帰ってから日記（６）

ポタラ宮の前の整備された広い道路

８月１１日（土）

＜この日のスケジュール＞
・ラサ観光
　　蔵病院、ポタラ宮、セラ寺

長年憧れ続けたラサだというのに
この日の観光は「？」や「！」だらけ
サイト本館にあるように
蔵病院では現地ガイドがロクに通訳できず
ポタラ宮では１時間限定の見学時間
今回一番見たかったのはラサのポタラ宮なのに

セラ寺では現地ガイドの説明が
あまりにも下手でつまらないので
ちょっと輪から外れていたら
五体投地をしていたチベット人の女の子に
「やってみる？」と誘われた

それはやってみないとね
見よう見まねでなんとなく祈るのと
正しい作法を教わって祈るのでは
やっぱりこめる気持ちが違う
迷うことなくイヤホンガイドをはずし挑戦

ちゃんとやってみると結構きつい
運動量としても厳しいが空気も薄いので
余計に息があがる
自分の家から五体投地をしながら巡礼をするのは
真の信仰心がなければ絶対できないと思った

ラサで正しく五体投地
不機嫌だった一日がちょっと和んだ経験
同じように欲求不満を感じていた人も
私の後に続いて汗をかいていた

夕飯は泊まっているのとは違うホテルで食べた
ここはお姉さんの制服がチベットの衣装
何よりにこやかで一生懸命なサービスが
今までの無愛想ですぐ喧嘩腰になる中国式とは違い
なんだか嬉しくなっちゃうのであった

そしてこの日はツアーに２人誕生日の人がいて
最後にケーキがついていたんだけど
そのロウソクにびっくり

もうすんごいファイヤー（笑）

隣のテーブルの人たちが近寄ってきて
皆で「Happy Birthday」を歌い始める
更にびっくりしたのは
歌い終わって絶妙のタイミングで
花が開いたのであった

いいよねこのロウソク
初めて中国製品で欲しいと思った一品（笑）
結局手には入らなかったけど

ところで誕生日を一緒に祝ってくれた
隣のテーブルの人たちは
入って来たときからテンション高くて
他のグループに乱入しては楽しげで
「中国人なのにフレンドリー」な印象だったけど
話してみたら台湾の人だった・・・

「中国」の印象がちっともよくならない一日
「私はチベットに来たのに」って思いが強すぎて
受け入れることができなかったんだろう、多分