一泊した後、スケジュールに沿って、動き始める。長ーい1日の始まりだ。
まず午前中は、ディジョンに行き、「モーゼの井戸」を見学し、お昼は家に帰って食べ、
午後から大阪のフランスフェアに来ていたジャムを作っていた農家を訪問。
そして夕方は、やはりフランスフェアに来ていたディジョンのマスタード大使との約束があり、マスタードの原料の畑に行くことになっている。
一日目から、ハードなスケジュールである。
朝食を済ませると、台所で早速奥さんが、お昼の用意とデザートの用意をしている。
昼は「ブッフ・ブルギニヨン」(牛肉の赤ワイン煮)で、ブルゴーニュの名物だ。最初に訪問したときから奥さんのご自慢の料理で、年季の入った煮込み鍋に、アルマニャックというフランスの有名なお酒を入れて、火をつけるところまで、エスカレーターは見せてくれた。
デザートにはリンゴのタルトを準備していた。
そして、エスカレーターとともに、ディジョンまでトラムに乗っていく。トラムは、ディジョンの名物カシスの色だ。
シャンモル修道院のモーゼの井戸は、今は修道院は病院になっているそうで、庭にある井戸を見学することができる。
六角柱には、旧約聖書の予言者が彫刻されている。ぽつんとそれだけがある。
屋外でこの日は冷えたこともあり、あまり時間を取らず、ブルゴーニュの生活博物館というところへ行った。
未訪だったので、生活様式や文化理解もでき、とても興味深く、ゆっくり見ることができた。
そして、家に戻り、お昼ご飯。もちろん奥さんの料理はおいしそうにできていた。
付け合わせも、出来ていた。
どうやら、夜の準備もしているらしい。
この年代くらいの、ザ・フランス人は、朝こそワインは飲まないが、昼も夜もワインを必ず飲み、チーズも昼夜ともに食べ、デザートももちろんという人が多い。
ここでは、私もいつも同じように頂くことになる。