滋賀県にもレイカディア大学といって高齢者の学びの場があります。私もずっと以前にここで「歎異抄について」を学んだことがありました。
京都の知り合いが京都高齢者大学のパンフレットを送ってきてくれ、見ると懐かしい講師の方々の名前を目にしました。場所もこんなところにあったのか地下鉄で行けばすぐだわ・・・と思いました。沢山興味のある講座もあり一度行ってみようかと思っています。スポットで受講出来るようです。
年金者組合鎌倉支部のH.Pに掲載されていました。
年金トピックス No.11 2013年3月25日
年金問題の最新のニュース、情勢を“年金トピックス”としてお届けしています。執筆は、年金者組合神奈川県本部特別執行委員で、鎌倉支部の年金学習会の講師を務めていただいている社会保険労務士の夏野弘司さんです。
年金の後納のための貸付制度・ローン導入が一部実現しました!!
国民年金保険料「後納制度」を活用して無年金者を救済しよう!!
昨年10月から「年金確保支援法」に基づく国民年金保険料の「後納制度」が、2015年9月までの3年間に限って実施されることになった。昨年8月から該当する人に「国民年金保険料の納付可能期間延長のお知らせ」が日本年金機構から送られており、年金事務所でも特別相談コーナーを設置して相談に対応している。
日本年金機構の発表では、2月末現在で「お知らせ」の送付件数が1335万件に対して、後納保険料の申込受付件数が49万件とわずか3.7%となっており、この制度の活用が低調なため、活用を勧めるPRを盛んにすすめている。
後納制度のお知らせが届いても、後納の申込みが少ない理由は、いくつかあると思われるが、中でも多いのは、過去数年間の未納期間分を一括で納付する場合は、数十万円の保険料額になるため、その資金の工面に困っている人が多い。まだ年金受給年齢に達していない人は、2015年9月までに分割して納めれば将来の年金につながることとなるが、既に65歳過ぎて無資格の人は、借金してでも一括納付すれば、すぐ翌月から年金が受給できることになる。
このことに関して、私が昨年11月1日付け朝日新聞「私の視点」欄に投稿した「ローン導入で無年金者救え」に対して、最近二つの具体的な反応があった。
ひとつは千代田区が貸付限度額33万円まで、無利子の「国民年金保険料後納制度の利用に係る応急資金の貸付制度」をつくり、年金事務所にも連絡し、3月から相談・受付を開始している。
二つ目は全日本年金者組合で中央労働金庫に要請した結果、労金独自の「年金ローン制度」として、今年4月から12月の期間限定だが、後納保険料の借り入れができることとなった。(詳しくはお近くの労金支店で確認してもらいたい)
今、年金を受給している人には関係ないことだか、ご家族やお知り合いに「後納制度」に該当する人がいれば、消費税増税や生活保護費引き下げなど、無年金者は一層厳しい状況を迎えているのだから、無年金者を救済するため、みんなで「後納制度」の活用を勧めてもらいたい。
また、千代田区の後納保険料応急貸付制度をさらに多くの市区町村にも普及させるため、年金者組合各支部で対応する行政に働きかけをすすめてもらいたい。
社会保険労務士 夏野弘司