スポーツメンタルトレーナーの小噺

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柔道・谷亮子2連覇、野村忠宏3連覇達成!

2004年08月15日 | アテネオリンピック
 やっぱりやってくれました。本当に素晴らしいの一言です。期待されて期待通りに金メダルを獲ることがどれほど難しいか。オリンピックチャンピオンになってそれからのモチベーションを維持するのがどれほど難しいか。谷亮子選手はオリンピック4大会連続決勝進出、野村忠宏選手は前人未到の日本人初オリンピック3連覇を達成したのです。少々のことでは崩れないメンタリティーを持ったこれこそスーパースターです。本当に頭が下がります。
 そして金メダル予想通りに早くも2つの金メダルを獲ってくれました。競泳の北島康介選手が2位で決勝進出、男子体操団体はなんと1位で決勝進出を果たしました。いやあ、体操男子すごいかも・・・。みなさんも見てみてください。鹿島選手のあん馬はあまり派手に映らないあん馬を見て僕が初めてすごいと思いました。一見の価値あり!この調子で頑張れニッポン!

アテネオリンピック・男子サッカー パラグアイ戦

2004年08月13日 | アテネオリンピック
 はぁ~、負けちゃいました。勿論パラグアイは強かったし、審判も不可解な(日本に有利な2本目のPKも含む)判定が多かったんですが。それにしてもまたもや序盤で失点してしましましたねえ。精神的な心理面のアップが足りないんじゃないでしょうか。それからミスが多すぎた。あれでは勝てません。3点目の不運なゴール以外は全部ミス。一番大きな要因は滑りやすいピッチの状態だとは思いますが、それならそれなりに対処の仕様があったはずです。山本監督も前日に試合会場で練習ができなかったと嘆いていましたが、それは相手も同じこと。言い訳になりません。当日は使えるんですから、もっと芝の状態を確かめてスパイクを替えるだとか、走り方、蹴り方を代えるだとかいくらでも方法はあったはずです。またそういうピッチコンディションならばディフェンスはセーフティーファーストに、オフェンスは何が起きるかわからないので相手バックラインの裏にボールを出すなどの戦略もあったはずです。戦術的にも阿部をストッパーに使うとか、松井を左サイドで使うとか練習はしていたんでしょうか。特に阿部はその動きが全然できていませんでした。FK要員としてとっておきたかったんだと思いますが、結局小野が全部蹴っていたし。幸い同組のイタリア、ガーナが引き分けて、まだトーナメント進出のチャンスはあります。頑張ってくれ~

アテネオリンピック・女子サッカー初戦

2004年08月12日 | アテネオリンピック
 やりました。予想できたこととは言え、日本女子サッカーチームがスウェーデン代表に勝ちました。スウェーデン代表は世界ランク4位、昨年のW杯準優勝の優勝候補でした。チームの主軸の沢選手も試合前、スウェーデンに負けるイメージがないと言っていましたから期待していました。前回の記事でも金メダルの可能性があると書きましたが、この勝利でそれを証明してくれました。日本選手団もこれに続いて欲しいですね。次は男子サッカーだ、頑張れニッポン!

アテネオリンピック金メダル予想!

2004年08月10日 | アテネオリンピック
 こういう企画を考えていたら、またもやスポーツサロンに先どられてしまいました。パクリじゃないよー。まあみんな考えるようなことですね。
 アテネオリンピックはいよいよ13日に開幕します。明日からはそれに先駆けサッカーの予選が行われます。そこで直前の今日は日本選手団の金メダルを大予想!
 まず金メダルがもっとも期待できる競技・柔道からです。前回のシドニーオリンピックでは4つの金メダルを獲得しましたが、今回はそれ以上を見込めるでしょう。確実視されるのが井上康生と野村忠宏。それに続くのが怪我が心配な谷亮子と初出場の鈴木桂治。他にも阿武教子や上野雅恵などの世界選手権優勝者がいるので5個はいけると思います。7個取れれば上出来でしょうか。
 それから今回から正式種目になった女子レスリング。こちらはすべての4つの階級で日本人選手が現役の世界チャンピオンです。浜口京子、吉田沙保里は堅そう。伊調千春・馨姉妹も少なくとも1つは取ってくれるでしょう。
 オリンピックの花形である陸上・水泳では、ハンマー投げの室伏広治、女子マラソンの野口みずき・坂本直子・土佐礼子、男子平泳ぎの北島康介らが金メダルを期待されています。女子自由形の山田沙知子、女子背泳ぎの中村礼子などにも十分チャンスがあります。ここで2つぐらい金メダルを獲得してもらいたい。
 団体競技では、野球、ソフトボールは願望も込めて獲って欲しいです。女子のバレーボール、サッカー、ホッケーなどにも可能性があると思います。
 他にもシンクロナイズドスイミングや男子体操、テニス、アーチェリー、射撃なども期待が持てそうです。
 というわけで金メダルガチンコ予想は11個。柔道で5回、女子レスリングで3回、それ以外の競技から3回の計11回の君が代が流れるでしょう。今回は選手団の数からも女子が元気そうですが、男子のみんなも負けずに頑張れー!こんな金メダル予想をしておいてなんですが、選手の皆さんには自分の精一杯の世界に一つだけの花を咲かせてもらいたいです。みんなで応援しましょう!

サッカーアジアカップ 日本、開催国中国を破り2連覇!

2004年08月08日 | サッカー小噺
 開催国が決勝の相手となった完全なアウェーの環境で日本は3-1で中国を破り2連覇で3度目の優勝を飾りました。FIFAランキングでもアジアのトップに立ち名実共にアジアナンバー1になりました。ジーコ監督は常々「いくら戦術や技術で上回っていても気持ちで負けていては勝負に勝てない」と言っていたようですが、大会後の会見で「この大会が始まってから今日のファイナルまで、選手たちはどんな状況にあっても落ち着いてプレーし、バランスを崩すことなく、しっかりした平常心と技術、そして勝利へのどん欲な意欲を保ち続けていた。
 今日は特に後半での頑張りが非常に光っていた。とにかく絶対にタイトルをもらうんだという、選手たちの強い信念に対しては心から賛辞を送りたい」とコメントしています。また川口選手は「みんなで闘う姿勢が身に付いた。不利な状況も乗り越えて戦う気持ちが出てきた」。玉田選手は「点が取れたし、アジアの大きな大会で勝てて自信がついた」。主将の宮本選手は「技術や戦術の前に、がどれほど大切かを痛感した。大会を通してチームが1つになった。代表チームとして、これからの礎になる勝ち方だった」とコメントしています。中田、小野、稲本、高原、久保など、それ以外のメンバーでこのような結果を勝ち取ったことは本当に大きな自信になりますね。選手層も厚くなり、選手たちは逞しくなりました。
 大会後に選手と抱き合う姿を見て、今まで僕の中では評価が低かったジーコ監督が選手に信頼されていると感じました。ジーコ監督は、長期の大会でモチベーションが落ちがちな控え組には常に声をかけ、試合日夜に解禁されるビールを自ら積極的に飲み、選手やスタッフとコミュニケーションを図るなどの気配りをしていたようです。まだまだ選手交代や試合中の態度など監督の資質としては疑問が残りますが、選手の自主性に任せるこのようなスタイルの監督の下でやるのも今後の日本代表にとって良くも悪くもいい経験にしないといけないですね。

サッカーアジアカップ日本決勝進出!

2004年08月04日 | サッカー小噺
 前回の準々決勝に続き、非常に苦しい試合をモノにしました。1点ビハインド、しかも1人少ない状況での逆転勝ちは本当に価値のあるものになったと思います。見ている人も諦めた人が多かったんじゃないかと思いますが、諦めない気持ちで本当に素晴らしい試合をしてくれました。審判の不可解な判定にも冷静に対処していたように思います。このように不利な状況からの逆転劇は選手に自信を与えるでしょうし、諦めない気持ちに確信をもつことができたと思います。ジーコ監督はちょっと一喜一憂が激しすぎると思いますが、敵地でのブーイングさえも力に換えて、この勢いのままきっと優勝してくれるでしょう。