僕が初めて映画館で観た外国映画は燃えよドラゴンと死ぬのは奴らだの2本だ。それまで外国の映画はテレビの月曜ロードショーや金曜ロードショーで日本語吹き替え版を見ていた。
当時僕の住んでいた田舎町の2番館で2本立てで上映していたのだ。丁度ブルース・リーの映画が話題になっていた時だったので友人達数人と観に行く事にした。
確か1本目が燃えよドラゴンだったと思う。
と言うことで今回はこの映画の思い出を書いてみたいと思います。
この映画を観た時の衝撃は凄かったね。
それまでのアクション映画はピストルやマシンガンのドンパチや時代劇のチャンバラしか見たことなかったので素手のパンチとキックのみで大勢いる相手をバッタバッタと倒していく様は芸術的ですらあった。
カッケ〜!ブルース・リー強すぎじゃん!
いきなりカンフー映画の迫力の洗礼を浴びちゃいました!
この映画はストーリーは良くある展開なんだけどテーマ曲がカッコいい。この曲聞くだけでゾクゾクワクワクしてテンションが上がる。
僕にとって燃えよドラゴンのテーマとロッキーのテーマそれにスターウォーズのテーマの3曲がテンションアゲアゲになる映画音楽だ!
この時の映画鑑賞が僕にとっての初めてづくしの経験だった。
①初めて日本語字幕版の外国映画
②生まれて初めてのカンフー映画
③初めての日本人以外の東洋人が主役の映画
当時の映画館ましてや2番館は今ほど音響効果もシートのクッションも良くないとは言え、それまでゴジラものの怪獣映画や東映マンガ祭りでしか映画館に行ったことなかったので、目の前で繰り広げられるブルース・リーのカンフーシーンは本当に迫力があってスクリーンに釘付けになった。
とにかく初めて見るブルース・リーは素晴らしかった!
ブルース・リーカッコよすぎ〜!
劇中のあの怪鳥音は衝撃的だったね!
アチョ〜!
この映画を観た後皆んながブルース・リーの真似をしてアチョ〜!が流行ったのは言うまでもない。
そしてもう一つヌンチャクも衝撃的だったね。
元々防御用の武器だけどそれを見事に攻撃用の武器として使っていたよね。そしてこのヌンチャクを振る舞わす様が本当にカッコ良すぎました。
これも後日技術科の授業で出た木材でそくせきのヌンチャク作って真似をした奴が多かった。中にはスリコギの大きいのを買ってそれを繋げてヌンチャクにした奴もいました。
そして相手に一撃を喰らわせた後の絞り出す様な声と物悲しいあの表情がこれまたたまらないんですよね。
僕がこの映画を観た時ブルース・リーは既にこの世の人では無くなっていた。
その後彼の作品、ドラゴン危機一髪・ドラゴンへの道・ドラゴン怒りの鉄拳は全て観たけど燃えよドラゴンの時の感激は残念ながら得ることが出来なかった。それほどこの作品のインパクトは強かったです。
もしブルース・リーがもう少し長生きしてくれていたらカンフー映画はどんな発展を遂げてきただろう?
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