銀の人魚の海

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3億円事件

2019-08-05 | 日々の雑感

雑誌を整理していて、この事件があったので、少し。

昨年か、私が犯人です、という小説も出たが

あまり話題にならなかった。ポプラ社刊行。

事件、68年12月10日、東芝のボーナスを積んだセドリックが府中刑務所

北の道路で、偽白バイ警官に停車を命じられ、

爆弾がしかけられているので、調べる、と

車の銀行員4人をおろした。

ダイナマイト!だ、下がって~

わずか3分で、車ごと去ってしまった、という技の事件。

けがもなく、現金は保険が二重にかけられていたので、

損害は発生していない。

事件の二日後、重要参考人のS少年があがる。

これは知らなかったな~

検挙歴があり、父は現役の交通指導隊隊員で、白バイに詳しい。

Sの家をはりこんだ。

現金輸送車を襲撃すれば

一人300マンになるなど彼が話していた仲間がいた。

ところが15日深夜、父と大喧嘩をし、Sは青酸カリで自殺してしまう。

車にいて、目撃した銀行員も遺体をみて、似ているという。

証拠がない。

その後の調べで、理由は他の事件がらみだが、

S少年は当時、鑑別所にいたことがわかり、真犯人ではないことがわかった。

それを調べたのは、68年、吉信ちゃん事件を担当した平塚八兵衛だった。

事件の年に新聞記者になった大谷昭宏は、

語弊があるかもしれないが、

3億円事件は、戦後犯罪の芸術品、と言えるでしょう。と。

確かに。

犯人は、生きているのかな~80代。

経過をみて、海外へ渡ったか~

それとも、日本で、優雅にくらしているか~

意外と早く死んだか~

10年に1回くらい、多額のお金の落とし物があるが

それはもしかして~

あ、ないか、お札の番号控えているだろうし、

老人で、裕福、普通にくらしているのかな~

 



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