ミカウバー日記!音楽とグルメと旅行が好き!

今まで参戦したライブや訪れた内外の場所や食べ歩いたお店などを中心にその時感じた雑感について書いていきます!

幻のバンドPYGについて ⑤

2020-05-28 08:59:00 | ジュリー
2枚目でいよいよPYGのオリジナル曲が披露される。

いきなりミディアムテンポの淋しさをわかりかけた時でスタート!この曲自体結構好きだけどここはアップテンポの戻れない道で行って欲しかったなぁ!出だしの尭之さんのギター🎸がカッコ良いしこの曲も間奏の部分の大野さんのオルガンのソロがいいんだよね。

そして3曲目の何もない部屋は何とショーケンの歌詞ジュリーの曲が乗ると言う今では信じられないコラボ曲だ。



👆ショーケンには独特のオーラがあったね!



この曲は正に井上堯之のギター🎸フレイバー炸裂のイントロからショーケンの味のあるヴォーカルが始まる。この頃はそんなに崩して歌ってないのでバラード系の曲は結構染みるますね。
雰囲気が歌謡曲風なんだけど途中に入る尭之さんのギター🎸が又良いんだよね。エンディング近くのショーケンのソウルフルな叫びはカッコ良いわ!甘いジュリーの歌声とは異なった男っぽいショーケンのの声もこのバンドの武器だし魅力なんだけどね・・・

そして続く悪魔を憐む歌も引き続きショーケンのヴォーカルだが・・・

これがBitch以上に意味不明の歌詞のオンパレードなのだ!

この曲は一体何???

曲のアレンジはGet Yer Ya-Ya's Out!の頃のギター🎸サウンドに近い。そこに満を持してショーケンのヴォーカルが入るのだが・・・
でも何故か勢いがあるんだよねショーケンの歌に!結局最後までショーケンワールド全開で力技でねじ伏せると言った感じでこの曲を歌い切ってしまった。

こんなスゲーSympathy For The Devilは聴いたことないぜ〜!

これもロックか⁉️

確かショーケンもこの曲の事は恥ずかしく思っているらしくこの時の歌は穴を掘って埋めてしまいたいと言っていたと思う。

そしてオリジナルはまだ登場しない。何とCCRI Put A Spell On You だ!この選曲も以外と言うか渋いよね。CCRならもっととっつき良いProud MaryやHave You Ever Seen The Rainと言ったトップ10に入ったヒット曲をやる方が受けが良いと思うんだけどね。I Put A Spell On You全米58位と言う小ヒットの曲だしそれに何よりブルースぽくて渋すぎるんだよね。一体誰がこの曲を選んだんだろう?その方が興味が湧く。

そしてやっと自由に歩いて愛しての登場だ!会場のノリも良い。やはりライブ映えする曲だね。


👆こんな感じで歌ってたらファンにとっては涙もんやね!

そしてライブは更に盛り上がっていくんだけどここからまたカバー曲が2曲続く。Sly & The Family StoneI Want to Take You Higherは結構日本でもカバーされているから曲は知っている方は多いと思うけどこの曲が来るとは・・・でも観客のノリもなかなか良くてI Want to Take You Higher〜!の後の返しもバッチリ決まっていて少し驚いた。

そしてこのライブで1番僕が驚いたのはその次の曲だ。何とLed Zeppelin が1stアルバムで取り上げたBabe I'm Gonna Leave You だ。これ又選曲が渋いい難しい曲だよね。僕も好きな曲だけどまさかジュリーがこの曲を!ジュリーの声はハードロック系の歌を歌うには少し声質が違うと思う。だからDeep PurpleZepのカバーを歌うのがとても不思議に思えた。逆にそれがとても新鮮。バックの演奏は本当に安定していてそれにも驚いた。改めてPYGは単なるGSのスターグループの寄せ集めではなく本当にロックをやりたいミュージシャンの集まりだった事が改めてわかった。

そして最後にPYGのオリジナルの祈る始まった

祈り

作詞 岸部修三
作曲 沢田研二

ただ 笑って いただけ
そっとおやすみ 妹よ
なにも 知らない 愛だけど
こころをともす 光のように
今祈る ながいしあわせを

ただ 芙って いただけ
そっとおやすみ 妹よ
なにも 知らない 愛だけど
こころをともす 光のように

なにも 知らない 愛だけど
こころをともす 光のように
祈る ながいしあわせを

ジュリーはこの歌を噛み締めるようにじっくり歌ってライブは終了した。


あれ?花・太陽・雨が収録されて無いやん!



PYGの記念碑的なデビューシングルにして名曲である花・太陽・雨のライブバージョンが収められていないのだ!

この時のライブでも演奏されていた筈だから何故この曲を外したんだろう?この曲の尭之さんのギター🎸ソロはとても好きだしぜひライブで聴いてみたかったのに!

もし可能ならば是非花・太陽・雨を含めた完全版と言うのを再リリースして欲しいな!


【Disc 2】
01. 淋しさをわかりかけた時
02. 戻れない道
03. 何もない部屋
04. 悪魔を憐む歌(シンパティー・フォー・デヴィル)
05. アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー
06. 自由に歩いて愛して
07. ハイヤー
08. ゴナ・リーヴ・ユー
09. 祈る

PYGってやはり凄いバンドだったことが改めて分かりました!

本当に再結成した姿を一夜限りでもいいから観たかったなぁ〜!



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