ミカウバー日記!音楽とグルメと旅行が好き!

今まで参戦したライブや訪れた内外の場所や食べ歩いたお店などを中心にその時感じた雑感について書いていきます!

幻のバンドPYGについて ③

2020-05-26 08:35:00 | ジュリー
結局PYGの活動期間ってどれくらいあったんだろう?

ニューロックを目指して旗揚げしたPYGは
1971年2月1日にデビューした。
タイガースの解散コンサートが1月24日に武道館で行われたばかりだから僅か1週間程でデビューという事はいくら何でも早すぎたのではないか?

同年の4月10日に1stシングル花・太陽・雨をリリースし1972年11月21日発売のラストシングル初めての涙をリリースした後自然消滅していったみたいだ。

結局ショーケンはドラマ太陽にほえろで俳優としての評価が高まり軸足が俳優へとシフトし、ジュリーはソロ2枚目のシングル許されない愛が大ヒットしてソロとしての注目度が上がってきた頃でもある。結局ショーケンが参加できる時はPYGとしてそうでない時はジュリー&井上バンドとしての活動を行なっていった。

だから結局正式な解散のアナウンスってないんだよね。強いて言うなら75年にサリーが井上バンドを正式脱退したした時?若しくは80年に井上バンドが解散してジュリーのバックを辞めた時かな?

結局バンドとしてはアルバム2枚とシングル5枚出しただけの活動となってしまった。

彼らのディスコグラフィーは下記の通りだ

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*シングル*

  • 花・太陽・雨/やすらぎを求めて(1971/4/10)
  • 自由に歩いて愛して/淋しさをわかりかけた時(1971/7/21)
  • 何もない部屋/もどらない日々(1971/11/1、「萩原健一+PYG」名義)
  • 遠いふるさとへ/おもいでの恋(1972/8/21)
  • 初めての涙/お前と俺(1972/11/21)

*アルバム*

◆PYG!◆

1971年8月10日
オリコン10位



01. 戻れない道
02. 明日(あした)の旅
03. もどらない日々
04. サンデー・ドライバー
05. やすらぎを求めて
06. 花・太陽・雨
07. 何もない部屋
08. 白い昼下がり
09. ジェフ (サァー・ロレアル・ジュリー・オブ・ピーコック・ヒル)
10. ラブ・オブ・ピース・アンド・ホープ
11. 祈る


◆Free With PYG◆ 

1971年11月10日


Disc 1】
01. ブラック・ナイト
02. ウォーキング・マイ・シャドウ
03. エヴリ・マザーズ・サン
04. カントリー・コンフォート
05. ビッチ
06. スピード・キング
07. カウボーイ
08. ラヴ・イン・ヴェイン
09. トゥ・ラヴ・サムバディ
10. トラヴェリング・イン・ザ・ダーク

【Disc 2】
01. 淋しさをわかりかけた時
02. 戻れない道
03. 何もない部屋
04. 悪魔 (シンパティー・フォー・デヴィル)
05. アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー
06. 自由に歩いて愛して
07. ハイヤー
08. ゴナ・リーヴ・ユー
09. 祈る


当時PYG色んなフェスに参加したけど観客からはボロカスやられたみたいでステージに向けての野次や物を投げ込みはかなり酷かったみたいだ。

あのプリンスでさえデビュー間もない頃ストーンズの前座でステージに上がった際に観客からの野次や物を投げ込まれたりして早々にステージから退散したらしい。そのアーティストの本当の凄さが理解されるまでは聴衆と言うのは厳しいと言う事か?まぁ完全アウェイ状態だもんね!

それと同様に日本で本物の和製ロックが育っていない頃にロックを目指して登場した元GSの残党が作ったグループの演奏に耳を傾けるほど聴衆は優しくなかったし耳も肥えていなかったいう事だろう。しかもヴォーカルがアイドルとみなされていたジュリーショーケンだから尚更だ!

もしヴォーカルがもっと硬派なイメージの人だったら世間の受け止め方も変わったかもしれない。

でも元々タイガースはロックバンドでありたかった。ところが売れたが為にアイドルとして歌謡曲ぽい曲をしなくてはならなくなった悲劇がある。だからジュリーがPYGに入ってロックをやりたかったと言うのは分からなくはない。

時代が悪かったのか?

もしこのバンドが大ブレイクしていたらその後のジュリーやショーケンそれに井上バンドの活躍はなかったかもしれない。

だからPYGは幻のスーパーバンドとして一瞬だけ存在した事に意味があるのかもしれない。

でもタイガースだって再結成されたらあんなにファンが集まるんだから伝説のPYGが再結成されたら見たいファンは沢山いたと思うけどね。

だから時々考えてしまう

もしPYGが再結成されていたらどんな感じになったんだろう?

って


幻のバンドPYGについて ②

2020-05-25 08:36:00 | ジュリー
どんなバンドでも名前をつける時それなりの由来や想いがあるけど

常々なんでバンド名をPYGってしたんだろう?

と疑問に思っていたのでググってみると

何とそこには

豚のように蔑まれても生きてゆく

に由来しているとあった。これには少しビックリ!これだけのメンツを揃えてバンドを組んだんならもっと凝ったカッコいい名前を付けそうなものだけどとは・・・




当時ナベプロに所属さていたアラン・メリルのアイデアによってPigをPYGと命名したんだそうだ。ByrdsだってわざわざIをYに変えていたので同じパターンだったのかな?このアラン・メリルさんJoan Jettの大ヒット曲 I Love Rock'N'Rollの作者だった人でした、しかも今年の3月に新型コロナウイルスの感染によって亡くなられたんだよね😭😭😭この方の訃報は知ってたけどこの方がPYGの命名に関わっていたと知ってなおビックリ!

そう言えば昔ジュリーがタイガース時代にロンドンに滞在している時にMick Jaggerがよく来るという日本食のレストランの人にもしMickが来たら連絡を欲しいと言っていたそうだ。

程なくそのレストランから肉ジャガとか言う人が来てますと言われてそれがMick Jaggerと分かりそのお店に急行そしてサインを書いてもらったらしいけど、その時MickはわざわざタイガースのスペルをTYGERSと書いたそうだ。その時ジュリーはらしいなぁと思ったそうだ。
外国人ってこう言う事をしたがるんだろうか?

それからこのPYGについてだけど別の所で読んだ話だけどショーケンが

Peaceful Young Generation
 
と言う意味もあった様な・・・と言っていたらしい。これは確かではないみたいだけど。

バンド名の由来だけでも僕にとっては目からウロコです!



今みても凄いメンツだよね〜!

幻のバンドPYG について ①

2020-05-24 08:44:00 | ジュリー
日本にもBlind Face やAsiaの様なスーパーパンドがあった事を覚えている方はどれくらいいるだろう。

でもその活動した記録って殆ど残って無くてまさに幻のバンドと言っても良いかもしれない。

日本中に巻き起こったGSブームがあっけなく去りこれからGSのメンバーの人達はどうなってしまうんだろうと思っていた時スーパーバンドの結成が発表された!

バンドの名前はPYG



メンバーはヴォーカルに何とジュリーショーケンそしてバックを固めるのが井上堯之・大野克夫・岸部修三・大口ひろしという錚々たるメンバーだ。
タイガース+テンプターズ+スパイダースと言う人気バンドから選抜されたオールスターバンドだったのだ。

とにかく当時のGSを二分する人気ヴォーカルの

ジュリーショーケンが同じグループに入ってやっていけるの?

実際ジュリーとショーケンのファンの対抗意識が強くてジュリーが歌う時はショーケンのファンがタンバリンを叩きショーケンが歌う時はジュリーのファンが大声でお喋りするなどして妨害しあっていたらしい。

当時、音楽にそれ程興味の無かった僕でもこのグループの存続に正直言って疑問符❓を持った。

実際、僕はPYGの演奏している所を1度も映像で見た事が無い。ただプロモーションか何かでジュリー達メンバーが集まって何かしている映像を見た事があるだけだった。

彼らのデビューシングルはサリーが作詞し尭之さんが作曲した花・太陽・雨だった。







尭之さんはとにかくメンバーのオリジナルと言うことに拘っていた。ジュリーだけがこの曲は難しいすぎると何色を示していたらしい。ジュリーは次のシングルとなった自由に歩いて愛しての方を押していたようだ。ただ尭之さんはこの曲の歌詞をプロの作詞家である安井かずみさんが手掛けた事で純粋なオリジナルとは言えないと言って難色を示したらしい。曲は尭之さんが作曲しているから完全な外注ではないにも拘らずだ。
  




どちらも僕は好きだけど自由に歩いて愛しての出だしのギター🎸のカッコよさと間奏の大野さんのオルガンのソロは素晴らしい。それにこの曲はジュリーとショーケンのツインヴォーカルが花・太陽・雨よりもはっきりしている気がする。

実際セールス的にも自由に歩いて愛しての方が花・太陽・雨より良かったらしい。

もしこちらを1stシングルとして出していたらひょっとしたらPYGに対する世間の受け取り方も違っていたかもしれない。

花・太陽・雨は出だしがJohn LennonのMotherを彷彿とさせる重厚さだ。とにかく重いよね。それに当時としては曲の尺が長いのもネックだったかもしれないね。僕はこの曲はジュリー祭りの時に初めてライブで聴いた。東京ドームに鳴り響く鐘を連想させるギター🎸。とても荘厳に聴こえたのを今でも覚えている。

レコードで聴いた比叡山のライブの花・太陽・雨は最高にカッコ良かったね。

そして何とこの曲が帰ってきたウルトラマン第34話「許されるざるいのち」で使われていた事でにわかに評価が高まった。僕はリアルにウルトラマン世代で勿論帰ってきたウルトラマンもほぼ毎週観ていた筈なんだけどこのエピソードは全く記憶にない。再放送でも観たことがないのだ。

子供の番組しかも怪獣ものにこの曲を持ってくると言うセンスが素晴らしいね!

早速YouTubeでこの曲が使われているシーンをチェックした。

このシーンの為に作られたのではないかと言うほどマッチしていて驚いた。


PYGのライブ映像って何処かに残ってないんだろうか?

PYGというバンドって手が届きそうで手を伸ばすとスッと消えてしまうそんな存在な様な気がした。

ジュリーが志村けんの代役に!

2020-05-16 10:54:00 | ジュリー
これは朝一から嬉しいニュースです。
先日コロナウイルスで亡くなられた志村けんさんの初出演映画になる筈だったキネマの神様の代役に何と沢田研二さん決まったそうです。



これって今考えられるベストな選択じゃね?

志村さんのお気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です。

この短いコメントにジュリーの決意と志村けんさんに対する気持ちがギュッと詰まっていると思う。

ジュリーと志村けんは元々ナベプロの先輩後輩と言うこともあってドリフの番組でよく共演していた。

あの当時すでに大スターだったジュリーは意外なことに結構色んなバラエティに出ていた。

ジュリーと志村けんの鏡のコントは今見ても絶妙なコンビネーションで面白い。ジュリーの格好する志村けんがいつしかジュリーに見えてくるから不思議だ。




志村けんがスターでジュリーがボウヤ役のコントも面白かったよね。


何となく似てるなあ思っていたらこんな記事を見つけました 👇


この2人の雰囲気がとても似てるよね。

普段自分に近しい人が亡くなっても滅多にコメントを出さないジュリーが今回の様なコメントを出すのは異例中の異例とも言える。

それだけジュリーと志村けんさんの繋がりって僕たちが思っている以上に強いのかもしれない。

ジュリーは歌手としては言うまでもなく一流だけど役者としてもなかなか味のある演技をする。
この映画の山田洋次監督とは以前寅さんの映画で仕事をしているので今回も楽しみだ。

ジュリーの映画の中では太陽を盗んだ男がダントツに好きだけど、大阪物語で夫婦漫才師を演じるジュリーもええ味出してて良かった。

久しぶりにいい話題でマスコミに取り上げられた形のジュリーだけども僕たちファンはテレビに出なくなってもジュリーが毎年地道に新曲出してツァーをするという活動をやり続けていることを知っているから、今回のことは嬉しいけどそれで舞い上がる事は決してない。

ジュリーとしての最高の演技を見せて天国の志村さんを喜ばせてあげてください!

勿論映画が公開になったら観に行くよ〜!

80年代後半以降の曲だけのライブを観てみたい!

2020-05-15 21:48:00 | ジュリー
困った時のジュリーネタです。

ジュリーもご多分に漏れずコロナウイルスの感染拡大の防止のに伴い今年のツアーは全て中止になってしまった。

本来なら今年のツァーがこの13日からスタートするはずだったんです。一体どんなセットリストでライブを行うつもりだったのか今となっては知る術もないけど、返す返す残念だ。

コロナウイルスが終息した暁にはジュリーには半沢直樹ばりの倍返しの凄いライブを行って欲しいね。

そこで今回はジュリーの80年代後半以降の楽曲限定でもしライブをしてくれるなら僕が独断と偏見で21曲選んでみました。

この時期のジュリーはいわゆる暗黒時代と言われたCo-Colo時代の約5年間が明け僕たちが聴きたかったジュリーに戻って来てくれた時代だ

確かにヒット曲を連発していた頃とは違ってチャートのアクションは決して良くはない。でもジュリーが本当に自分が歌いたい曲を歌うと言うスタイルを確立し始めた時代でもある。


この頃のライブは全盛期と遜色ないアクティブなパフォーマンスを見せてくれているし、楽曲のクオリティーもかなりのものだ。

だからこそこの時代の楽曲のみでジュリーの歌の上手さとロッカーとしての力量を見せつけて欲しいと思うのは僕だけだろうか?

以下の21曲は僕が本当に好きなナンバーばかりだ。勿論これ以外にも好きなナンバーは沢山あるけどライブ映えするナンバーいう事にフォーカスして選んでみました。

今はYouTubeでそれぞれの楽曲を聴くことが出来るので是非一度観てください!



✴︎Co-Colo時代と3.11以降の楽曲は敢えて入れていません。





①そのキスが欲しい
②彼は眠れない
③光線
KI-MA-GU-RE
あんじょうやりや
憂鬱なパルス
オリーヴオイル
砂丘でダイヤ
Down
⑩Greenboy
 a long good-bye
 abc  I Love You
 いい風よ吹け
 Muda
ポラロイドガール
⑯あなたを思う以外には
 A•C•B
 Rock'n Roll March
⑲耒タルベキ素敵
アンコール
愛まで待てない
単純な永遠




是非ともこのセットリストをバンドバージョンで聴いてみたいなあ!

80年代後半もジュリーはいい曲いっぱい歌ってる!もっと多くの人に知って欲しいね!