【東日本腎不全研究会 情報交換コーナー】
ここでは,東日本腎不全研究会の参加メンバー同士で行った情報交換の内容を紹介しています。
2024年2月15日 担当:公立藤岡総合病院 櫻井あかり
Q 地域の看護師のフットケアスキル向上のため、慢性疾患看護専門看護師(CNS)と共同で何らかの活動をしたいと考えている。そこで、現在、透析患者に対して行っているフットケアについて、各施設の取り組みと学習の場について伺いたい。
A施設:透析室看護師は定期的に観察・爪切り、創処置などを行っている。フットケアに積極的な訪問看護師・家族とも情報を共有し、在宅でも継続できる体制が整い始めた。特定の研修や学びの場はない。
B施設:糖尿病看護認定看護師が外来でフットケアを行っている。院内の血管外科も積極的に治療介入している。
C施設:短期入院の患者が多く、透析室では行っていない。外来ではCNS・日本糖尿病療養指導師(CDEJ)がフットケアを行っている。
D施設:看護師が主導的にフットケアに取り組み、観察・ケアを行っている。透析医から相談を受けることもある。他院へ専門的治療を依頼するような重症患者の場合は、単科による局所治療のみでは治癒が難しいと感じる。形成外科・整形外科・循環器科など、総合的に治療できる施設との連携が望ましい。学習の場は日本フットケア学会でのセミナーを利用している。
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