曲は再びKeithのギター🎸全開のロックナンバーHow I Wish が始まる。
これはカッコ良いわ!Keithが気持ちよさそうにギター🎸をかき鳴らしている様が目に浮かんでくるようだ。
Stonesのアルバムに入っていても違和感なく収まる曲だ。元々Stonesの曲にはMick Version とKeith Version があるという事を聞いたことがある。実際このアルバムには収録されていないけど次のStonesのアルバムSteel Wheel に収録されているAimost Hear You Sigh はKeith のヴォーカルで録音されていたらしい。とてもメランコリックなバラードだけどKeith Versionもいつか正式に出して欲しいね。
続くRockawhileは単純なフレーズが延々と繰り広げられるJam Session の様でStones のExile On Main St.のあの頃の混沌とした感じが出ていてクセになりそう。途中から入るサラダッシュのヴォーカルもいい。
ここで再びStonesが帰って来たと思わせるWhip It Up が始まる。恐らくこの曲もMickが歌いたがるんじゃないかなぁと思う曲だ。そして何とこの曲のバックヴォーカルには今はBoss夫人となっているパティ・スキャルファが参加していると知って2度ビックリ!この曲でもKeithのギター🎸リフは絶好調だ!
軽快なロックンロールの後はメランコリックなギターに乗せてKeithが歌うバラードLocked Awayが登場。サビの展開が最近のStonesのKeithの歌うバラードを彷彿とさせる展開になっている。Keithはこのアルバムを出して以降ヴォーカルに味が出てきたと思う。特にKeithの歌うバラードが本当に良いんだよね。Keithにしか歌えないバラードだと思う。
そしてアルバム最後を飾るのがSteve JordanのドラムにKeithのギター🎸リフが絡みついて来て始まるIt Means A Lotだ。このこの曲もまるでJam Session をやっていてそのまま曲にしてしまった感じがする。シンプルな展開なんだけど聴いているといつの間にか身体でリズムを取り出す様なそんな感じの曲だ。エンディングも長いセッションが続いてフェイドアウトせずストンと終わりアルバム自体の締めとしてもいい感じだと思う。
こうしてKeithの初ソロアルバムは終わった。
この時のKeithがやりたい音楽を思いっきりやっている感じだし、リードヴォーカルもKeithがとっているんだけどギターリストとしてのKeithが全面に出ているのでStonesのアルバムに比べてイントロが長めでしっかりギターリフが炸裂している。そしてKeithにしか出せないあの独特の間が本当にカッコ良いアルバムだった。
昨年もこのアルバムの30周年記念でリマスターとボーナストラックが付いたアルバムが出たんだけど何故か国内盤はリリースされなかったのだ。
売り上げ的には大ヒットとまで行かなかったけどKeith Richards の魅力と凄さを十二分に示してくれた傑作アルバムだと改めて思う!
でもやっぱりStonesのアルバムが聴きたくなるんだよな!
◆Talk Is Cheap ◆
リリース 1988年10月3日
チャート 全米24位
Track Listing
02. Take It So Hard
03. Struggle
04. I Could Have Stood You Up
05. Make No Mistake
06. You Don't Move Me
07. How I Wish
08. Rockawhile
09. Whip It Up
10. Locked Away
11. It Means A Lot
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