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吉田篤弘「雲と鉛筆」

2018年08月21日 | や・ら・わ行の作家

 

ちくまプリマー新書
2018年 6月 初版第1刷発行
127頁

 

ぼくは屋根裏部屋に住み、鉛筆工場で働いている
大きなことが書かれた小さな本を読み
遠い街に出かけて、友人とコーヒーを飲む
鉛筆を削って、雲を描き、姉に手紙を書いて、人生を考える

 

 

短いお話の中にキラキラ光る言葉がたくさん出てきます

例えば
ものは自分の外にしかないが、『気づいた』ものの多くは自分の中にある
こんな嬉しいことはなかなかない
本というのは、大きなものを小さなものに収めてあるのが身上で、ここで云う「大きなもの」とは物理的な大きさではなく、人間の「考え」や「知恵」や「思い」といった計り知れないもののことである

 

 

本書はちくまプリマー新書の300冊目の本です
ちなみに200冊目も吉田さんで「つむじ風食堂と僕」でした
この調子なら400冊目も間違いなく吉田さんですネ^^

装幀デザイン担当は創刊当初からずっと吉田ご夫妻のクラフト・エヴィング商會
本屋さんのちくまプリマー新書のコーナーでは装幀を見るのも私の楽しみのひとつになっています

 

いつも、吉田さんを読んだ後は心地よくゆったりとした気持ちになれます
主人公の静謐さでしょうか

 

主人公の所属している部署は〈2B部〉
私が職場で使っている鉛筆は“B”と“F”です(^_^)/

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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読了 (Todo23)
2019-08-19 15:26:45
読み終えて、他の人の感想をググって居たらこちらに当たりました。

如何にも吉田さんという話。
何やら様々な蘊蓄がちりばめられて。。。
ただ、どこか留まらずにスルスルと流れ落ちてしまう。
こういう本は図書館から借りたりせず手元に置いて、折に触れめくって見る方が良いのでしょうね。
返信する
Todo23さん (こに)
2019-08-20 08:28:12
いつも訪問&コメントありがとうございます。
おや、こんな小さな砂粒のようなブログに辿りつきましたかw

吉田さんはいつも手元に置いておいて、ふと思った時に好きな頁から何度も読みたい作家さんです。
多作なのも嬉しいです♪
返信する

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