僕はドラマや映画は洋物を観ることの方が圧倒的に多い。特にドラマは海外のドラマの方がストーリーもドラマにかけるお金も日本のそれとは比べ物にならないほど素晴らしい。僕の住んでいるエリアはケーブル放送なのでFox やスパドラやAXNと言った海外ドラマ専門チャンネルをよく見る。
このチャンネルでは字幕版と吹き替え版の両方の放送を行なっていることが殆どなのだが極力字幕版の方を観るようにしている。
それは吹き替え版の声のイメージで慣れ親しんでいる俳優さんの生の声を聞くと吹き替えと実際の声のギャップにビックリすることが少なくないからだ。
でも、僕は吹き替え自体を否定するつもりは更々ない。やはり字幕を追うのが苦手な方や日本語の方がすんなり入るからいいとおわれる方も多くいる。そう言った方々に海外の良い作品を抵抗なく楽しんで貰えるのは吹き替え版だと思う。そう言う意味で吹き替え版の果たす役割というのはとても大きいと思う。
例えば刑事コロンボも小池朝雄さんの声があまりにもピーターフォークのイメージにピッタリだったのでそのイメージが強すぎて後に字幕映画のピーター・フォークの声とのギャップに驚いた事がある。日本で刑事コロンボが長年にわたって愛され続けたのは小池さんの声の功績が本当に大きいと思う。もし最初から字幕版で放映されていたらここまで日本人に愛されるドラマになっていなかったかもしれない。
◆ピーター・フォーク◆
コロンボはこの人をおいて他には考えられないですね。
◆小池朝雄さん◆
小池朝雄さんのコロンボは絶品でした。
クリント・イーストウッドの吹き替えも山田康雄さんのあの渋めの声で慣れ親しんでいたしイメージがバッチリだったので実際のクリント・イーストウッドの声が思ったより高い声なのでこれまたびっくり!
◆クリント・イーストウッド◆
僕の年代だとクリント・イーストウッドと言えばダーティーハリーですね。
◆山田康雄さん◆
ルパン3世もハマり役だったけど
クリント・イーストウッドもバッチリ決まってました。
特に昔放送されていた日曜ロードショーや月曜日洋画劇場と言った洋画の番組や海外ドラマの番組は殆どが吹き替え版だったので外国の俳優さんの声のイメージは日本の吹き替えの声優さんのイメージにリンクしていた。
ところ映画観に洋画を見に行くようになったり今のように海外ドラマ専門チャンネルで普通に字幕を放送する様になるとその俳優の生の声を聴きたいと言う欲求に駆られるのは致し方ない事かもしれない。
そんな中で個人的に吹き替え版と字幕版の声のギャップを感じなかった数少ないのドラマの代表作は名探偵ポワロとジェシカおばさんの事件簿だ。
名探偵ポワロのデビッド・スーシェと吹き替えの熊倉さん。これ程ギャップがないドラマは無いと思う。
1番原作のポワロに近いと言われているデビッド・スーシェのポワロを見事に日本語版で再現している熊倉さんはさすがと言うしかないです。
◆デビッド・スーシェ◆
◆熊倉一雄さん◆
熊倉さんはまさに日本版のエルキュール・ポワロでした。
それともう一つはジェシカおばさんの事件簿のアンジェラ・ランズベリーと吹き替え版の森光子さんも違和感なく観ることができた。
◆アンジェラ・ランズベリー◆
◆森光子さん◆
まさか大女優の森光子さんが海外ドラマしかもミステリー物の吹き替えをやるなんて信じられなかった!
でもアンジェラ・ランズベリーのイメージと森さんのイメージがバッチリとあっていてこれもビックリしました。
声によるイメージって本当に大事ですね!
最近特にアニメや海外ものの吹き替えに安易にアイドル系を使う事が少なくないけどああ言う使い方は是非やめて頂きたいと切に思います。
日本の声優さんも素晴らしい方々沢山いるので
もっと声優さんを大切にして欲しい。
素敵な海外の作品をもっと身近に楽しみましょう!
写真は合っていますが・・・
両人ともザ・ガードマンの常連役者でしたけどね。
ご指摘ありがとうございます😊
見事に名前間違ってました。
早速訂正させていただきました。
以後気を付けます。