南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

尊敬すべき存在

2006年09月28日 | ミクロネシアの生活
ポンペイで尊敬すべき日本人

昨日参観に来てくださった事務所の方は、僕が尊敬しているポンペイの日本人の一人です。

私よりもちろん年上ですが、きっとたくさんのご苦労をされながらお仕事をされてきたこと、しかし、それをすべてご自分の大きな財産として大切にされておられるのが、ひしひしと伝わってきます。

先日はテニスが大好きなので、ご一緒させていただき、練習をしました。
僕の苦手なボレーを集中的に教えてくださいました。途中で汗がだらだら滴り落ちてきて、「すいません、水をください」と言いたかったのですが、言えずに練習し続けました。
(決して、怖い方ではないので)

そして我々にお話をしてくださる時に、いつも心に残る言葉を下さいます。
歓迎会では、「君たちは、日本の代表としてここに来て活動している誇りをわすれずいてください」と言われました。そして「時々でいいから、ここに何をしに来たのかを思い出しながら活動してください」と。

このミクロネシアは、本当に快適な場所です。常に緊張を必要とするような伝染病や治安の悪さもないですし、肉食・缶詰中心の食事ですが、日本食さえ口にすることもできる。決して豊富とはいえませんが、自分が生きていくために必要なものは、適正価格で手に入れることができる、反日感情が皆無に等しいなどなど。ともすれば、赴任していることを忘れてしまいそうです
そんな私たちの心を察して、「時々思い出してください」と話してくださったのだと思います。

また「誇り」という言葉もとても心に染み入りました。今私たちは、日本で「誇り」という言葉を意識することがあるでしょうか?自分を振り返るとなかなか思いを持ちにくい言葉だったように思います。僕には幼稚園の先生としての「誇り」は常に持っているつもりですが。
しかし、海外に特に開発途上国に行くとその誇りは特に意識する必要があると思います。

それは、欧米では日本人でいる自分をともすれば卑下してしまうこともあります。(勝手な妄想にすぎませんが)しかし、我々が活動する任国では日本人は一種の憧れの存在です。
それに甘んじるという意味ではなく、そういう対象であるからこそ、しっかりと現地の人の気持ちを汲んで行動する必要があるという意味に捉えました。
そして所長はたくさんの厳しい環境の開発途上国で仕事をされてきたのですが、「君たちは苦労していない、私のころは大変だったんだよ」というような自分の経験をひけらかしたりされることは決してありません。

いつも、我々の目線まで降りながら、的確に高所から見守っていてくださっているように思います。

私は幼稚園という職場で長年勤めている関係で魅力的な女性にはたくさんで会える機会があるのですが、なかなか素敵な経験をつまれた男性と出会えるチャンスはありません。
ですので、この任国でたくさんお話を聞かせて頂き、自分も少しでも所長に近づけるようになりたいと思います。

尊敬すべき人は大切です。私は人間とは真似ることから学習すると思っています。子供の時はもちろん、大人になってもからも。具体的にこんな人になりたいと憧れる事、そしてその人から実際の行動や言動から学ぶことで人間は成長できると信じています。
尊敬すべき人から学ぶ、そしてそんな尊敬すべき人多くの人と出会えるようにしたいと思います。

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