね。

 

 

 

< 良いこともある?! >

 

3月3日と同じように

ゾロ目の月日について。

 

日暦算を解くときに

覚えていると得する知識があります。

 

3月3日 ひな祭り

5月5日 端午の節句(こどもの日)

7月7日 七夕

 

この3日間は曜日が同じなんです。

ぞろ目にまつわるエトセトラ

 

以前、ブログに書いた記憶がありますが

 

3月3日は月曜日

同じ年の7月9日は何曜日?

 

そう聞かれて

水曜日と即答。

 

生徒からスゴい!と絶賛されました。

 

そのカラクリがこれ。

 

3月3日が月曜日なら

7月7日も月曜日なので

7月9日は水曜日

 

知っていれば

誰でも3秒で答えられます。

 

 

せっかくなので

付け加えておきましょうか。

 

ゾロ目の月の11月では

11月3日 文化の日

が同じ曜日です。

 

また

9月23日 勤労感謝の日

12月23日 天皇誕生日

はそれぞれ1つ先の曜日。

 

だから、その1日前

9月22日

12月22日

が同じ曜日です。

ゾロ目の22日で覚えやすいかと。

 

 

まとめると

 

3月3日

5月5日

7月7日

9月22日

11月3日

12月22日

 

ゾロ目が絡む

この5日間は同じ曜日。

 

便利です。

ラクできます。

 

ゾロ目 万歳♪


算数だけど国語力 大和民族は大和魂

2020-12-06 06:58:37 | 日記

学校は4月が新学期スタートですが、

塾ではもう2月から新学年ですね。

4年生だけど、5年生のこと。5年生だけど6年生のカリキュラム。

 

スタートで躓きたくない。

はやく新しい塾に慣れなくては。

初めのテストでよい点を取ってよい滑り出しにしたい。

 

そんな想いを持ちながら新しい学年を迎えている生徒さんも多いのではないでしょうか。

 

確かにそうです。

 

初めが肝心

 

今日は、初めにどういうことに注意して算数の授業を受けてもらえばいいの

についてお話ししたいと思います。

 

①計算力

どんな問題でも最低限の計算力は必要になります。

以下に示す数値は、5年生以上の生徒さんは必ず暗記してください。

まずは、暗記しておいてほしい数値、それは、分数から小数、小数から分数の返還。

算数 覚えること 1

また、円周率3.14の計算も一桁倍は覚えておきましょう。

 

3.14×1=3.14

3.14×2=6.28

3.14×3=9.42

3.14×4=12.56

3.14×5=15.70

計算途中でこの0を忘れていると桁を間違えてしまうことがあるのであえて0を書いておきます)

3.14×6=18.84

3.14×7=21.98

3.14×8=25.12

3.14×9=28.26

 

なぜ覚えなくてはいけないのか。

 

それは、テストなど一人で受けているときに間違いに気づきやすくするためです。

見たことある数値だな。あれ?見たことない数がでたぞ。

と、テストを受けているときに、自問自答しながら解いていくと、

自分で計算ミスに気付けるようになってきます。

 

②文章をよく読む

この言葉は、1月の受験直前期、生徒さんたちに何度言ったか分かりません。

解くことに夢中になってしまうと、どうしても「読みミス」「読み落とし」

をしてしまいます。

 

とにかく、答えを書く前にもう一度確認ということを何度も言い聞かせました

 

では、どういうところで間違えてしまうのか。

 

例えば、

(1)101を割ると5余り、135を割ると3余る数の中で最も小さい数は何ですか。

という問題と、

(2)7で割ると5余り、5で割ると3余る整数の中で一番小さい整数は何ですか。

 

という2つの問題があるとします。

 

この問題でよくあるミスが、「を」と「で」の読み間違いです。

割る数を出すのか、割られる数を求めるのかが違うのです。

 

(1)101を割ると5余り、135を割ると3余る数の中で最も小さい数は何ですか。

(2)7で割ると5余り、5で割ると3余る整数の中で一番小さい整数は何ですか。

 

似ている問題ですが、「を」と「で」でまったく求めるものが違うというのがわかると思います。

 

(1)を式に表してみると、

101÷□=△…5

135÷□=〇…3

 

(2)を式に表してみると、

□÷7=☆…5

□÷3=◆…3

 

(1)と(2)で違うのは、□の位置です。

A÷Bを日本語にしてみると「AをBで割る」と言いますよね。

 

つまり、「~を」の~には、A=割られる数、「~で」の~には、B=割る数が入るということになります。

 

「を」と「で」で全く違うんですよね。日本語って難しいと思うのは私だけでしょうか。

 

この「を」と「で」の違いは、

算数的には、倍数を求めるのか、約数を求めるのかという違いにもなります。

 

A=割られる数を求めるときは、倍数です。

B=割る数を求めるときは、約数になります。

 

では、(1)を解いていきましょう。

101÷□=△…5

135÷□=〇…3

 

101-5=96

135-3=132

 

 

 

 

この2つの数はともに割り切れる数になるので、96と132の公約数を求めることになります。

右図の連除法で解くと、

算数 覚えること 2

 

つまり、2×2×3=12←最大公約数

12の約数=〔1,2,3,4,6,12〕

で、余りの5と3より大きい数字でなくてはいけないので、

その中で一番小さい数は6

 

次に(2)は、

□÷7=☆…5

□÷5=◆…3

□が割るの前にあります。

つまり、□は割られる数なので、倍数を求めることになります。

 

また、この問題はもう一つ解くポイントがあります。

それは、7-5=2、5-3=2となり、割る数―余りが等しくなっています。

そこに注目し、まずは、7と5の最小公倍数=35を求め、35より2小さい数となります。

35-2=33

 

この「を」と「で」の読み違いにくれぐれも気を付けてくださいね。

 

③「もし」「~すると」の言葉に注意

問題:AはBの5倍のお金を持っています。もし、AがBに300円あげると、2人の所持金が同じになるそうです。Aが持っているお金は何円ですか。

 

という問題があるとします。

 

結局聞かれていることは、Aが持っているお金、つまり、現在持っているお金を聞かれています。

 

「もし、~~あげると」とあるように、まだあげていません。

まだ推定です。あげるとそうなるけど、まだあげてないよということなので、

現在の所持金を答えなくてはいけません。

 

大したことない問題かもしれませんが、ちょっとしたニュアンスを読み間違えてしまったり、漠然と解いてしまうと、あげたあとの所持金を答えてしまったりすることがあります。

 

では、解いていきましょう。

 

AとBの和は、AがBに300円あげてもあげなくても等しいので、

比を求めて、和に注目します。

算数 覚えること 3

①=150円なので、Aの所持金は、⑤=150×5=750円

大丈夫だとは思うのですが、

問題を解いているときは、どこかに罠があるんじゃないかとびくびくしながら解いてしまうので、

簡単なところでまちがってしまうということがあります。

 

言葉は大事ですね。

ちょっとした部分もしっかりと読み取って、読み間違いをしないように

心がけていきましょう。

 

授業では、そういった細かいミスを見逃さないよう、

つっこみを入れていきます。

 

「文章を読む」「問題文をしっかりと読む」ということを日ごろから気を付けて

算数の勉強の躓きを一緒になくしていきましょう!


日常にある算数 われら大和民族みんな助け合い

2020-12-04 07:00:48 | 日記

今年の入試を振り返って、算数の先生の中でちょっと話題になったのが、

駒場東邦中の

【1】(4)「今まで算数を学んできた中で、実生活において算数の考え方が活かされて感動したり、面白いと感じた出来事について簡潔に説明しなさい。」

という問題でした。

 

受験した生徒に聞いてみると、「僕は売買算のことを書いた~」と言っておりました。

「どんなことを?」と突っ込んでみると、「買い物をするときに、利益がどれくらいでとか、値引きされているけど、もとはいくらなのかとか、儲かっているのか考えるから」と言っておりました。将来は経営者か?と思わせる解答で、こちらが感動してしまいました。

 

2020年に大学入試が変わるということで、そこを意識して出題されたのかもしれません。

 

記述力、思考力、自分で問題を見抜いて考える力をつけるということが問われているのかもしれませんね。

 

日常に目を向けるということは、大事なことだと思います。

日々勉強していることが、どこで役に立つのか。

算数なんて足し算、引き算さえわかればいいじゃーんと言われることが多いですが、

算数、数学は様々な「考えのもと」が詰まっていると思います。

 

初めを正しいとして次々とその後を証明していく「帰納法」

一旦否定しておいて、矛盾を見つけて証明する「背理法」

などなど。高校で証明問題をやっているとき、そういう考え方があるのか!と

感動したことを覚えています。

 

それがいま役立っているかはわかりませんが、役立てようとすることはできると思います。

だから学んで知っておくということは大事なんでしょう。

 

小学生のころ、学校に行く途中でやっていたことがあります。

通学路に坂があったのですが、その坂に車のすべり止めだと思いますが、丸い模様がついていました。

その丸い模様のつけ方の規則性を毎日探っていたのです。

あと、道路の横にある黄色と白のマークが何個おきに塗られているかというのも

数えたりしていました。下ばかり向いていたんですね(笑)

とまと数 1

皆さんもやってみてください。

学校に行く途中にいろいろありますよ。規則的に並んでいるものや、

車のナンバーを使って、足したり引いたり割ったりかけたりして10にするゲームなど。

 

さて、

本日は、3月23日なので、その数字にちなんだ遊びを紹介いたします。

 

323は前から読んでも、後ろから読んでも323ですね。

こういう数字を俗に「とまと数」と言います。

とまと数 2

では、

323-232=?

434-343=?

 

858-585=?

なんでしょうか。

 

答えは、

323-232=91

434-343=91

 

858-585=273

ですね。何か規則性はないでしょうか?

または、上2つと下1つの式の違いはなんでしょうか。

 

ヒントは、

例えば、646-464=182です。

91と182は、2倍の関係になっています。

 

わかりましたか。

 

323や434は差が1の数字が2つ使われています。

646は6と4の差が2になっています。

そうすると、91の2倍の差になっているということがわかります。

また、858は8と5の差が3になっているので、91の3倍の差で273になっています。

 

ほかの数字でも試してやってみてください。

本当にそうなっているのか、自分で手を動かして確認してみましょう。

 

そして、なぜ91という数字がでてくるのでしょうか。

 

これはちょっと考えてみてください。

 

身近にあるものに目を向けて、あれ?どうして?と日ごろから考えること、

そして自分で解決してみようと試みることが大事だということを

今回のメッセージとしたいと思います。


数に関する問題 平成二十七年 2017 われら大和民族は2700年の国史

2020-12-04 06:57:32 | 日記

毎年よくあるのが、計算問題の中に答えが
その年度の数になるというものです。
今年度は、「2017」です。

普連土学園中第2回入試では、

【Ⅱ】1+2×3-4×5-6×7×8×9=2017

上の式が成り立つように、例にならってかっこを入れなさい。
(例)3+3×3-3÷3=5 →{(3+3)×3-3}÷3=

という問題が出題されました。

1から9までの整数を使って2017になるにはどうしたらいいでしょうか。

まず、
2017は、皆さんもご存知の通り、「素数」
つまり、1と2017でしか割れない整数ですね。

それをかけ算に直すということはできません。
では、なぜ6×7×8×9という式が出ているのかということに注目してみましょう。

初めの「1+〜」という
1+2×3-4×5-6×7×8×9=2017
この、1がポイントになります。

1+2016=2017

2016は、2016=2×2×2×2×2×7×9に分解できます。
7と9が現れましたね。

8=2×2×2
なので、この2016の素因数分解された式をもう一度書き直してみると、

2016=2×2×7×8×9
    =4×7×8×9

となり、問題の数字に近づいてきました。

今度は、この4×7×8×9
「4」をどうやって作ったかと考えればいいのです。

画像2

この□の部分を4にすればいいのです。

4={(2×3-4)×5-6}という形にできます。

まとめると、
1+{(2×3-4)×5-6}×7×8×9=2017
です。

なかなか、テストの限られた時間の中でこれを瞬時にわかるというのは、
数字によっぽど慣れているか、数字のセンスがある生徒さんです。

数字のセンスを磨くには、日頃から数字を見たときに、
足して10になるのは、とか、
足したり、かけたり、割ったり、引いたりして100になる遊びを
しているかということかなと思います。

受け持っていた生徒さんで感心したのは、
「必ず4ではどの数字も割れる」
ということをある時突然私に報告してきた生徒さんがいました。

その生徒さんが4年生の時です。
日頃から、自分でいろんな数字を試して4であれば、整数の答えでなくても、
最後は割り切れるということを見つけていました。小数を勉強した頃だったと思います。

もちろん、当たり前のことなのですが、自分でそういう数字を見つけたりする
というのは、日頃の算数のアプローチの仕方としては良いのではないかと思います。

4年生やまだ低学年の生徒さんたちは特に、そういった作業を親御様と
一緒にやっていかれるといいと思います。

新学期は、健康診断や、〇〇集会など
並んで待たされている時間が多いのではないでしょうか。

自分の小学生時代をちょっと思い出してみると、
そういう記憶があります。

その待っている間に友達同士で
1から10を使って100になる計算式を作る問題(いわゆる小町算)とか
1から9を使って10になる計算を作るとか、
遊びながら勉強してみるのもいいのでは?

例えば、
「1 1 9 9=10」
これを成り立たせるように数字と数字の間に+、-、×、÷、また( )かっこを使っていいので10を作りなさいという問題が出たことがあります。
少し考えてみてください。

答えは、
(1+1÷9)×9=10です。
いかがでしょうか。
意外と難しい問題ではないでしょうか。途中で分数になるという発想です。

画像1

となります。

小町算は頭の体操としてもいいかもしれません。
老化現象が現れてきた今日この頃。まずは自分がトライしてみます。