私達日本人は、ご来光をはじめ、夕日のこの上ない美しさに、
また雄々しき大樹や気高き山など、自然万物の中に宿す聖なるものに、
神 を確信しながら暮らしてきた民族です。大自然の中で織りなす
祀りと祭りの営みの中で、いつの時代の人も、祈りの原点を
見つめ直してきたのではないでしょうか?
朝の御霧 夕の御霧を 朝風 夕風の吹き払ふ事の如く
未来につなぐ 日本の祈り
熊野速玉大社 上野宮司様 より
私は、日本の神の中で、気吹戸主の神(エア.マスター)が好きです。
神拝詞 の 大祓詞 にも登場致しますが、
気吹戸に座す気吹戸主と言ふ神 根国 底国に気吹き放ちてむ
気吹戸主神 罪穢れを遠く 根國 底國に退ける 天の八重雲を吹き放つ如く
禍つ風を吹き払う、伊吹、伊吹よ。 この伊吹よ。神の息吹となれ。
天界、地界、底界までに、気吹き、伊吹、息吹を放つ、エア マスター
を感じる時、上昇気流に乗り、天のストリーライナーへの映像が、
いつも、私は目に浮かんできます。