連続ドラマWOW
2010年 全5話
シネフィルWOWOWにて
原作 髙村薫「マークスの山」
閑静な住宅街で起きた暴力団員殺人事件
時を置かずして法務省官僚が殺害され、暴力団殺人事件と同じ手口であることから事件を関連つけて捜査を始めようとする警察ですが、上層部から合同捜査はなしという不可解な命令が下ります
警察も地検も何かを隠しているようで捜査はなかなか進展しません
同時に描かれるのは医療刑務所を出所して間もない若者と女性看護師の生活
事件と彼らはどう繋がっていくのでしょう
捜査一課、合田雄一郎警部補に上川隆也さん
東京地検検事、加納に石黒賢さん
マークス=水沢裕之に高良健吾さん
1995年制作の映画も観ましたが、崔監督の暴力の描き方が苦手
それに、時間制約の分、原作の重厚さを描き切れていなかったと思いました
比べて、本ドラマは、髙村さんによる、硬質な文体、重厚なテーマ、緻密な描写による圧倒的なリアリティによって紡ぎだされた世界観を見事に映像化できていたと思います
高良さんが素敵なのです
犯人役なので素敵というのはアレですが、良いのです^^
北岳山頂で発見した水沢に合田がかける言葉、水沢が握りしめていたノートの切れ端に泣けました
原作は文庫版を読みましたが北岳山頂のシーンで完でした
ドラマでは水沢の死から半年後を描きますが、これはオリジナルでしょうか?
髙村ファンとしては不要かと思いましたがどうでしょうネ
面白かったです
近々シネフィルWOWOWで「レディー・ジョーカー」も放送されます
映画はやっぱり少し残念だったのよね
ドラマに期待します♪
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