訳・唐木田みゆき
ハヤカワミステリ
2021年11月 発行
344頁
アイルランド沖、泥炭と湿地に覆われた無人島、コーモラント島のフォーリー館でメディアで活躍する男女の豪華な結婚式が開かれようとしていました
花嫁は急成長中のオンライン雑誌の創設者
花婿はテレビで自分のサバイバル番組を持つ人気者
2人の家族、友人知人が祝福に集まる中、凄惨な事件が発生します
フォーリー館に集まった誰も彼もが思惑や秘密を抱えています
徐々に明らかになる事件の全貌
誰が殺し誰が殺されるのか
暴風雨に閉ざされた島での群像劇を時系列を交錯させ描きます
男性陣がクズばっかり
女性もそんな男性たちにいいように扱われても歯向かうこともしない
そんなイライラが続きます
でもなぜか読むのを止められず、終盤になるにつれ布石が回収されていくのは面白かったです
被害者に同情の余地なし!です
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