朝青龍が初場所で圧倒的な強さで全勝優勝を果たしました。それにしても強い。稽古不足など伝えられていましたが、それを補って余りある地力と集中力で跳ね除けました。
この場所は魁皇の綱とり、若の里の大関昇進、栃東は大関復帰、千代大海は角番脱出と色々な見所があったと思いますが、内容を伴って目標を達成できたのは栃東のみと言って良いでしょう。魁皇と若の里はいつも同じ壁に跳ね返されている気がします。やはり精神的なものなのでしょうか。勿論怪我などもあると思いますが、考えられるのは、その瞬間に集中できておらず、「この勝負に負けたら横綱絶望だな」「負けたら大関取りが厳しくなるな」「また負けるんじゃないだろうか」など気持ちが”今”ではなく未来や過去に向いていたことが原因のひとつではないでしょうか。対して朝青龍と栃東は場所前は怪我や稽古不足が伝えられていたにもかかわらず、開き直りというか、今この場に集中することで良い成績を収められたんじゃないかと思います。以前私がオリンピック選手にインタビューした際も、怪我をしていたことによって余計なことを考えず集中できたと言っていました。自分が今やるべきことだけに集中していないとやはり自分の能力を十分には発揮できないんですね。身体よりも心が先に行ったり、後に戻ったりしている時には良いパフォーマンスはできないのです。魁皇と若の里には、しっかりその辺を鑑みてこれから頑張ってもらいたいと思います。
この場所は魁皇の綱とり、若の里の大関昇進、栃東は大関復帰、千代大海は角番脱出と色々な見所があったと思いますが、内容を伴って目標を達成できたのは栃東のみと言って良いでしょう。魁皇と若の里はいつも同じ壁に跳ね返されている気がします。やはり精神的なものなのでしょうか。勿論怪我などもあると思いますが、考えられるのは、その瞬間に集中できておらず、「この勝負に負けたら横綱絶望だな」「負けたら大関取りが厳しくなるな」「また負けるんじゃないだろうか」など気持ちが”今”ではなく未来や過去に向いていたことが原因のひとつではないでしょうか。対して朝青龍と栃東は場所前は怪我や稽古不足が伝えられていたにもかかわらず、開き直りというか、今この場に集中することで良い成績を収められたんじゃないかと思います。以前私がオリンピック選手にインタビューした際も、怪我をしていたことによって余計なことを考えず集中できたと言っていました。自分が今やるべきことだけに集中していないとやはり自分の能力を十分には発揮できないんですね。身体よりも心が先に行ったり、後に戻ったりしている時には良いパフォーマンスはできないのです。魁皇と若の里には、しっかりその辺を鑑みてこれから頑張ってもらいたいと思います。