2007年がスタートしてはや3週間が過ぎました。
ブログの更新が1週間に1度になってしまい、まずい書きたいことがないわけではないのですが、先週は、ポンペイの先生を対象にしたワークショップに算数向上プロジェクトとして4日間出たので、朝は幼稚園、昼からタクシー飛ばして、いろいろな場所に行っていました。
僕の仕事はと言えば、相変わらずです。なかなかポンペイ語が上達せず、単独で日本のような授業をするのは、難しいです。
それに僕は、あくまで現地の先生におこがましいですが、僕の姿を見て何か感じてもらうことが出来ればと思っているので、僕が進んでどんどん日本式の幼稚園の授業を見せるだけに終始しないようにしたいと思っています。
今まで幼稚園で取り組んできた幼児への算数指導は、まだ完璧ではないのですが、1-10までがわかったり、多くの子どもが書けたりできるようになってきているので、現地の先生は安心しているようです。
今現地の先生達が気に掛けているのは、「A・E・I・O・OA・U・H・・・・」と20あるポンペイ語の発音を言えるようになることとそれが書けるようになること。
こちらの先生は、せっかちというか、子どもが少しずつ分かるということを感じ取ることが難しいようです。
つまり、早くたくさん教えたい。それも子どもがどう感じているかは、あまりじっくり考えずに。なので今までも何度もこの発音の文字(ポンペイ語の文字)については、現地の先生が指導しているのですが、一向に子ども達の理解が進みません。また、子どもが文字を書く紙も何のヒントや興味もないただの白紙だったり、ちょっと工夫していて線が引いてある程度なので、子どもはすぐに退屈してしまいます。
そこで、先生と話し合って、大文字と小文字(Aの場合、Aとaの両方を教えます)を教えることは難しいこと、そしてなにより、毎日5-8文字を一度に時には一度に20文字を教えることは、子ども理解につながらないことを話しました。
そして、20文字だから、1文字ずつ教えていくと、週5日×4週間=1ヶ月で全ての文字を教えることが出来ることを伝えました。
実はこのことは前にも話したのですが、現地の先生は「たくさん教えたい」という気持ちが強く、納得してもらえませんでした。
今回は、今子どもがあまり興味を持っていないこと、理解が深まっていないこと、それに僕との信頼関係が少しずつだけど構築され始めていることなどなどがあって、「それならやってみる」と言ってくれました。
といっても教え方が急に変わるわけではないので、一日一文字を教えるワークシート(本当はこんな形は僕の望むところではないですが、書けるようにするためにはやはり実際に書かないとね)を作成しました。
昨日はその初めての授業で「Aとa」を教えました。
「A」は最初の文字なので、子どもも知っている子が多く、また最初にAの書き方、Aはaramasという人という意味の言葉の「A」ということ、そして大文字と小文字を一度に書いていたのを改め、大文字と小文字を別々に書くようにしました。
Aの罫線を引いて3行書きます。内容は
1行目は、僕がAの点線を引いているのをなぞる。
2行目は、半分は僕がAの文字を書いているところをなぞり、後は罫線に自分で書く。
3行目は、全部罫線の上に自分で書く。
その後は小文字を同じように。
今まで殆ど書けなかった子もやってみようとしたり「先生これどう書くの?」と興味を持ったり、「出来た」と嬉しそうに持ってくる子もいて、もちろん間違いなどもありますが、全員が一枚の紙にぎっしりAとaを書くことが出来ました。
早く終わった子どもは、僕がARAMASとして書いた人間や大きく書いたAの文字を色で塗りました。
子どもが書いた紙を先生が集めてなにやら・・・
ワークシートにセロテープを張り、1人1人の子どもに壁に張るように言っています。
これって子どもが楽しくできたクリスマスの飾りと一緒。
それって今日の授業はうまくいったって事かな?
明日からもこのやり方でやってくれると良いなあと思っています。
凄く遠回りのようですが、今現地の先生が求めていることに対して、教育的意図をもちながら、しっかりとサポートしたり、ファシリテート(導く)したり出来ればと思います。
いくら僕が「日本のこんなこといいよ」と先頭を切って走っても、現地先生が興味を持ってくれなければ、先生達が必要としていなければそれは単なる独りよがりだと感じます。
でもそんな中にも「子どもに愛情を持って接すること」「1人1人をしっかり見て、ここの発達状態に応じて接すること」「活動をする度に子どもが自信と喜びをもつこと」などは、どんな授業であれ、伝えることができるし、実践できると信じています。
ブログの更新が1週間に1度になってしまい、まずい書きたいことがないわけではないのですが、先週は、ポンペイの先生を対象にしたワークショップに算数向上プロジェクトとして4日間出たので、朝は幼稚園、昼からタクシー飛ばして、いろいろな場所に行っていました。
僕の仕事はと言えば、相変わらずです。なかなかポンペイ語が上達せず、単独で日本のような授業をするのは、難しいです。
それに僕は、あくまで現地の先生におこがましいですが、僕の姿を見て何か感じてもらうことが出来ればと思っているので、僕が進んでどんどん日本式の幼稚園の授業を見せるだけに終始しないようにしたいと思っています。
今まで幼稚園で取り組んできた幼児への算数指導は、まだ完璧ではないのですが、1-10までがわかったり、多くの子どもが書けたりできるようになってきているので、現地の先生は安心しているようです。
今現地の先生達が気に掛けているのは、「A・E・I・O・OA・U・H・・・・」と20あるポンペイ語の発音を言えるようになることとそれが書けるようになること。
こちらの先生は、せっかちというか、子どもが少しずつ分かるということを感じ取ることが難しいようです。
つまり、早くたくさん教えたい。それも子どもがどう感じているかは、あまりじっくり考えずに。なので今までも何度もこの発音の文字(ポンペイ語の文字)については、現地の先生が指導しているのですが、一向に子ども達の理解が進みません。また、子どもが文字を書く紙も何のヒントや興味もないただの白紙だったり、ちょっと工夫していて線が引いてある程度なので、子どもはすぐに退屈してしまいます。
そこで、先生と話し合って、大文字と小文字(Aの場合、Aとaの両方を教えます)を教えることは難しいこと、そしてなにより、毎日5-8文字を一度に時には一度に20文字を教えることは、子ども理解につながらないことを話しました。
そして、20文字だから、1文字ずつ教えていくと、週5日×4週間=1ヶ月で全ての文字を教えることが出来ることを伝えました。
実はこのことは前にも話したのですが、現地の先生は「たくさん教えたい」という気持ちが強く、納得してもらえませんでした。
今回は、今子どもがあまり興味を持っていないこと、理解が深まっていないこと、それに僕との信頼関係が少しずつだけど構築され始めていることなどなどがあって、「それならやってみる」と言ってくれました。
といっても教え方が急に変わるわけではないので、一日一文字を教えるワークシート(本当はこんな形は僕の望むところではないですが、書けるようにするためにはやはり実際に書かないとね)を作成しました。
昨日はその初めての授業で「Aとa」を教えました。
「A」は最初の文字なので、子どもも知っている子が多く、また最初にAの書き方、Aはaramasという人という意味の言葉の「A」ということ、そして大文字と小文字を一度に書いていたのを改め、大文字と小文字を別々に書くようにしました。
Aの罫線を引いて3行書きます。内容は
1行目は、僕がAの点線を引いているのをなぞる。
2行目は、半分は僕がAの文字を書いているところをなぞり、後は罫線に自分で書く。
3行目は、全部罫線の上に自分で書く。
その後は小文字を同じように。
今まで殆ど書けなかった子もやってみようとしたり「先生これどう書くの?」と興味を持ったり、「出来た」と嬉しそうに持ってくる子もいて、もちろん間違いなどもありますが、全員が一枚の紙にぎっしりAとaを書くことが出来ました。
早く終わった子どもは、僕がARAMASとして書いた人間や大きく書いたAの文字を色で塗りました。
子どもが書いた紙を先生が集めてなにやら・・・
ワークシートにセロテープを張り、1人1人の子どもに壁に張るように言っています。
これって子どもが楽しくできたクリスマスの飾りと一緒。
それって今日の授業はうまくいったって事かな?
明日からもこのやり方でやってくれると良いなあと思っています。
凄く遠回りのようですが、今現地の先生が求めていることに対して、教育的意図をもちながら、しっかりとサポートしたり、ファシリテート(導く)したり出来ればと思います。
いくら僕が「日本のこんなこといいよ」と先頭を切って走っても、現地先生が興味を持ってくれなければ、先生達が必要としていなければそれは単なる独りよがりだと感じます。
でもそんな中にも「子どもに愛情を持って接すること」「1人1人をしっかり見て、ここの発達状態に応じて接すること」「活動をする度に子どもが自信と喜びをもつこと」などは、どんな授業であれ、伝えることができるし、実践できると信じています。
突然のコメント失礼します。この度、「お役立ちブログリンク集」という
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結構です。ありがとうございました。