今日は、シニアボランティアがこのポンペイを旅立って、日本へ帰国されるので空港へ。
すると見慣れた子どもの顔が、そうクラスで一番何でも一生懸命なWelperson(愛称Jun)。
彼は前々から「アメリカに行くんだ」と言っていました。それが今日だったのです。
今日は空港にJunのお父さんのように20代前半のミクロネシア人男性がいっぱい。
そう今日は、アメリカへの集団就職のようです。行き先はノールカロライナ。
ミクロネシアはグアムのようにアメリカの準州ではありませんが、自由協定をむすんでいるので、ミクロネシアの人はVISAなしでアメリカで働くことが出来るのです。
ですから行く気になれば今日思い立ったらすぐにいけます。
ノースカロライナやオレゴンなどポンペイ人が集落を作って暮らしている州があるそうです。アメリカ人に比べれば低賃金で雇えるのでアメリカ本土ではミクロネシア(ポンペイ)人の需要はあるそうです。
確かにこのポンペイでは努力して働いてもその努力が必ず報われるとは言い難いです。
その点アメリカでは頑張れば、たくさんのお金が入ってきます。
そんな当たり前の資本主義の考えの中で生きていた僕なのに、今日はなんだか「行かないで欲しい」と思いました。
この島は開発途上国ですが、人が暮らして行くには本当に良い島です。
平和で、食べ物には困らないし、みんな仲良しだし。
こんな島で暮らしてきた人が厳しいアメリカの社会でやっていけるのか?
僕の可愛い生徒のJunは、そんな中で生きていけるのかな?
それがホントに幸せなことなのかな?
彼は意味も分からず「アメリカに行く」と夢の国へディズニーランドへでも行くような心境でしょうが、そんな夢のような暮らしが待っているとは僕には思えません。
人にとってお金は大切です。同じ働くならたくさんお金がもらいたい。それは多くの人が思うこと。でもお金だけのために生きているのではないことも、同じようにたくさんの人が分かっています。
Junのおばあさんやいつも幼稚園に来てくれていた曾おばあさんは、しっかりとJunを抱きしめます。僕も彼をぎゅっと抱きしめました。
もう彼と会う事なんて、一生ないことでしょう。僕にとって。
今までたくさん子どもと別れは経験してきましたが、こんな不安な気持ちになったのは初めてかもしれません。
今まではどちらかというと、(日本では)引っ越しに不安な両親に「大丈夫ですよ、子どもはすぐになれます。これも人生にとって良い経験です」なんて励ましていたけど、今回は逆です。
別れを悲しみながらアメリカへ希望いっぱいの両親に僕は「Good luck」というのが精一杯でした。
僕がまだポンペイの幼稚園に馴れないときに「ソンバタ(先生)ラカップ(明日)マトン(遊べる)?」と一生懸命聞いてくれることが僕の支えでした。
本当にJun、君と出会えて楽しかったよ。これからも君のイイトコロをいっぱいアメリカでも広げてね。ポンペイの事を忘れないでねと言う意味を込めて、Pohnpeiと刻まれたブレスレットを手につけました。お母さんがなくしたら困るから「お母さんがつけておくわ」という手を振り切って、車のハンドルに見立てて気に入って遊んでくれていたJun。
本当に君のことを忘れないよ。一生。
すると見慣れた子どもの顔が、そうクラスで一番何でも一生懸命なWelperson(愛称Jun)。
彼は前々から「アメリカに行くんだ」と言っていました。それが今日だったのです。
今日は空港にJunのお父さんのように20代前半のミクロネシア人男性がいっぱい。
そう今日は、アメリカへの集団就職のようです。行き先はノールカロライナ。
ミクロネシアはグアムのようにアメリカの準州ではありませんが、自由協定をむすんでいるので、ミクロネシアの人はVISAなしでアメリカで働くことが出来るのです。
ですから行く気になれば今日思い立ったらすぐにいけます。
ノースカロライナやオレゴンなどポンペイ人が集落を作って暮らしている州があるそうです。アメリカ人に比べれば低賃金で雇えるのでアメリカ本土ではミクロネシア(ポンペイ)人の需要はあるそうです。
確かにこのポンペイでは努力して働いてもその努力が必ず報われるとは言い難いです。
その点アメリカでは頑張れば、たくさんのお金が入ってきます。
そんな当たり前の資本主義の考えの中で生きていた僕なのに、今日はなんだか「行かないで欲しい」と思いました。
この島は開発途上国ですが、人が暮らして行くには本当に良い島です。
平和で、食べ物には困らないし、みんな仲良しだし。
こんな島で暮らしてきた人が厳しいアメリカの社会でやっていけるのか?
僕の可愛い生徒のJunは、そんな中で生きていけるのかな?
それがホントに幸せなことなのかな?
彼は意味も分からず「アメリカに行く」と夢の国へディズニーランドへでも行くような心境でしょうが、そんな夢のような暮らしが待っているとは僕には思えません。
人にとってお金は大切です。同じ働くならたくさんお金がもらいたい。それは多くの人が思うこと。でもお金だけのために生きているのではないことも、同じようにたくさんの人が分かっています。
Junのおばあさんやいつも幼稚園に来てくれていた曾おばあさんは、しっかりとJunを抱きしめます。僕も彼をぎゅっと抱きしめました。
もう彼と会う事なんて、一生ないことでしょう。僕にとって。
今までたくさん子どもと別れは経験してきましたが、こんな不安な気持ちになったのは初めてかもしれません。
今まではどちらかというと、(日本では)引っ越しに不安な両親に「大丈夫ですよ、子どもはすぐになれます。これも人生にとって良い経験です」なんて励ましていたけど、今回は逆です。
別れを悲しみながらアメリカへ希望いっぱいの両親に僕は「Good luck」というのが精一杯でした。
僕がまだポンペイの幼稚園に馴れないときに「ソンバタ(先生)ラカップ(明日)マトン(遊べる)?」と一生懸命聞いてくれることが僕の支えでした。
本当にJun、君と出会えて楽しかったよ。これからも君のイイトコロをいっぱいアメリカでも広げてね。ポンペイの事を忘れないでねと言う意味を込めて、Pohnpeiと刻まれたブレスレットを手につけました。お母さんがなくしたら困るから「お母さんがつけておくわ」という手を振り切って、車のハンドルに見立てて気に入って遊んでくれていたJun。
本当に君のことを忘れないよ。一生。
久しぶりに元気そうな顔を拝みました!
頑張ってな~!
出会いが始まった瞬間にたった一つ決まっていることは、別れが来るって事ですからね。
『出会いが始まった瞬間にたった一つ決まっていることは別れがくるってこと』
何度も 経験していながら 『別れ』というのは ときに 辛く 悲しいものですね。
↑この言葉 おかりしてもいいですか?
いろんな素敵な曲ができあがっていきますね!