南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

合気道&マラソン&テニス めいっぱい動く

2006年10月30日 | ミクロネシアの生活
めいっぱい、動く一日。

ワークショップが終了し、ほっと一息ではなく、怒涛の土曜日。
朝5時に起床。
コロニアで5キロを走るFUNマラソンが開催されるので、仲間と出ました。
6時集合だったのに始まったのは7時過ぎ。
5キロも走れるのかな?とかなり不安でしたが、とりあえず走ってみようと。

仲間の隊員は大学時代からマラソンをずっとしているので先頭集団であっという間に見えなくなってしまいました。

最初は、ゆっくりゆっくり亀のように走っていました。
雨が降ってきたので、暑くなく、あまり汗もかかずに走れました。

これはもっと速く走れるし、速く走ったほうが楽かもしれないと思って途中でスピードをあげました。
5キロなんて短いのかも知れませんが、マラソンなんて出たことがないので、ペースが全く分かりませんでした。
終盤で給水の水を飲むと、どっと疲れが出てしまいました。

このマラソンで一番気をつけたこと。
それは、怪我をしないこと。

なんといっても訓練終盤でフリスビーをしていて、肉離れになり派遣延期になりかけたので、こんなことで怪我をするわけにはいきません。

そしてどうにか一度も休むことなくゴールまでたどり着きました。
5キロを20分台で走れたので、かなりいいペースらしいです。(仲間が言うには)

僕はこつこつ努力するのが苦手なので、マラソンはかなり苦手ですが、この国では時々こういう大会が開かれるので、これからも参加しようかなと思います。

そして、少し疲れたので昼寝をして、今度は今日あるチャリティーコンサートで実演する合気道の練習をしました。

子宮がんのためのチャリティーコンサートでした。仲間の隊員がそこでピアノとバイオリンのジョイントをすることになり、他にも何か出れるものはないか?とみんなで頭をしぼって?隊員が活動している合気道を実演することにしました。

「本当はウクレレで出たいなあ」とも思ったのですが、今回は諸事情があり次回に見送り。
(次回があるかどうかは知りませんが・・・・)

合気道の隊員は女性です。僕らは投げられ役専門。

受身を練習しました。一応柔道をしていたので、受身はもちろんできるのですが、足を下げて後ろで交差するのがちょっと違うところありましたが、どうにか。

練習後にテニスコートを見るとスタッフの方がテニスをされていたので、仲間と一緒にいって参加させてもらい、2試合しました。

正直、マラソン・合気道で体というより、集中力がきれてしまっていました。

そして午後6時半からチャリティーコンサートがスタート。

仲間の音楽隊員のピアノ演奏。かなり聴きごたえがありました。

ながなが続く、抽選やお話にかなり待ちくたびれましが、やっと本番。
道着に着替えて、マットを引いて、受身やミクロネシアのポリスが技をかける役になってぼくらが技をかけられて受身で倒れます。

ポリスが思い切り力を入れるので、思わず「あいてて」と言ってしまいました。
すると聴衆がかなり笑って受けてくれました。

そうそうなぜポリスかというと、合気道は隊員が警察官の訓練のために技術指導しているため、ポリスで熱心な人は合気道ができます。

後でビデオで見ましたが、まあにわか合気道では、上出来だったと思います。

合気道隊員は、この日のために合気道を現地の人に広めようと一所懸命に英語と格闘していました。

そして打ち上げをかねて少しのみに行きました。ビリヤードは完敗でしたが。
マラソン・合気道・テニス、それもワークショップの次の日にこれだけいろいろなことをするってことは、日本では考えられません。
でもなんだかここなら、とりあえずできること、やりたいと思ったことはやってみてから考えようと不思議に思えます。

日本ならちゃんとひとつするのに万全に準備をして望むので、このような参加の仕方は、恥をかくって気持ちが働くかも知れません。
(もちろん合気道は合計3回練習しましたが)

気楽に参加する、やってみる、それはともすればいい加減だと人の目に映ったりするかもしれません。でもそれが良いかどうかを決めるのは本人以外の誰でもないなあと思います。

人に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせてさえいなければ。

南の島は、本当にのんびりしています。
そして、待ったり、こんないい加減なことでいいの?と日本人の感覚では思ってしまいます。
でも自由な雰囲気で気負わずに参加したり、素直に物事に楽しめるよさがあります。

どっちがいいのか?それは僕にはわかりませんが・・・

あとマラソンは現地の人がかなり参加していましたが、それでもスタッフはフィリピン人が中心だったり、速く走る人は現地の人だったりします。
また参加者の割合もやはりアメリカ人など欧米の方が多いような。

そしてチャリティーコンサートは、それ以上に現地の人ではなく、欧米・フィリピンなどの方が中心でした。
それがこの国の今の現状だと思います。

もちろん主役は現地の方々ですが、欧米の人や資本、フィリピン人の労働力などがこの国の大きな力として支えているのもまた事実です。

今日は、そんなことも感じた一日でした。

これからも現地の人と膝を交えること。そして全く違う現地の世界にも(このようなチャリティー)触れ、一方向ではない、いろいろなこの国の側面、世界を知っていきたいと思いました。それがきっと思いこみではない、本当の理解に繋がると思います。
コメント
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