2014年公開
スタッフ・キャスト
解説
監督はコリン・トレヴォロウ、主演はナオミ・ワッツとジェイコブ・トレンブレイ。
本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2020年5月16日にNetflixで配信された。
ジェイデン・リーバハー(Jaeden Lieberher)とジェイコブ・トレンブレイ(Jacob Tremblay)が、ナオミ・ワッツの長男と次男を演じる、特異な犯罪ドラマ。
あらすじ
11歳のヘンリーは天才児。
経済にも詳しく株や投機で貧しい家計を助けようと必死だ。
彼には、8歳になる弟ピーターがいる。
2人はとても仲がいい。一家3人で一番ダメなのが離婚してシングルマザーとなった母。
別れた夫の立派な家に住んでいるが、生活は厳しくウエイトレスをして子供たちを養っている。
彼は近所に住むクリスティーナに恋心を抱いていたが、彼女は父親から虐待を受けていた。
福祉課長と警察署長は旧知の仲なので、真面目に取り合おうとしなかったのだ。
だから、疑惑を持たれている人物の目の前で、被害者に真偽を尋ねるような馬鹿げたことを平気でする。
ヘンリーは、役所は全員つるんでいるので、自らやるしかないと決断する。
何とかしてクリスティーナを救いたいと思ったヘンリーは、そのための作戦を一冊の赤いノートにまとめた。
しかし事態は急変する。
ヘンリーがベッドから床に落ち、痙攣で震えている。
ERに連れていかれたヘンリー。
息子さんには腫瘍があり、腫脹しています。最重要の器官にも接していますという医師。
ヘンリーはそのまま手術室に連れていかれる。
病室の中はブラインドが下りて暗い。
母は寝ている。ヘンリーは、急に苦しくなり、無理やりベッドから這い出すと、腕に付いた電極を外す。
そして、窓まで這って行くと、何とかブラインドを開けようとする。
電極が外れた警告音で起きた母が、「何してるの?」と慌てて近寄る。
看護婦も急いで飛んでくる。ヘンリーは、もう目が見えないのか、「ママ、どこにいるの?」ともがき苦しむ。最期の言葉は、「空が見たい」だった。母は、涙に咽んで息子を抱き締める。
自分の部屋に戻ったピーター今は、ヘンリーのベッドを使っている。
紙箱につっこんであった赤いノートに ピーターの目がとまる。
読んではいけないノートを見てしまったピーターは、慌てて母のところに駆けて行く。
「ヘンリーは、ボクらに グレンを殺して欲しいんだ」
真夜中。母も、かつてヘンリーが見たように、義父によるクリスティーナの暴行を目撃する。
やむなく、母は、赤いノートに頼ることにする
母は、ヘンリーの声に誘導される形で、殺人計画にのめり込んでいく。
校長の告発を受け警察が身柄の拘束に向かったのだ、母は、校長から、たった今、義父が自殺したと知らされる。
数日後、母が、クリスティーナの永久親権を獲得する。
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