旅人のにちじょう

ねごと・たわごと・よまいごと

帰ってから日記(12)

2008-10-26 |  ザンスカール
カルギル遠景

8月27日(水)

<この日のスケジュール>

・専用車に分乗してレーへ


ホテルを出発してすぐガソリンストップ
レーまで飛ばすから満タンにしなきゃね
ふと見ると写真おじさんが外で撮影している
それも街へ向かってだ

同乗者と顔を見合わせた
まずいんじゃないの?

カルギルは1997~1999年の戦闘で
爆撃を受けており今も銃弾の痕が残っている
重要な場所なので大きな軍の施設もあるのだ

軍関係は問答無用で撮影不可である
軍の施設はもちろんのこと軍車両だってNGだ
それなのに基地のある方向にカメラ向けちゃってるよ

慌ててエスコートGくんを呼んで
「写真撮ってるけど大丈夫なの?」と聞いた
二人で結構切迫した顔で、である
「山に向かって撮らなければ平気」と彼は言ったが
昨日の一件もあって本当に怖かった

写真命の人たちは隙あらば
軍関係も撮っちゃうから心配である
例の彼女も「ばれなきゃいいのよ」と言い放ったが
私は以前ウズベキスタンの国境で
ダメだと厳命されていたにもかかわらず
ツアーの人が写真を撮ったのがばれ
軍人に取り囲まれるとばっちりを受けたことがあり
ばれれば大変なのを肝に銘じている
ダメなものはダメなんだよ~
ばれたら皆に迷惑かけるんだよ~~

本当は橋の写真も不可である

ザンスカールは重要視されていないからか
軍の施設がほとんどなかったから
うっかり撮ってしまったんだけど

パドゥムのホテルで私の部屋の隣に軍人が泊まった
結構エライ人らしくドアの前には常に警備兵がいて
部屋の前をウロウロされるので正直困った
しかも普通の部屋にはないテレビを持ち込んで
部屋の前にパラボラアンテナを設置したのには
ちょっと笑ってこっそり写真を撮ってみた

え?やっていることかわらない?
そ、そうかも・・・

とにかくこの日はこれ以外は特にネタもなく
新車だけどエアコンはついておらず
ちょっと埃っぽい道だとすぐ窓を閉めろ
と、ドライバーが煩くて面倒臭かったけど
今までで一番いい車でひたすら飛ばして
夕方にはレーについてしまった

何しろレーに近づくにつれて軍の施設が増え
それはそれは舗装されたいい道だったからね
レー近辺にはぎっしり基地があるのだ
軍の車が通る道をまず整備する
ドライブは楽だけどちょっと複雑な気持ちであった


帰ってから日記(11)

2008-10-21 |  ザンスカール
ペンシ・ラでマイ・タルチョをかけました

8月26日(火)

<この日のスケジュール>

・専用車に分乗してカルギルへ
  途中ランドゥム僧院、カルチェ・カルの磨崖仏


ペンシ・ラで「正しく」タルチョをかけ
崖崩れで発破をかけて岩をどけるのを
ドライバーさんたちと歌い踊って待ち
ランドゥム僧院までは楽しかった



この日はどうしてもロングドライブになるので
ランドゥムのキャンプ地で一泊しては
と、S社では考えているらしいけど
3955mではちょっと厳しいかしら
なんて、キッチンスタッフが作ってくれた
お昼ご飯を食べながらのんびり話していた

それなのにカルギルに近づくにつれ
どんどん緊迫してきたのだ
パドゥムで結局見学できなかった僧院の代替として
カルチェ・カルの磨崖仏に寄ることになっていた

カルギル地区はイスラム圏である
ザンスカールにもラダックにもイスラム教徒はいるが
カルギル地区はイスラム教徒が80%以上を占める

パキスタンとの国境もすぐそばで
実際1997~1999年には本格的な戦闘があった
のんびり旅行をしていたけれど実は
とても危険なエリアなのである

折りしも選挙期間真っ只中
ザンスカールとは違う候補者を応援している
そんな微妙な村々を通り抜けるのである
小さい子どもはこちらに向かって叫んでいる
じっと見つけてはにかみながら手を振る子なんていない

車内では後部座席の写真おじさん二人
「いったい何て言っているんだろうねえ」
なんてのんびり話している
ロクなこと言ってるわけないじゃん~

もう少し大きい子どもはこちらにスローイング
「いったい何の遊びだろうねえ」
・・・投石に決まってるじゃないの~~
頼むから写真なんか撮らないでよ~~~
心の中で叫びつつ助手席で身を縮めていた

私の乗っている2号車は
堂々とチベタンの候補者を支援する旨
車にポスターが貼ってあるし
後ろの3号車には
どう見てもヒンディーなエスコートくんが乗っている

投石がフロントガラスに当たるんじゃないか
そのまま囲まれてしまうんじゃないか、と
本気で怖かったしこんな思いをするのなら
代替観光なんていいからホテルに直行してくれ
と、一人びびりまくっていたのであった


やっと辿り着いた磨崖仏


おまけにカルギルの町に入る直前
チェックポイントで止められて
ここからはカルギルの車に乗り換えろ
と、いちゃもんをつけられてしまった
ガイドくんと添乗員Kさんが話をつけるのを
真っ暗な中じっと待つ間人がもっと集まって
えらく揉めたらどうしようとビクビクしていた

スルーガイドくんを人質(?)に残し
とりあえずホテルに着いたときには
心底ホッとしたし現実に戻ってきた気がした


迷言集

2008-10-19 |  ザンスカール
旅行は楽しかった
でも
メンバーの中に
「この人いなかったらなあ」と
思っちゃう人もいた

いつもはサイトの「ろばの耳」のページにこっそり書くんだけど
今回はあまりにもネタがありすぎるので
こっちに出しちゃえ~~~

どうして我慢しなきゃならないの?
S社の事前説明会で「僧院では肌の露出は避けて」
と、言われたときの彼女のお言葉
「だってアメリカ人の女の子たちなんて
 ノースリーブに短パンで歩いてるじゃないの
 アタクシ納得できないわ」
メインは僧院見学のツアーなんだってば
その前に陽射しが強くて肌なんて出せないよ
と、思ったけど初対面なので飲み込んでみた

あらアナタ信者?
私が僧院でブータンやチベットと同じように
旅のこれからを祈ってもらえるのかと質問したら
こうおっしゃった
彼女は結局僧院で一度も帽子も取らず
手も合わせず頭も下げずお布施も置かず
ただひたすら壁画の写真を撮っていただけだった
あんなに写真撮ってどうするんだろうなあ

それは是非買って差し上げなきゃね
パドゥムに地域の女性の自立支援のため
冬の間作った製品を売っている店があると聞いて一言
「差し上げなきゃ」って何様!?
結局チラ見しただけで何も買わず
レーにあるアメリカ人支援団体の事務所で
絵葉書セットをご購入されたのみであった

アタクシ野蛮な国って好きよ
食事をとりながらこんなことまで・・・
さすがにその場の全員でつっこみました
今どき「野蛮」って何をもって判断するのか
つか水しか出ないホテルで
毎日大バケツ2杯のお湯を出してもらって
その発言はどうかなあ

それより30分前に起こして
毎晩翌朝のモーニングコールの時間が発表されるが
その時刻より30分前にしてくれ、ということだ
部屋に電話はないので添乗員のモーニングノック
ってことは彼女に30分早く仕事をしろということだ
携帯電話持っているんだから自分でセットしなさい

彼の隣じゃなきゃ嫌だわ
スルーエスコートのGくんは
愛想もいいし割とキレイな顔だちの青年だけど
彼女はまるでペットのように侍らせていた
食事で彼の隣の席に座っていたおじさんを
この一言でどかせてご満悦なのであった

ここにはイスラム教の教会があるのね
日程を消化してレーに戻って来たときのお言葉
パドゥムにもカルギルにもあったんだけどなあ
それより「教会」ってどうなの?
モスクって単語があるのまさか知らないとか?


教会ですか・・・


何にでも頭を下げる日本人っておかしいわ
「ああいう場所では頭を下げるもんだ」と
ツアーのおじさんに懇々と諭された翌日のお言葉
ボストンとシドニーに何年か住んでいたという彼女は
信仰に対して徹底して否定的であった

アタクシ平気よ大人ですもの
ツアーにもう一人若干敬遠されている人がいたけど
その人に対しての彼女のコメント
そ、そうですか・・・
何人かで顔を見合わせたのを彼女は気づいただろうか


会心の写真に彼女が・・・


言動の一つ一つを合わないと感じた
二度とご一緒したくないと思った人は
彼女が初めてかもしれない

変わった人だったなあ
って
あちらもそう思っているに違いない
でも
私のことなんて気にもしてないかもなあ


現地スタッフ

2008-10-16 |  ザンスカール
ラダック&ザンスカールのスタッフは
まずスルーガイドSくん
彼は敬虔な仏教徒でいろいろなことを教えてくれた
実家の仏間は見事の一言につきる
ポタン僧院には彼が学生の時寄付を集めて
寄進した21ターラー菩薩像があるそうだ

次にスルーエスコートGくん
今回が2本目のツアーだという新人くんで
非常に素直で初々しかった
いつもグループの最後尾についており
彼がいなければ私はどこも見学できなかっただろう

3台の車に分乗するのでドライバーは常に3人
レー班とパドゥム班はチベタン
踊り好きな気のいいおっさん達であった
カルギル班はムスリム
長距離をひたすら飛ばすためあまり接触はなし

そしてパドゥムではキッチンスタッフがついていた
5連泊するのにホテルの食事はどうも・・・というので
シェフ、アシスタント3人、ドライバーの総勢5名
ホテルの裏庭にテントをはり三食作ってくれる
遠出をするときは見学先まで付いて来てくれる
カレーだけでなく中華でもイタリアンでもOK
リクエストすればトゥクパ(チベット麺)も出てくる

最後の夜にはケーキまで出てきた

Jully(ジュレー)は挨拶にもお礼にも使う万能な言葉


添乗員Kさんイチオシイケメンのシェフは
私のタイプではなかったので争うことはなく
アシスタントくんを勝手にマイダーリンと決め
楽しく充実した日々を過ごしたのであった(笑)

ちなみにスタッフは全員男性
Kさんと競うように各ポイントで
「は~いメンズの皆さん集合~~~」と
‘メンズと私’の写真を撮って遊んでいたので
今回はやたらに人口密度の高い写真ができました


壁画特集

2008-10-15 |  ザンスカール
ツアーのメインの見学は僧院である
僧院内の写真撮影は
ブータンでは一切禁止
チベットでは有料だったけど
ラダック&ザンスカールでは基本的に
無料で撮影可ただしフラッシュは不可であった

僧院内は暗い
うっかりすると光ってしまうので
中に入るときにはまず発光禁止の操作をする
今までは懐中電灯で照らしてもらって撮っていたが
今回新たな機能を発見!
「高感度撮影」である


左が懐中電灯バージョン
右が高感度撮影バージョン

最初にマニュアル読めよって感じ?

とりあえず「発光禁止→高感度モード」で
僧院内の写真が気楽に撮れるようになった
まずはめでたい

僧院内ではガイドくん&添乗員Kさんが
この上なく丁寧に詳しく解説をしてくれる
ただ非常に残念なことなのだが
私には理解できる知識も素養もないので
それがどんなに珍しいものであっても
ありがたみが感じられないのであった

アルチ・ツァツァプリ僧院の
普段は入れないという二階のお堂の曼荼羅も


ザンラ僧院の他にはあまり見られないという
黒地に白の線で描かれた壁画も


ほほう、とは思うけど感慨はそんなにない
むしろ説明以外の妙な部分に目がいくので
「これは何?」と質問しては苦笑されてしまった

だって気になるんだもん
こんなのとか


こんなのとか


こんなのとか


でも一番気になったのは
巨匠が指揮を執り何年もかけて描かれている
スタグリモ僧院の建築中の新堂の壁画の
これ


どうしても太ったニョロニョロたちが
虚空を見つめている切ない後ろ姿に見えてしまう
・・・雪山を表しているんですって

ごめんなさい
あんなに説明してもらったのに
あんなに丁寧に見て回ったはずなのに
私にとってはこれが
ダントツお気に入りのベストショットです・・・


帰ってから日記(10)

2008-10-14 |  ザンスカール
スタグリモ僧院への道からのパドゥム

8月25日(月)

<この日のスケジュール>

・ピピティン僧院
・スタグリモ僧院
・パルダン僧院
・パドゥム僧院とポタン僧院は入れず
・城跡
・スルーガイド親戚宅訪問


パルダン僧院は大きな岩の上に建つ
遠景はギリシャのメテオラみたいだけど


入り口は意外とピカピカだった


一通りの見学を済ませグループの後ろにいた私たちは
「お茶でも飲んでいけ」と通りかかったお坊様に誘われた
私はただ座ってお茶が飲めるのが嬉しかったけど
ツアーの人が博物館級に貴重なものを発見
先に行ってしまったガイドくんたちを呼び戻し
お話をうかがうこととなった

そのお坊様が持っていらしたのは
人間の頭蓋骨でできた盃と大腿骨から作られた笛
説明を聞いていたガイドくんが一瞬絶句したのは
笛が生きている妊婦の骨で作られたということ
彼も初めて聞いたらしくかなり動揺していた

信仰の凄味を感じたけど別な意味で
もっと恐ろしかったのは写真命の人たち
順番に触らせていただいた髑髏盃を
無造作にひっくり返し骸骨の姿にして
写真を撮っていたのだ
何か感じるものはないのか~~~~っ

と、とにかく
お坊様の履いていらしたくつ下が
あまりにも素敵だったので

ホテルに帰った休憩時間くつ下を探しに
パドゥムのメインストリートに繰り出したのでありました


三足買うからって粘ったけど
二人で結局七足も買ったけど
頑としておばちゃんはおまけしてくれなかった
・・・そんなに買う気マンマンに見えたのかな(汗)

盃と笛、そしておばちゃんの写真は
そのうち別館の方にアップする予定です


帰ってから日記(9)

2008-10-13 |  ザンスカール
サニ僧院の正面

8月24日(日)

<この日のスケジュール>

・ゾンクル僧院
・サニ僧院
・チャンバ石仏
・夕食後民族舞踊鑑賞&参加


ゾンクル僧院は本堂の他に
カギュ派の祖ナローパが瞑想したといわれる
洞窟が崖を50mほど上ったところにある

天井を押し上げたとされる彼の足跡があり

コインがたくさん貼り付けられている
心の清らかな人だったか信仰心篤い人だったか
とにかくその人のコインは落ちてこないそうで
私も1円玉を貼ってみた
今も無事かしら・・・

なんてのん気なことをやってるが
とにかく崖としかいいようのない道
例によってエスコートくんの手を借りながら
「No more climbing!」と言い続けるのであった

水辺で昼食をとり

休憩時間にスタッフとひと踊り
近所の子供たちも集まってきて汗だく
サニは標高3490mなんだけどね

サニ僧院は四方にラブリーな魔除け(?)


しかもチョルテンは裏から見ると雪だるま


心をじゃぶじゃぶ洗っているはずだけど
ちょっとしたことが何だか面白くて
夕食後村の集会所での民族舞踊鑑賞は

当然最後は村人たちとぐるぐる踊って
ご機嫌でホテルに戻ったのでありました

この日の事件といえば
浴室の窓が塗りこめられちゃったくらいですかね
(詳細はサイトの事件簿で)


帰ってから日記(8)

2008-10-11 |  ザンスカール
朝、ヒツジたち出勤中

8月23日(土)

<この日のスケジュール>

・ザンラ僧院
・現ザンラ王宅訪問
・旧ザンラ王宮跡
・スルーガイド宅訪問
・トンデ僧院


ザンラ僧院で添乗員のMさんに
尼僧様とのツーショット写真を撮ってもらったら
まず「ボンボン?」とねだられてちょっとショック
さらに「あなた達は親子なの?」と聞かれ大ショック

もちろんMさんが娘で私が親だろう
あり得ない設定と思いたいが
そう見えてしまったのね・・・(涙)

気を取り直してザンラ王宅を訪ねる


運が良ければ王様に会えるかも
待っていたら身内のおばあさんが
お線香をあげに仏間にいらしたので
あがらせて頂いたらこんなお面と対面

歴史を感じるなあ

そうこうしていると王子登場
おお~~~っ王子よっ王子♪
早速ツーショット写真を撮らせていただく
やっぱり王子、どこなく気品を感じる
「嫁はいりませんか?」という冗談も
申し訳ないようなシャイな王子様であったが
この11月にご結婚されるそうだ・・・残念(笑)

にこやかに現れたザンラ王はさすがの貫禄
宝物庫に招かれていろいろとお話を伺う
写真を一緒に撮らせていただいたばかりか
ガイドブックにサインまでしてもらった
もちろんザンラのページの地図の上
レアなガイドブックにレアなサイン♪

その後もったいなくも王子御自ら
旧ザンラ王宮跡をご案内くださった

小高い丘の上にある王宮跡は修復作業中

ちょっぴり王様の気分で村を見下ろしていると

ん?なんか喧しいぞ?


どうやらうちのドライバーさん達が
集まってきた近所の子供たちに
踊りを教えているらしかった・・・こらこら
まあ民を温かく見守る王ってことで(笑)

ザンラ王一家は毎朝ここの仏間で祈るらしい
大変だなあ上りも大変だけど下りも大変
私には立派な山道なのでエスコートくんがいないと
見学場所には行くことも戻ることもできない
こればかりは毎日辛かったなあ

ところで
スルーガイドくん宅の仏間は見事でした

どうやら「いいとこの子」らしい


お灯明特集

2008-10-09 |  ザンスカール
去年あまりの中国化に
心がすっかりささくれ立って
チベットから帰ってきた

今年「チベットよりチベットらしい」
と、いわれるラダック&ザンスカールで
心をじゃぶじゃぶ洗おうと思った

チベットの僧院はどこも大混雑で
立ち止まる暇すらなかったけど
ザンスカールの僧院はどこも静か
どこでもほぼ貸し切り状態であった

ゆっくりと見学し静かに祈る
頂いたお茶を飲みながら
ぼんやりと空を見上げる
なんて素敵♪

そして今回何が素敵だったって
毎日お灯明をあげてたってことだ
去年バターの袋を抱えてお参りしている
チベタンのドライバーさんを見て
やりたいなあ、と思っていた

近年バターランプの煤で
お堂の壁画等が傷んでしまうため
お灯明は外で焚かれたり
煙突のついたケースに入ってたりもするが

僧院によっては小さな灯をあげさせてくれる
そこで「お灯明隊」結成(といっても3名だけど)
見学先でガイドくんに確認してもらって
バターランプと共に祈りを捧げたのであった
(バターではなく食用油のところもあったけど)

そしてお灯明仲間に教えてもらって
写真を連結する技を習得したので
すっかり調子に乗って作ってみた

まず縦バージョン


そして横バージョン


バターランプは30分もあれば固まるらしい


ちょっとは心はきれいになったかな


帰ってから日記(7)

2008-10-08 |  ザンスカール
山の斜面に建つカルシャ僧院

8月22日(金)

<この日のスケジュール>

・カルシャ僧院
・チョージグザル僧院
・ギャワリンガ磨崖仏


前の晩はどうなるかと思ったけど
しっかり眠って爽やかに目覚めた
バケツでお湯を運んでくれたので
朝風呂しかも髪まで洗ってしまった
パドゥム(3565m)初日快調である

ザンスカール最大のカルシャ僧院と
対峙する尼僧院チョージグザル僧院を見学し
一旦ホテルに戻り昼食
絵葉書も無事出すことができた
怖いくらい順調である

当初の予定では午後に
ボタン僧院とピピティン僧院を見学するはずが
鍵番不在で別の日になったけど
何といっても五連泊することだし余裕である

磨崖仏を見た後(ホントに崖だった・・・)
畑の中を歩いてホテルまで帰ることとなり
地元の人たちとちょっとだけ触れ合った際
畑仕事をしながらおねえさんが言った

「日本人は私たちと同じように
 鼻が小さいのね

ここはザンスカール
チベット系の人々が暮らしている
ヒンディーやヨーロピアンと比べたら
顔立ちはどちらかというと薄い
どうやらあちらも親近感を持ったようである

でも「目が細い」ではなくて
「鼻が小さい」っていうのは面白い
最初に目がいくのは鼻なんだろうか

スルーガイドくんに
「美人といえば」と聞いたら
彼はしばし悩んでから
「人それぞれだけどそれより重要なのは
 よく働くかどうか、かな」と答えた
おおっさすがだ

普段はS社のデリー事務所にいる
添乗員のKさんに前回のナマステの
対インド人にらめっこ全敗の話をしたら
「見慣れないものをみたので
 怖くて固まっちゃうんですよ」という返事

ほほう「玉子に目鼻」は怖いか
今度はにっこり微笑んで手を振り
もっと怖がらせてみよう(笑)


ちょうど麦の収穫時期でした