美きえの部屋・・・2008~

日々の何気ない出来事などを綴っています。

平成の女道楽・・・

2010-04-24 10:01:00 | 落語他
昨日は 寄席囃子と芸人さんの二つの顔を持つ 関西の
内海英華師匠のイベントがあり 拝見してきました。



「女道楽」とは寄席芸の一つで 大正時代に全盛期を迎えて
いたそうです。
女性の芸人が唄や踊り そして間に軽妙なトークを
はさんで披露する高座で 現在では内海英華師匠が
ただ一人その形を守っているそうです。

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プログラム

ご挨拶          内海英華

 はめもの紹介    
  七度狐        桂 枝女太
               三味線  内海英華・林家和女
               太鼓   林家うさぎ・桂 阿か枝
               笛    笑福亭 喬若
落語      
  バールのようなもの  立川志の輔

落語
  茶漬け??      桂 文珍

お囃子ジャズ  
  宗清 洋と 粋~てすとさうんど
 
トーク TO とーく
  
女道楽
  たぬき        内海英華

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私の師(日本橋きみ榮)も 正しく『女道楽』の芸風でしたが 
私が入門した時には 『芸人』の顔より『邦楽演奏家』としての
顔の方が色濃かったような気がします。

それでも 『女道楽』の祖である立花家橘之助を主人公にした
『たぬき』(山田五十鈴主演)では 音曲監修をしていた事でも
有名で 『浮世節たぬき』は 立花家橘之助→西川たつ
→日本橋きみ榮・・・と3代に渡り伝えられていたようです。

そして この英華さんが4代目になっていくのでしょうか?


立花家橘之助
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E8%8A%B1%E5%AE%B6%E6%A9%98%E4%B9%8B%E5%8A%A9

日本橋きみ榮
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%A9%8B%E3%81%8D%E3%81%BF%E6%A0%84




昨日のイベントは個人的にはすごくラッキーで 1列目のど真ん中
(かぶりつき)だったのです。

文珍師匠の高座を生で見るのは初めてでしたし 志の輔師匠の落語も
御簾の方から拝見したことはあっても 正面から拝見したのは
初めてで なんてラッキーなんでしょう!

英華さんの高座は 『たぬき』が15分ほどあるので 他の唄は
殆んど唄われなかったのですが それでも はめものとして
唄われた曲も入れると 伊勢音頭 さわぎ 淡海節などを
唄われました。

肝心の『たぬき』は 関西風なのか 私の知っているものとは
少し違うところがありましたが とても素敵に演奏されていました。

私も 自前の会では『たぬき』を演奏した事がありますが 
舞台では演奏した事が無いので ちょっと頑張ってみようかと
背中を押された気がしました。

本当に良い刺激になりました(^-^)v


コメント (2)
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