【東日本腎不全研究会 情報交換コーナー】
ここでは,東日本腎不全研究会の参加メンバー同士で行った情報交換の内容を紹介しています。
2024年1月18日 担当:東都大学 清水美和子
Q 能登半島地震後の被災をふまえた災害時透析医療に関する各施設の対応と予防策の見直しは?
A:
・東日本大震災から13年が経過した今、災害対策への意識が薄れていた現状がある。
・災害時の透析医療セミナーなどの定期的な受講は、透析患者の命を守るためには必要ではないか。
・災害を想定した具体的な行動を患者と一緒に考える。
・当該施設が災害に遭った場合、患者に対し替わりに透析が受けられる近隣施設を具体的に示している
・ドライウエイトの把握と患者情報の共有を徹底している。
・災害時の避難所で配給される食品について、摂取を控えるべき食品名を具体的に提示する。
・透析施設と患者宅の距離を把握し、ケアマップ?を活用する
・災害時の道路寸断や交通渋滞を見据え、スタッフの移動手段として自転車を準備している。
・患者の安否確認に重要な通信インフラ等、基地局の停電による通信障害への対策が課題である。
・LINEの活用、連絡網の見直し。
・他施設との連携と自助の重要性を認識した。
・災害医療訓練の実施
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