ミカウバー日記!音楽とグルメと旅行が好き!

今まで参戦したライブや訪れた内外の場所や食べ歩いたお店などを中心にその時感じた雑感について書いていきます!

幻のバンドPYGについて ④

2020-05-27 08:45:00 | ジュリー
PYGの再結成の話と言うのは実は何年か前にあったそうだ。その時意外にもジュリーは乗り気だったけどショーケンの方が体調面で不安があったのか乗り気でなく実現しなかった様だ。

昨年ショーケンが亡くなった時に結構長い間病気と闘っていたことを知ってこの決断にも納得した。

オリジナルのPYGのメンバーで今も健在なのは元タイガースのサリージュリーそして元スパイダースの大野克夫さんの3人だけとなってしまった。

👆サリーはベースプレイヤーとしても素晴らしい

👆何やかんや言われてもやっぱりジュリーのヴォーカルは最高!

👆大野さんは作曲の才能は勿論の事、キーボードプレイヤーとしてもピカイチでした!

しかし、6人中3人が既に彼方の世界の住人になってしまったのは寂しいとしか言いようがない。

2年前の尭之さんそして昨年のショーケンの相次ぐ他界は本当にショックだった。
PYGのオリジナルメンバーで最初に脱退した大口広司さんは旅立ってしまったのも1番早かった。11年前のことになる。大口さんの後にメンバーになったのが原田裕臣さんだったので尭之さんとショーケンが健在ならまだ再結成出来たんだよね。

彼らがどんなライブをしたかを知るのは唯一公式にリリースされた田園コロシアムでのライブ盤のみだ。当時このライブ盤が出ていたのは勿論知っていたけど何故か買おうとは思わなかった。

それから時が流れCDで復刻版が出たので迷わず買った。




Disc 1】
01. ブラック・ナイト
02. ウォーキング・マイ・シャドウ
03. エヴリ・マザーズ・サン
04. カントリー・コンフォート
05. ビッチ
06. スピード・キング
07. カウボーイ
08. ラヴ・イン・ヴェイン
09. トゥ・ラヴ・サムバディ
10. トラヴェリング・イン・ザ・ダーク

【Disc 2】
01. 淋しさをわかりかけた時
02. 戻れない道
03. 何もない部屋
04. 悪魔 (シンパティー・フォー・デヴィル)
05. アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー
06. 自由に歩いて愛して
07. ハイヤー
08. ゴナ・リーヴ・ユー
09. 祈る

2枚組ではあるけど1枚目は全曲カバー、しかもDeep PurpleFree それにStonesRodのカバーが目白押しだ。音自体はもう一つ良くないけど演奏はかなりしっかりしていてこのバンドの演奏技術が高いことが伺い知れる。

マジやん!本当にロックしたかったんや!

しかしジュリーDeep Purple Free を一生懸命本家に近づけようと歌っている様は今となっては却って新鮮に思える。

しかしこのライブのカバーの選曲はオールディーズではなく当時流行っていた曲を取り上げているところが凄い。しかも渋いよね。

Stonesの曲をショーケンが歌っているのも凄い。元々テンプターズの時にStonesの曲をショーケンが歌っていたらしい。このアルバムでは3曲Stonesのカバーをショーケンが歌っているんだけどLove In Vain以外は歌詞はメチャクチャでぶっ飛んだ。

え〜!何歌ってるのか全く分からん!

とにかくノリだけで突っ走っているんだけど正にショーケンワールド全開だ!

しかしよくそのままレコードにして出したなぁと正直思う。この凄まじいBitchがあったからこそLove In Vainが凄くまともに聞こえた。これが味があって良いんだよね。

Stonesのカバーに限って言うとジュリーもタイガース時代カバーしてたSatisfactionTime Is On My Sideと言うメジャーでお馴染みのナンバーをセットに入れていないのが凄いね。ジュリーだってStonesのカバー歌いたかっただろうに敢えてショーケンに譲ってるいるのだろうか?

この一枚目を聴いてPYGの本物のロックに近づきたいとする思いが伝わってきてような気がする。

アッと言う間に1枚目が終わってしまい2枚目にCDを入れ替えたのは言うまでもない!

PYGのオリジナルのライブバージョンも早く聴きたい〜!



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