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映画・ルージュの手紙

2017年12月26日 | 映画(海外)

 

原題 SAGE FEMME
英題 THE MIDWIFE
2017年 フランス

  

 

パリ郊外の小都市で助産婦として堅実に暮らしているクレール(カトリーヌ・フロ)、49歳
ある日、彼女のもとに30年間姿を消していた継母・ベアトリス(カトリーヌ・ドヌーヴ)から突然電話が入ります
ベアトリスが家を出てからすぐ父親が自殺してしまったことで今でもクレールはベアトリスを許してはいませんが、彼女が脳腫瘍で先行き短いと聞かされ見捨てるわけにもいかず、電話で呼び出されてはパリまで会いにいきます
クレールとは真反対に借金にまみれ、酒、タバコ、ギャンブルが大好き、クレールの服装をダサイと切り捨てるベアトリス
自由気ままに生きる彼女に苛立ちを隠せないものの気になって仕方のないクレールでした

 

ベアトリスさん、あなたはヒドイ人だと切ってしまうこともできますが
そんなキャラもカトリーヌ・ドヌーヴだから許せてしまいます
自由奔放なドヌーヴと抑圧的なフロ
2大女優が実に味わい深く演じています
クレールの恋人・ポール(オリビエ・グルメ)やクレールの一人息子・シモン(カンタン・ドルメール)の男性陣もいい味を出していたと思います

 

原題の日本語訳は“助産婦”
多くの出産シーンが出てきますし、ラスト近くの台詞からもクレールが生命の誕生に関わる自分の仕事に誇りを持っていることがよくわかります
しかし、日本ではそのままではあまりにストレートすぎますかね
ふむ、確かに“ルージュの手紙”でした

 

フロが着ているとベージュの皺くちゃのコートも悪くないように見えるのが不思議^^
でも、終盤のネイビーのコートのほうが生き生きして見えました

 

 

 


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