メンザシン menzashin0213 報恩謝徳 

日本で生まれ、日本で育てられた事に感謝し、日本の伝統と伝承を学び、後世の世代へと繋がる事、それが私の希望です。

魂の故郷

2013年01月17日 | 日記

和歌山県熊野地に行くと、歩いている途中で、自分の先祖が通り過ぎていくと言われます。

 

以前のブログにて、記載しましたが「熊野三山」「熊野大権現」は、日本人の魂の故郷であり、

 

魂の浄化、魂の再生、魂の未来の地であります。

 

「蟻の熊野詣」と言われるように、平安時代の上皇方々のご参拝に代表されるように、神武天皇

 

が熊野地に上陸し、神の御神託を受けた歴史以来、天皇家、皇族の方々の手厚い保護を頂いて

 

きた地でもあり、現在まで広く日本国民の信仰の対象となってきました。

 

伊勢熊野地の参拝ルートは、世界遺産の地を通る、「世界に誇る、日本の財産」でもあります。

 

又、自然や神、が素晴らしい事だけで信者に感動を与えるのでは無く、「熊野三所大社」にお勤め

 

されている宮司様の、威厳があり、懐の大きな愛に満ちている人間性に感動を覚える事ができます。

 

神仏合体、神仏習合の地の熊野に伝わる「熊野観心十界曼荼羅」の「熊野絵解き」と言う、熊野比丘尼

 

(女性の信者で、先達者の尼の方々)が、全国を巡り、熊野信仰を伝えていく際に、言葉だけでなく、

 

庶民に分かりやすく信仰を説くために、持参をした「熊野観心十界曼荼羅」は、絵の巻物で、あの世と

 

この世、天国(極楽)と地獄(冥界)の世界観が書かれてあり、目で見て、音で比丘尼の説明を受けて

 

分かりやすく普及する事ができる様になったと伝承されています。

 

熊野速玉大社(主祭神 熊野速玉大権現、熊野速玉大神、伊弉諾尊、御本尊 薬師如来)の宮司で

 

あられる、「熊野速玉大社宮司 上野 顯 様」に、本殿の正式参拝の後に「熊野絵解き」を行って頂く

 

事ができます。(予約が必要です)

 

「熊野観心十界曼荼羅」に込められた意味と、熊野比丘尼の思い、そして脈々と伝えられる熊野が

 

なぜ?日本人の魂の故郷の地であるか?の由縁について、上野宮司様が、丁寧に且つ、信者の

 

心の鼓動に響く、素晴らしいお話をして下さるのです。

 

私個人の経験ですが、上野宮司様のお話しを聞いた時、身体中に電気が、ビリッビリッ と流れ、

 

肩から腰に雷が落ちたの如く、強い衝撃を受けた事と、涙があふれて止まらなくなりました。

 

その時、「あっ、自分の魂は、ここの地を目指した事が過去にあったのであろう。それでここに来る事

 

が今出来ているので、ありがたくて感動し、涙しているんだ。」と感じとれました。

 

当然、その魂を呼び起こして頂けたのは、上野宮司様だからでありまして、とてもとても素晴らし

 

御方であり、私は大変心から尊敬を致しておる方です。

 

熊野には、その1200年以上の間、伝えて来た歴史と歩みが今も息づいています。

 

御神体、御本尊の熊野速玉大権現、薬師如来は、過去世の救済、今世の魂の救済の利徳があります。

 

熊野三山、熊野三所大権現、熊野三所大社、世界遺産の熊野地だけでなく、それを支える素晴らしい

 

宮司様、人間、人徳があってこそ、熊野が日本に誇る世界遺産なのです。