銀の人魚の海

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魔王の島 ジェローム・ルブリ

2024-01-13 | 本、雑誌

22年刊。文庫。500ページ、何かで借りた。

文庫は字が小さく、ミステリーで500か~

老眼には、考えた。やめようかと・・

著者は知らない。仏の作家。

76年生まれ、外食業界勤務、その後作家へ。

これが初翻訳のよう。3冊目。

仏のミステリーはPルメートルを2冊は読んでいる。

英、米とは違うムードあり。

初め20ページ読んでみた。読みやすく、いいかも~

人物もとても多くはない。映画化するといいか~

結局3日で読了。魔王とはゲーテの「魔王」から。

ゲーテの詩が何回も出る。

不思議な展開のミステリー+精神科系+微ホラー、

書くとネタバレになる。

初めは精神科医の授業から。

そして仏女性記者が、畜産場に取材に行くシーンへ。

後半、精神科医がまた登場。「心の避難所」という言葉が残る。

誰でも、トラウマがあると逃げ場を作る。

それが現実と区別がつかなくなることもある・・

1949年と86年の話にわかれ、交互に展開される。

戦争中。仏にも1つ、アーリア人の子どもを増やす

施設があった、と。これは何かで読んだ記憶。

戦後すぐと86年。つながりは?

ラストも精神科医の授業で終わる。



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