あの子

立ち止まると

座り込んでしまうから

しんどくても歩き続けよう


ふっと集中力が途切れると

あの子を思ってしまうから

作業を続けよう


思い出すのが辛いから

悲しいから

今は全速力で体と頭を動かそう


あの子が思い出にかわるとき

身体中でたくさん、たくさん

思い続けよう

あの子の顔をいつまでも忘れないように

青い空

今朝、一番に郵便局からお香典と叔母への手紙を送った

空を見上げると青い空

とても暑くて汗が流れる

涙が溢れてその汗とまじりあう


まっすぐに生きてきた従妹


世の中の不条理を思うと心は痛い


母が生きていたら

叔母の辛さを少しでもやわらげる事が出来たのかもしれない

しかし

子供に先立たれた叔母の深い悲しみ、何にも出来ない

高齢の母を残して旅立った従妹もどんなにか無念だったろう

私に出来ることはただ故人を偲び
遠く離れた場所から叔母の心に少しでも寄り添うことだろう

明日は葬儀

ただただご冥福を祈るのみである

叔母の

あなたはちゃんと健康管理しなさいよ

その言葉が切なくて

ありがたくもあった

東京に行こうとも考えたけど

叔母は私の姿を見るのが辛いだろうなって

昨年亡くなった私の母を思い、叔父を思い出すだろう

三木からそっと手を合わせよう


そして

年内には必ず叔母に会いに行こう