Wikipediaによると人口約1,000万人(2006年調べ)。広さ12,000km2。
人口は東京と同じくらい。
広さは東京都6個分(東京都:約2,000km2)。
人によってピンとくる尺度が違うと思いますが、長野県とほぼ同じ面積です。
えーと...成都って市ですよね?、この時点で日本の感覚では理解が追い付きません。
という基本的なところから入ってあとはミクロな経験談を。
打ち合わせが終わり、火鍋をつついている時に成都のお客さんが教えてくれました。
「成都の人はその日のお金はその日の内に、月の給与はその月の内に使い切る!」
まあ、そんな姿勢が良いか悪いかは別として、江戸っ子のような粋なところ、明日には明日の風が吹くといった潔さがあるらしい。
続けて教えてくれました。
「成都の人は余所者を差別しない。上海の人は余所者を馬鹿にする。でも成都は違う。他省でも日本人でも差別はしない!」
(と言った後、散々日本の某業界の文句を言っていたのは聞かなかった事にしましょう)
真偽は分かりませんが、生まれも育ちも成都の人が言うのだから一理あるのでしょう。
ではその理由はどこにあるのか?
聞くところによると、名物の火鍋は元々まかないの一つだったと言われています。
当時は売り物にはならなかった牛や羊など内蔵を捨てるのはもったいない。それで鍋にして食べた事が発端。内蔵の匂いを消すため、香辛料を大量に入れ匂いを抑え同時に辛味で殺菌を行った。
「その日の内に使い切る」には、お金にしてもモノにしても少しも無駄にはしない。昔から、そんな「使い切る」事への心構えがあるのかもしれません。
また、調べてみると成都が属する四川省は平地が多く気候も穏やか。川が多く水源が豊富で農業が盛ん。水力を利用した発電所も多数あり。そしてチタンなどの天然資源にも恵まれている。
そんな恵まれた省の省都。
他の省に頼らずに自給自足が可能。そんな日々の暮しには困らない環境が上記のようなある意味豪快で無駄がなく、心が広い(?)性格につながったのだと思います。
そんな暮らし易い成都ですが、ここ数年の異常な物価上昇にお客さんが嘆いていました。
「3~4年前はK社で100元でよかったチップが今では最低300元。どうなってるんだ!」
なるほど。そうやってその日の金はその日の内に消費しているのね、と呆れた...いや感心した晩餐でした。
人口は東京と同じくらい。
広さは東京都6個分(東京都:約2,000km2)。
人によってピンとくる尺度が違うと思いますが、長野県とほぼ同じ面積です。
えーと...成都って市ですよね?、この時点で日本の感覚では理解が追い付きません。
という基本的なところから入ってあとはミクロな経験談を。
打ち合わせが終わり、火鍋をつついている時に成都のお客さんが教えてくれました。
「成都の人はその日のお金はその日の内に、月の給与はその月の内に使い切る!」
まあ、そんな姿勢が良いか悪いかは別として、江戸っ子のような粋なところ、明日には明日の風が吹くといった潔さがあるらしい。
続けて教えてくれました。
「成都の人は余所者を差別しない。上海の人は余所者を馬鹿にする。でも成都は違う。他省でも日本人でも差別はしない!」
(と言った後、散々日本の某業界の文句を言っていたのは聞かなかった事にしましょう)
真偽は分かりませんが、生まれも育ちも成都の人が言うのだから一理あるのでしょう。
ではその理由はどこにあるのか?
聞くところによると、名物の火鍋は元々まかないの一つだったと言われています。
当時は売り物にはならなかった牛や羊など内蔵を捨てるのはもったいない。それで鍋にして食べた事が発端。内蔵の匂いを消すため、香辛料を大量に入れ匂いを抑え同時に辛味で殺菌を行った。
「その日の内に使い切る」には、お金にしてもモノにしても少しも無駄にはしない。昔から、そんな「使い切る」事への心構えがあるのかもしれません。
また、調べてみると成都が属する四川省は平地が多く気候も穏やか。川が多く水源が豊富で農業が盛ん。水力を利用した発電所も多数あり。そしてチタンなどの天然資源にも恵まれている。
そんな恵まれた省の省都。
他の省に頼らずに自給自足が可能。そんな日々の暮しには困らない環境が上記のようなある意味豪快で無駄がなく、心が広い(?)性格につながったのだと思います。
そんな暮らし易い成都ですが、ここ数年の異常な物価上昇にお客さんが嘆いていました。
「3~4年前はK社で100元でよかったチップが今では最低300元。どうなってるんだ!」
なるほど。そうやってその日の金はその日の内に消費しているのね、と呆れた...いや感心した晩餐でした。
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