筑摩書房
2020年11月 初版第1刷発行
179頁
34歳になる独身女性・柴田
理不尽な雑用、セクハラ等、女性差別的な職場にキレて「妊娠してます」と口走った妊婦ライフ
偽の妊婦を演じることで空虚な日々にささやかな変化を起こしていきます
「偽装妊娠」とは面白い設定です
彼女はどうやって産休まで会社をだまし続けるのか
また産休明けはどうするのか
会社を辞めてしまうのか
後半で意外や意外にも…そうだよね~でした
産休、育休明けで戻った職場は、それなり雰囲気が変わっていて女性差別は和らいでいました
新卒の就職説明会で柴田が話した内容がナイス
これは女性にしか理解できないかもしれませんねぇ
この職場、柴田の扱いは腹立たしいのですが妊娠、出産に関してはきちんと対応してくれて悪くはないんじゃないかと思いました
世の中、柴田以上に辛い思いで働いている女性はゴマンといます
仕事以外、家庭でもね
本書を読んで、男性はどんな感想を抱かれるのでしょう
聞いてみたいです
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