笑の輪  ~えみのわ~

「大工集団 楽居」の家づくり
~家づくりのあれこれ・楽居の日常~

日本の森~世界の森

2009-03-16 22:42:03 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

今日のTV「カンブリア宮殿」は林業についてでした。

親方から良く聞いていた 日本の今の人工林は・・・・


という話 




「家」をつくる立場として 密接に関係してくる「山」

今の日本の山は確かに手入れをされた「山」よりも
背の高い木が ヒョロヒョロともやしのように生え

地面は 地肌がむき出しで 木の根も
むき出しになってしまっている・・・・・

そんな「山」が多いのでは



かと思えば アラスカの「森」は50年前から
原生林の伐採が始まったらしい・・・・



アラスカでは 木は伐っても植林されることなく
実に広大な「森」がなくなってしまっている。

そしてアラスカで伐った木の約5割は
日本に輸入されている・・・・・・。







何かがおかしくないですか?!






世界では たくさんの木が伐られ
日本では「木」の流通価格が下がり
林業が衰退したために

「山」も衰退している。




なぜ?









ただ 単純に思うことは






日本の約7割は 「山」で





そこには たくさんの「木」があるのに・・・・・





番組の中で 東京の林業家の方が

もう15年ほど植林ができずにいると・・・・





その言葉が 今の日本の全てを現しているように
感じました。


自然素材がとか国産材がとかが 特別なことではなくて
昔は そこにあったもので 「家」を
ただ単純につくっていただけで

今 そこにあるもので 作っていないだけ






楽居は 大工が当たり前の事を
当たり前のように やっているだけ・・・・





昔の大工のように