伝統のベルリンマラソンが行われ、渋井陽子選手が日本新記録で優勝しました。アテネオリンピック代表を逃した悔しさをばねに代えて、見事鬱憤を晴らしてみせました。あの高橋尚子選手が持っていた日本記録を5秒縮める2時間19分41秒での世界歴代4位に入るタイムでの快走でした。もともと素質はありましたが、野口みずき選手の金メダルをはじめ全員入賞したアテネオリンピック組、そして前日本記録保持者の高橋尚子という強力なライバル達の存在によって、悔しさが意地と意志に変わり、栄養管理にも練習態度にも変化が見られ、今回の素晴らしいパフォーマンスに結びついたのだと思います。渋井陽子という新たな女子マラソンの王者が加わり、それによってまた他の選手も刺激を受け、女子マラソンは本当にいい方向に進んでいると思いますね。本当にハイレベルな戦いが今後も見られそうです。楽しみだ~