群馬大学 慢性看護学研究室ブログ

患者様や未病の方が、自分らしく生活できるよう研究・探求しています。糖尿病と慢性腎臓病透析予防外来も開設しています。

看護科学教育におけるモバイルアプリケーション: スノーボール法によるスコープレビュー

2024-07-03 17:45:08 | 研究室

<岡研究室 ゼミ紹介>
 毎週火曜日,19:40-21:10,大学院博士前期・後期課程のゼミをオンラインで行っています。今回は,こちらの文献紹介がありました。ゼミはお試し参加でもokです。希望者は,お気軽にご連絡ください!!

<文献1>

Mobile applications in nursing science education: A scoping review with snowballing method

C Ryan, M Vanderburg, R Chugh, K Johnston, R Clapperton, K Bond, M Flanders, C James、Nurse Education Today 138 106215 2024

https://doi.org/10.1016/j.nedt.2024.106215、Journal Impact Factor(3.6)2023

 

看護科学教育におけるモバイルアプリケーション: スノーボール法によるスコープレビュー

 

本研究の目的は看護学生が生物科学の言語を学習する際に、専門用語を理解、活用するのを支援するためのモバイル アプリケーションの使用と有効性を明らかにすることである。2010年から2023年の間に英語で出版された査読済み文献をレビューした。スノーボール法では、対象論文の参考文献リストを検索し、Scopusで上位10位にランクされた看護ジャーナルを二次検索した。看護学生に生物科学/科学の言語スキル、概念、または用語を教える際に使用されるアプリまたはデジタルリソースについて報告している論文を対象とした。

モバイルアプリケーションは、看護学生の教育にプラスの影響を与えている。これらのアプリケーションは、構造化されたコンテンツを簡単に理解できる形式で提供し、貴重なツールである。唯一、ユーザーのインターネットアクセスと学習準備のみ障壁となった。看護科学を教えるためにモバイル アプリケーションを使用することに期待が寄せられているにもかかわらず、生物科学の言語と科学用語に特化したものはほとんどなかった。専門的なアプリケーションを開発することで、看護学生の教育体験を大幅に改善できると考える。科学概念を学ぶ学生の知識獲得に効果があると報告されていることから、アプリケーションを使用して指導することが推奨される。

                                                           (担当:松本)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゼミ文献紹介3件 | トップ | 高度専門職養成推進室のNL »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

研究室」カテゴリの最新記事