人間ドックの合間に読んでみましたよっと。
私が家を買っちゃおっかなー熱に浮かされたのは、かれこれ3回。
1回目、働き始めて3年目くらい。
2回目、30歳ちょっと前。
3回目、3年前くらい。
でも、まだ買うには至ってないのが現状。
価格だったり、費用対効果だったり、
資産価値だったり、メンテナンス費の高さだったり、
資産所有リスクだったり、まあ、そういうの諸々が折り合わなくて。
なんだけど。3回目の熱、まだもーちょっと醒めてなくて、
なんか、いい物件あったらなぁ、とか思ってたりはする。
ので、ちょっとタイトルが気になって読んでみたのです。
帯のね、『30年で資産価値ゼロっておかしい』的なコピーに惹かれたのよ。
その疑問は、家を買おうと思った1回目の頃からずっと持ってて、
マンションを見に行って、耐久年数で家賃を試算し始めると、
不動産会社の人は言うわけ、『コンクリは70年以上持ちますよ』って。
だから『50年換算してください』って。
でもさ、築30年のマンションの資産価値って、どんだけ?って、
周囲を検索してみたら、もう全然なのよ。
共益費・維持メンテ費を確認したら、もうそれ賃貸のがよくない?みたいな金が必要。
でも、そっから20年て、どうもねぇσ(^_^;
で、正直ベースで聞いてみると、彼らは『ちっ』って言うのを隠して、
『よく勉強してらっしゃいますね、でも30年前と今では技術が違うんですよ』とか抜かすわけ。
現実に築30年のマンションをいくつも内覧すると、
あー、30年後はこんなとこに『住まなきゃいけない』んだ、ってテンション下がる。
住みたいな、と思えるのはせいぜい築20年程度まで。
あー、もちろん元億ションとかでメンテしてるところは、
まあ、30年でも住みたいかな、と思えるけど。
そうすると25歳で新築マンション買ったとしても、55歳には住み替えたい。
あれ、ちょっと待って。
女性の寿命ってば90歳なんだから、次のマンションも85歳で出なきゃじゃない?
最後なんだし5年くらい我慢すればいいのかな。
で、どっちにしても2回は家を買うことに。
えーーーー、2回?!
日本の平均像が、生涯賃金2.5億だとして、
住宅取得は0.3~0.4億、維持メンテが0.2億。
(ソースは、後で追記するかも)
2回も家を買おうと思ったら、価格が0.2億くらいじゃなきゃ折り合わない。
でも、住宅は0.3~0.5億くらいがメインの価格帯。
ふつーのひとは、2回も買えないどころか、1回でも精一杯ぽいんですけど?!
むーーーー、これってさ。
これってさ、なんか搾り取ってやろうっていう悪意を感じる。
しかも住宅メーカーだけじゃなくって、
それを是正しない国の策略というか、、、
と思ってたら、やっぱり!って内容が書いてありました。
戦後、日本がGDPを上げるために、そういう戦略を選択した、って。
あーーー、そういうこと?
で、そろそろそれを是正しませんか。
不景気だし、スクラップ&ビルドはもったいないでしょ?!
というのがこの本の趣旨。
私の考える『家』って住むところだから、
特に一軒家でもマンションでも区別してなかったんだけど、
この本の対象は『一軒家』のみらしい。
ふーーーーん。
一軒家かぁ。
将来のこと考えると、選択肢になかったんだけど、
マンションが自分の分だけって何ともならないのに対して、
一軒家なら、自分だけなんとかなるっていうのは確かに魅力。
ちょっと考えてみよっかなー。
で、忘れないように、気にしよう!と思った項目だけ抜粋。
・光熱費を削減するために、隙間対策をすること。
・住宅が30年しか持たないのはカビるから。換気をマジメに考える。
・断熱材の材料選択(不定形部分に対応できるか)は重要。
・断熱方法を選択することは重要。
・基礎からも断熱を考えること。
・建築家と建築士を使い分けること。
・支柱位置を動かすと、コスト高になることも。
コスト削減したいなら、建築士とも相談すること。
・今の基準は10年後も通用するか?少し高めに見積ろう。
(あとでもうちょっと追記するかも、しないかも)
一軒家を建てようとするひとは、読んでおいてもいいかも。
でも、これって、たぶん実際に実現しようとすると、
今いる多くの胡坐をかいてる業者さんからは、
『小賢しい』とか『面倒な客』って冷遇されるんだよねー(´・ω・`)
ふー。
いい業者さんとの出会いを求む。