メンザシン menzashin0213 報恩謝徳 

日本で生まれ、日本で育てられた事に感謝し、日本の伝統と伝承を学び、後世の世代へと繋がる事、それが私の希望です。

御縁日 (神仏習合 神仏合体 三界と三世の扉)

2013年01月16日 | 日記

本日の平成25年1月16日は、今年最初の「神仏合体、神仏習合」の御縁日でした。

 

毎月、16日はこの御縁日になりますが、特に1月16日、8月16日は「地獄の竈も開く日」と、世間的に知られています。

 

「地獄」と言えば、少し怖いと思われるかも知れませんが、簡潔に申せば、この世と中世とあの世、過去世と今世と来世、

 

御先祖と自分と子孫、天界と地界と冥界、極楽と娑婆と地獄、他、日本国の全ての次元で、往来と行き来ができる日で

 

あると考えられています。

 

夜明けと共に、各界の扉が開き、日没後(薄暮時)に各界の扉が閉じます。

 

そこで、1月16日と8月16日は自宅や、父方の実家、生家、母方の実家、生家、にお仏様がある血縁の家に行き、

 

お仏壇を拝む事などの風習は、七代前の先祖から、七代先の子孫迄、当家の供養と繁栄に繋がっていきます。

 

特に、真言宗の檀家、在家の方でなくても、南無大師遍照金剛(弘法大師様、空海様)と共に、仏(御本尊)と法(教え)

 

と僧(修行者)に三宝に伏して、「南無帰依仏、南無帰依法、南無帰依僧」を三度唱えるのが、一般的であります。

 

南無遍照金剛様の御縁日は入定された日の21日ですが、この21日に亡くられた方は、あの世で仏と成る修行に

 

励める環境と、残された親族の供養には、光明に導かれると言われています。

 

仏教の教え中で、個人的に、「十善戒」が心に沁み渡ります。 悪い考え方、悪口、悪く見るは駄目ですと言う事です。

 

「人を呪わば、穴二つ」に陥り、嫌な人と思い、相手に憎んでしまうと、その負のエネルギーを振り切るために大変な

 

エネルギーが必要になります。相手は鏡なので、自分が一の力の念力で相手を思うと、相手の一の力と自分が送って

 

いる念力が加わり、ニ倍の力に増して跳ね返ってきますので、相手を思えば思うほど、自分自身の身が苦しくなります。

 

なかなか難しい事でもあるとは思いますが、自身のエネルギーが良好に保たれる為にも、十善戒を順守しましょう。