南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

自分は無力だけど、できることはあるはず。

2007年10月09日 | ミクロネシアの生活
この島の現実。

今日ワークショップ会場でいつも幼稚園におばあさんらしき人と来る子どもがいます。

この島ではお母さんが働きに出て、おばあさんが子どもの面倒を見るのは珍しくないので、気に留めていなかったですが、ワークショップ会場でおばあさんが連れてきた子どもとウクレレで歌を歌っていたらおばあさんが「この子のお母さんはアメリカに働きに言っているのよ、この間電話であなたが教えてくれたその歌を嬉しそうに電話で歌っていてお母さんも喜んでいたよ、他に覚えた曜日のこととかもね」と教えてくれました。

この島にはたくさんの方が近辺にグアムやハワイ、またアメリカ本土に働きに行きます。

以前紹介したように家族みんなで移住することもあるけど、母親だけというケースもあります。ちなみにこの島では、若くて結婚せずに赤ちゃんを身ごもりシングルマザーになることが多々あります。なので、子どもの為に?親のためにかは、分かりかねますがいい働き口を求めてアメリカに行くこともよくあることです。

この島の人は、アメリカで働くためにビザを取る必要がないので、親戚などがアメリカにいれば、簡単に働くことができるのもその要因のひとつ。

この問題は、日本から訪れている僕にとってはかなり深刻な問題です。

日本ではお母さんが子どもを置いて、外国にいくなんてことは、考えられないから。

日本人的に考えれば、一緒に子どもといてあげてほしい。この島は母親と子どもが暮らしていくことができる島だから。

でも、やはり人は一度経済発展、消費社会に浸かると、そこからは抜け出せないのかな?って。

日本でも子どものため、親のため?って首を傾げてしまうこともありますが、やはりこの島にも同じように首を傾げてしまう、いや首をかしげることしかできない問題があります。

日本でも海外でもこういう問題に直面すると自分は無力だなって改めて思います。

そして僕にできることは、そんな子どもたちの笑顔をいっぱい作ることだなって。

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2 コメント

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Unknown (bluestar)
2007-10-10 21:34:59
本当に そうですね。自分達の力では どうしようもないことってありますよね。その人の運命のレールみたいなものは きっと誰にも変えることはできないのでしょうけど、hiroさんのおっしゃるように 笑顔をいっぱい作ることだったり 何かを増やすことはできるかもしれないですね^^
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Unknown (hiro)
2007-10-11 04:59:09
コメントありがとうございます。
国も環境も考え方もすべてが異なると、自分の考えを理解してもらうということが非常に難しいです。理解してもらおうと気負いすぎるとうまくいかないし、でも諦めてしまっては何も前に進まないし。そんな繰りかえしです。
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