こんにちは!年金者組合南大津支部です。

高齢者が安心して暮らせる社会を!

「ルポ 難民化する老人たち」を読んで。

2017-07-28 | 管理人の日記

知人が貸してくれた「ルポ 難民化する老人たち」を読んだ。

本の初めの部分に全日本年金者組合東京本部年金相談室長の芝宮忠美さんの言葉が出てくる。

「私自身も下流老人の一人です」と語っておられ、あと芝宮さんの生活が写真入で10ページ近く書かれており」、全日本年金者組合が「年金引き下げ違憲訴訟」を起こした過程や内容も載っていた。

表紙の裏には

「大きな社会変化の中で立ちすくむ高齢者たち

ひと昔前は、老後と言えば「悠々自適」という言葉が決まり文句のように冠されていた。一線を退いた後は仲間と趣味に興じて、夫婦で旅行に出かけ、気前よく子や孫に小遣いを渡して歓心を買うーー。

しかしそんな時代は変わった。生活保護支給額よりも低い国民年金に頼る者は貧困に喘いでいる。

個の時代は孤立死の問題までももたらした。超高齢社会の到来に、介護問題も噴出している。

こうした大きな社会変化の中で立ちすくみ右往左往する高齢者たちを丹念に取材したルポタージュ。」

と書かれていた。

少々 心が重くなったが、これが現実だと受け止めなければならないし、年金者組合の役割は大きいと感じた。

つい先日も同じ年金暮らしの方と話したが、国民年金額が満額6万5千円だということや、生活保護基準以下で暮らす高齢者が多くいるということすら初めて知ったと言われ、こちらがびっくりしてしまった。

是非 読んで欲しい一冊。


(市民アピール)市民の宝 「市ガス」を守ろう!

2017-07-26 | 他団体取組み

(市民アピール)市民の宝 「市ガス」を守ろう! 

市民のみなさん 

 いま、大津の市ガスが民営化されようとしています。

 昭和12年の創業以来、市民の暮らしを支え、地域経済の発展に寄与してきた、市ガスの民営化は、私たち市民にとって納得できるものではありません。

民営化しようとする理由は

市は、民営化する理由として「電気の自由化に続いて、4月1日からガスも自由化され、民間ガス事業者が電気とのセット販売等で競争をすすめれば、市内事業所や市民の乗り換えが進み、その結果、市ガスの経営が不安定になり、料金も保安やサービスも太刀打ちできなくなる」としています。

大津の市ガスは黒字経営、西日本でも一番安い料金

 市ガスが「赤字」であるなら検討することも必要かもしれません。しかし大津の市ガスは「赤字」どころか黒字であり、大津市の公営企業の中でも経営が一番安定しています。しかも、西日本でも一番安い料金です。

市民にとって市ガスは財産です。この財産を手離してもよいのでしょうか。

公共の果たす役割とは

市ガスは、市民にこれまで低廉な料金で提供し、安心・安全なガスを使い続けるために、無料で各戸に定期的に点検を行うだけでなく、高齢者宅の安全点検訪問も実施しています。上下水道料金と併せて料金徴収することで、様々な暮らしの相談にも対応できています。また、市ガスの収益から小・中学校のエアコンの設置に補助を行うなど、市民生活にも還元されています。今後も計画的に導管整備など未供給地域への拡張をしていくことも可能です。民間事業者では儲けることを優先しますが、公営だからこそできるのです。

市ガスの民営化を許せば水道事業も

いま、大津市では市の卸売市場、老人保健施設ケアセンターおおつ、ごみ処理施設など、次々と民営化の計画が進められています。なぜでしょうか。それは、政府が財界の要請に応えて「公営事業の産業化」を推し進め、「民間にできることは民間に」を合い言葉に、公の責任を放棄させ、民間事業者に儲けの機会を提供しようとしているのです。

 今後、市ガスが民営化されれば、あらゆる大津市の事業について民営化が検討されることになります。すでに、上下水道の民営化も検討されています。

これでは市民生活の安心・安全の確保は保障されません。地方自治体は、住民の命と暮らしを守ること、その公共性を貫くことが求められています。民営化はこれを放棄するものです。

市民のみなさん 

 私たちは、市民の暮らし・地域経済を守るために「大津市ガスを守る市民の会」を結成し、市民のみなさんの賛同をよびかけます。

 ぜひ、あなたの暮らしを守るために、共に力を合わせましょう。

2017年 6月 5日

大津市ガスを守る市民の会準備会

(会のよびかけ人は裏面に掲載しています)

(一部新婦人大津支部ニュースより転載)

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